新生バルサ 最大のリクエストはメンタル?
現在のファンはペップ・グアルディオラのサッカーが、まだ頭から離れていないように感じる。
あの時代はもう終わり、新しいサッカーを期待する必要がある。バルセロナではないが、スペイン代表がブラジルW杯で敗退したのもそれが関係するだろう。
バルセロナの戦い方は、常に同じである。パスを回し、相手を崩し、流れの中から多くのチャンスを作り出し、相手にボールを持たせず、相手にチャンスを作らせないのがバルセロナのサッカーと言えるだろう。
現在も将来も、それを求めるのは間違いではない。むしろ、バルサファンはその戦い方が大好きに違いない。また、バルサファンは基本ネガティブに思考する人が多く、その思考が、自分達がボールを保持することに繋がっている。
戦い方を変更しなくても新しいサッカーは、可能である。
カウンターやロングボールを取り入れるというのは、バルセロナには合わないだろう。また、そんなサッカーをしたらファンはどんどん、離れる結果になるだろう。
ルイス・エンリケが新監督に就任したことによって、ルイス・エンリケカラーのバルセロナを見たいのがファンの心理ではないだろうか。
ルイス・エンリケという選手は、現役時代、兄貴とも呼ばれるリーダーであった。また、どの試合でも手を抜かず、相手に敬意を持ち、全力で戦うのが一番の特徴である。
まるで、去年までのバルセロナのキャプテンであるカルレス・プジョルのような存在である。プジョルが嫌いなバルサファンはいないだろう。また、サッカーをしていたり見ている人で、プジョルが嫌いという人を私は知らない。(髪型には色々、賛否があるが)
ルイス・エンリケやプジョルのように戦うチームを見たいものだ。どんな試合でも、手を抜かず、敬意を持ち、勝つチームが希望である。
これを実行するには、毎日の練習を激しく行うことによって可能である。また、謙虚な気持ちを持ち、相手チームを決して過小評価しない必要もある。
サッカーというスポーツは、相手が常に存在する。正直、ほとんどのチームよりバルセロナの戦力は上をいっている。
それに甘えていてはサッカーでは勝てないのである。昨シーズンがそれを証明したに違いない。バルセロナに言い訳は、通用しないのである。
精神論だけでは勝つことも成功することも出来ないのは理解している。しかし、タイトルを獲得するチームというのは、他チームのファンが見ても敬意を示したくなるほど、努力をしているチームになっているものだ。
今シーズンのチームは、そんな努力を怠らないチームになって欲しいものだ。また、ルイス・エンリケならそれが可能なミッションであるに違いない。