リーガ第33節 4/25 エスパニョールVSバルセロナ 試合前の注目ポイント

リーガ第33節(日本時間4/25土曜日の23時キックオフ)で、エスパニョール(コルネジャ・エルプラット)と対戦する。

現在10位のエスパニョールはヨーロッパリーグ圏内に上がることも、降格圏内に落ちることも考えにくい順位である。1つでも順位表の上にという目標で残りの試合を戦っている。しかし、バルセロナダービーとなるこの1戦では、モチベージョンは勝手に跳ね上がるだろう。

システムは4-4-2であり、前線のセルヒオ・ガルシアとカイセドを中心に攻撃するチームである。まずこの2人にボールを入れて攻撃するのがエスパニョールの特徴的な1つである。特にセルヒオ・ガルシアを中心に。速攻やサイドからの攻撃が多く、最後のフィニッシュには横からのパスやクロスなどが多く使われる。

守備ではフィールドプレーヤー全員で守備をし、人数をかけてプレスをかけてくる。前線からというよりはある程度ラインを下げてから、全員で守備組織を構成する。中盤のプレスは速く、中盤の位置でのボールキープはどのチームでも困難になる。

 

対するバルセロナはバルセロナダービーということもあり、現段階のベストメンバーで試合に挑むだろう。

予想スタメンは、

GKブラボ

DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ

MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ

FWメッシー、スアレス、ネイマール

欠場想定選手

ベルマーレン(怪我)、マシップ(判断)、ドウグラス(判断)

バルセロナは盛り上がっているエスパニョールのコルネジャで戦うこともあり、悪い形のボールロストでピンチを作っては絶対にいけない。スタジアムが盛り上がり、エスパニョールに変な勢いが出てしまう。

この試合でも4-3-3をベースに、パスを回して試合をコントロールする必要がある。しかしエスパニョールの中盤のプレスは速いので、ボールを持つことは難しいかもしれない。

バルサのストロングポイントでもある左でパスを回し、試合を進める必要がある。前線の3人に速い形でボールを回し、そこから攻撃するのが一番シンプルに攻撃できる形になるだろう。

この試合でも前線に頼ることになるが、抜け目のないスアレスのゴールやネイマールの突進からのゴールが、ゴールの形になりそうである。

守備ではエスパニョールの前線の2人を止めることが必要不可欠である。セルヒオ・ガルシアは左右に動きながらボールを受けるので、サイドバックやアンカーの選手と連携してボールを速い段階で奪ってしまいたい。そうすればエスパニョールの攻撃力は半減するだろう。

この試合の注目ポイントは、エスパニョールに攻撃させずに自分達が繰り返し何度も攻撃できるかである。簡単には得点が出来ない展開にはなるだろうが、エスパニョールの体力を奪うためにもボールを回し攻撃する必要がある。忍耐力をもって攻撃し、隙やワンチャンスを活かして先制点が奪えれば、そこからは自分達のペースで試合を進めるのは楽になるだろう。

 

バルセロナの注目選手

MFイニエスタ(最近では絶好調と言われているが、特にプレーに大きく変化はない。この試合でも試合のコントロールと共に、左サイドを活かす為にも後方でのカバーリングをしながら、相手の攻撃を摘み取ってほしい)

FWスアレス(チームとしてチャンス数は限られてくるだろう。その中でゴールという結果を残してほしい。中央での起点というよりも、中央で最後のフィニッシュの役割がこの試合では大きな意味を持つ)

FWネイマール(調子が上がり相当高いレベルのプレーをすることが出来る。この試合ではサイドで攻撃の起点と、サイドから中央に突進するドリブルとコンビネーションから得点を奪ってほしい。相当期待している)

 

エスパニョールの注目選手

GKカシージャ(長身でゴール前にドッシリ構えている姿は正にゴールキーパーの象徴である。セービングに定評があり、ミドルレンジでは得点を奪うことは難しいかもしれない)

MFビクトル・サンチェス(バルサカンテラ出身の選手であり、中盤の中心選手に成長。オールラウンダーであり、どこでもプレーできるこの選手はどの位置でもハイレベルのプレーをする。プレスや運動量に特に定評がある)

FWセルヒオ・ガルシア(この選手もバルサカンテラの選手であり、バルサでも結構活躍した選手。前線で攻撃の起点となることが出来、動き出しやポストプレーは特にうまい。最後のフィニッシュも出来るが、どちらかというと前線の攻撃の核になる選手)

 

チャンピオンズでパリという強豪に勝って、調子にのっていたら勝ち点を落とす確率が高くなるこの試合。エスパニョールの試合はシーズンのタイトル獲得に大きな影響をもたらすであろう印象を持つ人も多いだろう。

ロースコアでの試合になるであろうし、最初から最後まで気を抜けない労力を多く使う試合になるだろう。消耗もその分、相当多くなるはずである。ミッドウイークの試合は考えず、目の前の試合で勝ち点3獲得を考えなければいけない。

決して楽な試合にはならず、先制点まで時間が長くかかるかもしれないが、忍耐力をもってバルサの選手は戦ってほしい。冷静さを持てば必ず、エスパニョールに隙が生まれるはずである。

 
 

コメントを残す

このページの先頭へ