CL第3節 10/21 バルセロナVSアヤックス 試合評価
■ 目次
試合での問題点
もっと2列目からの飛び出しがあっても良かった。ラキティッチがもっとゴール前に顔を出す事により、攻撃の厚みと相手を自陣に押し込む事に成功するだろう。場合によってはボランチの選手が上がっても良いと感じる。
チームの不安は少なかったが、何よりもピケの不安定さが目に付き過ぎていた。コンディション、精神の不安定、集中力の欠如など何が原因かは分からないが、今までのバルサのピケの中でもトップクラスに悪い状態だ。
試合での良好点
守備の切り替えが本当に早い。相手を囲むスピードが速く、アヤックスの技術ある選手からもボールを素早く奪う事に成功していた。引く時の選手の位置取りも良く、守備のブロックがしっかり構成されている。
サイドから逆サイドへのサイドチェンジによる展開が良く、パス回しに安定感があった。状況で良い判断が出来ており、あいまにイニエスタ、メッシー、ネイマールを経由する事により、スピードアップの可能性も含め、ボールがよく落ち着いていた。
選手評価
()内は、1~5段階評価で3が普通、5で最高、★はマンオブザマッチ
GKステーゲン(3)
1失点はしたもののセービングする機会は少なく、足元のプレーも比較的落ち着いてさばけていた。大きな問題はなかった。
DFアウベス(4)
右サイドの攻撃に大いに貢献していた。裏への飛び出し、サイドの起点など申し分なかった。クロスだけは無理に上げなくても良いかも。
DFピケ(1)
あまりの不安定なプレーにバルサファンも驚いているだろう。判断の遅さ、体の鈍さ、対応の悪さとあまりにもバルサのCBのレベルのプレーが出来ていない。
DFバルトラ(3)
率なくプレーしていた。ボールカットや繋ぎで安定しており、失点シーンなどのPA内でのマークに少し不安はあるが、大きな問題にはならないだろう。
DFアルバ(3)
アウベスが高い位置を取る事により、守備に重点を置きプレーも安定していた。時より攻める攻撃時には、相手のサイドの裏を何回もえぐれていた。
MFマスチェラーノ(3)
攻守において問題なく安定していた。守備力ではずば抜けており、守備の心配はほとんどなかった。唯一言えるのは、ディフェンスのカバーも出来るようになれば完璧に近い。
MFラキティッチ(3)
あまり目立つ事はなかったが、攻守で地味に貢献していた。試合終盤のファールを数回受けてたシーンでは、さすがスタメンに名を連ねる選手と感じさせた。
MFイニエスタ(4)★
攻撃のタクトを振っていた。ボールの引き出し、キープ力、パスの展開など中盤で何回もボールを落ち着かせた。守備でもしっかり周りをカバーしていた。
FWペドロ(3)
少しペドロの良い所が見られた。シュートが入っていれば良かったのだが、そこまでのチャンスを何回か手に出来ていた。この調子を続けて欲しい。
FWメッシー(4)
攻撃時の圧倒的なバルサのエースだ。何を取ってもレベルが高く、文句を言える事は少ない。ベンチ時の顔が寂しそうだったのが、子供のように試合に出たい気持ちを表していた。
FWネイマール(4)
この試合でもゴールを決めた。ドリブルで相手を切り裂くことに成功する機会が多くなってきた。本当に止められない選手になり始めたと実感できる。
FWサンドロ(4)
試合終盤に試合を決定づけるゴールを奪えた。動き出しやプレスなどでもチームに大きく貢献していた。
FWムニル(2)
「う~~~ん」という内容の試合がここ最近続いている。顔の表情からも焦りが見られる。もっと落ち着いて楽にプレーして欲しい。
MFラフィーニャ(2)
イニエスタと変わって入る事により主導権を相手に譲る展開になってしまったが、何よりも試合復帰おめでとう。これからも怪我なく、バルサに貢献して欲しい。
最後のまとめ
絶対必要な勝ち点3を獲得する事に成功した。試合内容も悪くはなく、安定感のあるチームと実感できる。
次のレアルとの試合の為に選手の交代にも成功し、ある程度計算通りの試合をする事にも成功している。
次の第4節のアヤックスとの試合に勝つ事により、グループリーグ突破確定もあるので、次も引き締めて勝利して欲しい。
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