【第四話】サッカーを辞めて試合をみまくったことで、、サッカー観が固められた大学時代

高校2年の夏でサッカー部を辞め、そのまま高校は卒業。

大学受験も2つほど受かり、一人暮らしをしたいという理由から、

大阪ではなく京都の大学を選んで、一人暮らしが始まりました。

 

大学でもサッカーを続けるかは悩んで、

もう本格的にサッカーはやりたくないということもあり、

部活ではなくサークルに入ろうと思っていました。

 

僕の大学にはサッカーサークルが2つあり、

ひとつは人数が多くてガチ感のあるサークル(週3回活動)

もうひとつはめちゃくちゃ緩いサークル(週1回活動?)

 

両方とも体験してみようと一度練習に参加したのですが、

ガチ感のあるサークルは上下関係バリバリの、部活に勝利するのが目標!?

めちゃくちゃ緩いサークルは下手過ぎる先輩が威張りすぎ

 

自分の感覚に合うちょうどいいサークルはないと思い、

また高校時代の生活で、尊敬できない人の下につきたくないとも思っていたので、

サークルには入らずに大学生活をスタートさせました。

 

大学生活と言えば女子大生など華やかなイメージですが、

僕の生活は主にサッカー観戦と、

数少ない友達と遊ぶことだけでした。

 

一人暮らしになって最も待ち望んでいたことは、

家にスカパーとWOWOWをつけて、

バルセロナの試合をすべて生放送でみるということでした。

 

引っ越した当日にアンテナ設置しました^^

 

中学時代はバルセロナの試合をすべてみれる環境でしたが、

高校時代になると実家が有料放送を変更したことで、

CLだけみることができなくなりました。

 

だから高校時代は、友人の家に許可をもらって夜中に見にいっていましたね。

家の人に迷惑になるのは理解していたので、

家族の人のためにアイスやお菓子をいつも持って行っていました。

(最低限のことはしていましたが迷惑な奴ですね)

 

 

大学生活になって、バルセロナの試合がすべて生で見れること、

それだけで気分はルンルンです。

 

 

大学生活が始まってみて感じたことは、

小学~高校時代とは違い、自分の時間が多く持てることでした。

 

大学入学当初は2年で卒業単位獲得してやると息巻いていましたが、

1年で受講できる単位数には限りがあり、

最低でも3年ほど通わないと無理だと知ったときはビビりました。

(受験前に調べとけよ!)

 

1日平均3時間ほどしか講義の時間はなく、

大学生活というのは本当に時間が有り余っているんですよね。

多くの人が異性に時間をかけるのもうなずけます。

 

数少ない友達と遊んでいても僕の場合は時間が余る、余る。

小さいときから誰かと遊ぶとき、外に出る必要がないときは

そのほとんどを家の中で過ごしたこともあって、

大学生活も家にいる時間がおのずと増えてきます。

 

バルセロナの試合を見るといってもスペインとの時差により生放送は夜中で、

さらに試合が見れるということでテンションが舞い上がっており、

寝ずの夜中起きっぱなしの観戦というのが当たり前でした。

(これで大学の講義を休んだこともあり、良い子は寝て起きましょうね!)

 

それまでの時間が暇で、やはりみるものと言えばサッカーになります。

初めはスカパーの毎週更新されるサッカー番組をみるわけですが、

それでも時間は余る、余る。

 

時間があるということで、

仕方なくバルセロナ以外のチームの試合を観戦。

スカパーは再放送で、24時間試合の放送をしていたので助かりました。

その時にはプレミアリーグやセリエAといった、

スペイン以外のリーグも多くみるようになってきました。

 

バルセロナ以外の試合を多くみるのはある意味新鮮で、

これだけ継続してみた経験はありませんでした。

試合観戦漬けの日々を過ごし、自分のある変化に気づき始めました。

 

 

これまでは現役のサッカー選手だったということもあり、

選手の立場になって選手目線で試合をみること、

バルサファンというファン目線でしか試合をみていませんでしたが、

監督、第三者、解説と違う目線で試合をみれるようになっていました。

 

バルセロナ以外の試合をみているということもあり、

別にどちらが勝っても気にならないという環境でみたこと

現役のサッカー選手ではなくなって選手目線を離脱したこと

この2つのことにより

ピッチから一歩引いた広い目線で、中立の立場という感情なしに試合をみること

になりました。

 

