リーガ第20節 1/24 エルチェVSバルセロナ 試合前の注目ポイント

エルチェはリーガ第20節(日本時間1/24土曜日の26時キックオフ)で、エルチェ(マルティネス・バレロ)と対戦する。

エルチェとはこの対戦で地味に今シーズン4回目の対戦となる。そして、今回の試合が今シーズンでは正真正銘最後の戦いになる。

今シーズンのの対戦成績3勝(3-0、5-0、4-0)だけ見れば楽勝に思えるかもしれないが、絶対にそんな楽な試合にはならない。

エルチェのホームであり勝負の行方が決まっていた国王杯とは違い、リーグ戦ではエルチェの選手達が100%集中して試合に挑んでくると考えるべきだ。

とはいってもエルチェの戦い方に今までと大きな違いはないだろう。守備ブロックを構成し、ある程度引いた試合の進め方になるだろう。システムは4-4-2で、横幅が広いホームスタジアムをカバーするには、横に開いたときに4人の中盤と4人の最終ラインの選手が必要になる。

エルチェは守って守ってジョナタスの個人技や、クロスに対してのジョナタスの競り合いや、セットプレーでの得点を狙ってくるに違いない。

対してバルセロナはシステムはいつも通りの4-3-3で、アトレティコ戦のようにサイドを起点に攻撃すれば比較的チャンスは多めに作れるだろう。サイドで同数や数的有利の状況を作れば、バルセロナの選手の方がエルチェの選手より1枚も上手なのは間違いないからである。

中盤の3選手でサイドにボールを散らしながら、隙あればスピードを上げて攻撃すれば十分勝つだけの内容になるはずだ。

この試合での1番の心配なことはどんなプレー方法を取るかよりも、選手達が集中してプレー出来るかである。

アトレティコの国王杯セカンドレグが頭の片隅にあれば、プレーが少し雑になったり、プレー内容がスピードダウンしてしまう恐れがある。

この試合の最大の注目ポイントは、バルセロナの選手達がどんなプレー方法を取るかよりも、選手一人一人の集中したプレーの連続によるハイレベルのサッカーの実現性である。

最近のチームの調子なら苦労はしても、取りこぼすのは少し考えられない相手チームのレベルである。そこでいかに相手のレベルのサッカーに付き合わず、バルセロナのチームの完成度を高める為にもハイレベルなプレーが出来るかが重要である。

国王杯セカンドレグのアトレティコ戦も考慮して、何人かの選手はスタメンを外れるだろう。怪我明けのシャビやマテューはスタメンと考えて、その他はそこまでレベルを下げないようにすれば自ずとメンバーは出る。ブスケッツ、メッシー、スアレスは試合の展開次第で、早めにベンチに下げたい。

私の予想スタメンは、

GKブラボ

DFモントーヤ、ピケ、バルトラ、アドリアーノ

MFブスケッツ、シャビ、ラフィーニャ

FWメッシー、スアレス、ペドロ

欠場想定選手

ベルマーレン(怪我)、ドウグラス(怪我)、マテュー(怪我)、マシップ(判断)、ラキティッチ(判断)

 

バルセロナの注目選手

DFアドリアーノ(コンディションの上昇とプレーの復調の兆しを見してほしい。プレーに精彩を欠いてることが多く、他のサイドバックの選手よりプレー内容が悪い)

MFシャビ(怪我明けでの久しぶりのスタメンになるだろう。アトレティコ戦では分からなかったが、コンディションを上げることと試合勘を取り戻してほしい)

FWスアレス(最近のプレーの精彩を欠いてるのは試合に出続けて改善するしかないだろう。そのきっかけとしてゴールやアシストを決めてほしい)

 

エルチェの注目選手

DFダミアン・スアレス(エルチェの不動の右サイドバックの選手。対人では結構強く、対人能力ではヨーロッパリーグレベルの選手だと思う)

MFモスケラ(左利きの守備から攻撃のつなぎ役として活躍する選手。バックラインの前で体を張って中盤のスペースを埋める)

FWジョナタス(今までのエルチェ戦のほとんどで注目選手に挙げているほど警戒する選手。リーグ戦で8ゴールを決め、決定力もあれば個人で打開も出来る)

 

どうしても国王杯のセカンドレグのアトレティコ戦が気になって、選手達は集中するのに難しい試合になるかもしれない。

調子が上がってきたバルサと言えどリーガでは2位であり、レアルとの間に実質勝ち点4差あると考えれば、毎試合勝利をするのは絶対必要になる。

プレッシャーをかけてレアルの取りこぼしを待つた為にも、点差に関係なく勝利が求められる試合になる。

 
 

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