世代交代の若手カンテラ選手を4人ピックアップ MF編

相手に完敗したというより、自分達の出来の悪さによって敗戦したという印象を受けたクラシコから、一夜を明けて冷静になってきたファンも多いだろう。

クラシコで一番残念だったのはなんと言っても、中盤で負けた感があった事である。いやむしろ、シャビとイニエスタが完全に負けたと、認めたくないバルサファンの思い込みなのであろう。

昨シーズンの終盤やブラジルW杯からも分かりだしていた事であったが、今回のクラシコで完全に理解しないといけない事が必要なのだと感じた。

意外に育っていた若手の中盤の選手達!?

バルサの中盤といえばブスケッツ、シャビ、イニエスタの三人を思い出すバルサファンが今でも多いだろう。しかし、現在変化が求められているのは間違いないはずだ。

今シーズンはそこにラキティッチが加入した事により、守備力とフィジカル的に強くなった。一方で攻撃力の低下もしたのも間違いないだろう。

シャビとイニエスタ以降カンテラから育った中盤の選手はほとんど存在しない。ブスケッツとチアゴ(現在はバイエルン所属)の二人ぐらいであろう。

世代交代が必要な瞬間が、本当に目の前に迫っている現在において、期待できるバルサカンテラ出身の中盤の選手を四人ほど、現在の私の順位をつけて紹介したい。

1位セルジ・ロベルト(22歳)

最近の途中交代での試合出場を見ている限り、一番期待できる選手に感じる。今までは周りの選手に遠慮がちでプレーをしており、自分のポテンシャルが発揮出来ていない事が多々あった。

しかし最近は積極的にプレーしており、ボールにも自分から絡みにいけるようになり、自分の殻に少しずつヒビが入ってきた感がある。

プレースタイル的にはイニエスタ寄りのプレーが出来、スピードとドリブルで中盤を動かせる選手である。足元の技術もしっかりしているが、チームへの献身的な精神があり、守備でもしっかり貢献できるだろう。

今の実力ではチームレベルが下がるのは否めないが、残りの前半戦はこの選手に大きく賭けてみても面白いと思う。

2位ハリロビッチ(18歳)

今シーズンからバルサカンテラ(バルサB)に加入した選手である。クロアチア人であり、16歳でトップチームデビューとフル代表デビューを飾った、世界的に見ても将来期待出来る若手選手の一人である。

バルサBではバルサのプレースタイルに慣れるのに苦労している感があるらしいが、実力ならトップクラスなのは間違いない。

プレースタイル的にはトップ下が向いている、シルバとマタを足して2で割ったような左利きの選手であり、ドリブルやワンツーやスルーパスで相手の守備組織を崩せる選手である。フィジカル的にはまだ全然出来ていないが、テクニックなどの攻撃面ではピカイチのモノを持っている。

シーズンの後半戦にはムニルやサンドロのように、トップチームに入って練習させるのも面白いと思う。

3位ラフィーニャ(21歳)

上記にあったチアゴの弟であり、カンテラ歴(13歳で加入)もとても長い選手である。バルサのプレースタイルとプレーを深く理解しており、ルイス・エンリケのお気に入りの選手の一人でもある。

プレースタイル的には攻撃的な選手であり、フィジカル面や強烈な左足が特徴である。まだ完全に把握はしていないが、チームに献身的でチームの為にプレーできる選手である。

怪我もあってここ最近はプレーできない状況もあったが、ここからは少しずつ期待したい選手である。

4位デニス・スアレス(20歳)

今はセビージャにレンタル移籍している選手である。2年のレンタル期間だが、今シーズン終了後には戻る事も可能と言われている選手である。セビージャで大きく活躍している選手である。

プレースタイルはあまり知らないが中盤でテクニックを生かし、主に左でプレーしておりイニエスタに近いボールタッチの仕方をしており、ドリブルやパスやワンツーで相手の守備組織を崩せる選手だと思う。

このままセビージャで活躍してくれて、来シーズンにはバルサに戻ってきてほしい選手である。

サンペルも中盤の選手だが、今回はセンターハーフに絞っているので考慮していません。

 
 

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