バルセロナの試合でもこれは自動的にできるようになり、

これまではファンとしてひとつのプレーに一喜一憂していましたが、

どこか引いた目線で冷静に試合をみることができるようになりました。

 

 

ここから僕のサッカー観は固まりだし始めるのです。

 

これまでサッカーの知識や考え方は頭にいくつも入れてきましたが、

そのひとつひとつが結びついていないということに気付いたのです。

 

そこからは試合を見るごとに、これまでのサッカーの知識や考え方は結びつけられ、

ひとつのプレーではなく、試合全体の流れから試合の分析という目線を養いました。

 

大学生活のなかでバルセロナとそのほかのチームの試合を

一歩引いた目線でみたことで、

僕のサッカーを見る目というのはさらに高められ、

知識と考え方が結びついて自分のサッカー観は固められました。

 

 

大学当初はバルセロナのサッカーこそがサッカーであり、

守備を固めるチームというのは悪だ!

カウンターサッカーなど認めない!

という間違った固定観念もありましたが、

そういう固定観念はなくなり、全てのチームを尊重することにもつながりました。

 

 

僕がサッカーの知識や考え方を入れたのがO監督との出会いの中学一年生、

そしてサッカー観が固まってきたのが大学3年と9年間で、

僕は現在のサッカーに対する見方や考え方を手に入れました。

 

いま振り返ると

(時間かかり過ぎ!)

とツッコミを入れたくなる期間ですが、

周りにサッカーに詳しい人がそこまでおらず、

話せる相手がO監督や友達では数人という状況だったことが、

原因だったように感じます。

 

 

僕の学生時代にはインターネットが普及し始めたころで、

ネットの中にサッカーの情報は少なかったですし、

僕自身もインターネットから情報を搾取するということを知りませんでした。

 

現在ではひとり一台スマホを持っているという、

いつでもインターネットにつなげる環境なので、

僕のように9年間もかからずにサッカーを詳しくなることはできるでしょう。

 

僕のブログをチェックするのはもちろんですが、

(いやらしく宣伝しておきます^^)

気になるブログやサイトは日々チェックしておくようにしましょう。

 

日本ではサッカー人気が年々高まっているように思われますが、

メディアの報道による幻想のように感じており、

まだまだ生活の一部というところまではなっていません。

 

サッカーが多くの人の生活の一部となり、

日々の会話でサッカーの話が出始めるころになると、

日本サッカーも強い国のように

確固たるサッカーの力を持つことができるでしょう。

 

何年、何十年かかるか気が遠くなりそうですが、

それまでは僕はなんらかの形でサッカーの普及に関わっていると思います。

 

 

これでバケンジのサッカーのストーリーはひとまず終わりです。

 

 

サッカーというものを難しく考えている人もおり、

サッカーはシンプルなことばで表現できるスポーツなので、

コチラをご覧ください。

↓↓↓↓↓

【番外編】現在のサッカーは“スペースを支配する”ことをしている!

 
 

2 Responses to “【第四話】サッカーを辞めて試合をみまくったことで、、サッカー観が固められた大学時代”

  1. 匿名 より:

    一年位前からバケンジさんのサイトを見させて頂いています。

    私はサッカー未経験者ですが、たまたまテレビで見ていた南アフリカワールドカップの決勝のイニエスタのゴールをみて以来、サッカーの虜になりました。
    当時はオフサイドのルールも知らないし、スペインと聞けばフラメンコと闘牛のイメージしか持ってない18のガキでしたが、今では毎週バルセロナの試合を楽しみにしているクレのひとりです。

    バルサファンではありますが、試合を見ても分からないことが多い私にとっては、バケンジさんのサイトはとても勉強になります。

    サッカーストーリーも読ませて頂いて、これまでたくさんサッカーのことについて考えてこられたから、こんなにも質の高いサイトを作れるんだなと納得致しました。

    いつもコメントとかはしないんですが、多分私みたいにバケンジさんにコメントはしないけれども毎回楽しみに記事をみている人もたくさんいると思いますので、代表しまして。

    いつもありがとうございます。
    これからも楽しく読ませて頂きます。
    応援してます!

    • バケンジ より:

      初コメントありがとうございます!

      初コメントなのに長文とてもうれしいです^^
      全て読ましていただきました。

      まだまだ僕も発展途上で成長していきますので、
      これからもよろしくお願いします。

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