リーガ第5節 9/24 マラガVSバルセロナ 試合結果
■ 目次
選手
バルセロナ 監督ルイス・エンリケ
スタメン
GKブラボ
DFドウグラス、ピケ、バルトラ、アルバ
MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ
FWペドロ、メッシー、ネイマール
リザーブメンバー
ステーゲン、マスチェラーノ、アドリアーノ、シャビ、セルジ・ロベルト、サンドロ、ムニル
選手交代
63分ペドロ→サンドロ、63分ネイマール→ムニル、72分ドウグラス→アドリアーノ
欠場者
マシップ(怪我)、ベルマーレン(怪我)、ラフィーニャ(怪我)、スアレス(制裁)、アウベス(判断)、マテュー(判断)、モントーヤ(判断)
マラガ 監督ハビ・グラシア
GKカメニ
DFロサーレス、サンチェス、ウェリンクトン、トーレス
MFダルデール、カマーチョ、ファンビ
FWカスティジェホ、ドゥダ、アムラバト
オチョア、アンヘレリ、レシオ、アルベルト、サムエル、サンタクルス、ファンミ
66分ドゥダ→アルベルト、77分カスティジェホ→ファンミ、84分ファンビ→レシオ
試合詳細
ルイス・エンリケの送り出したメンバーには少し驚かされた。ドウグラスをスタメンで起用してきた。前の6人は前節と変わらずベストに近いメンバー構成である。GKはリーグ戦ではまず、ブラボ起用と考えて間違いなさそうだ。
前半
バルサは今までと同様に2-3-2-3の形でパスを回し、主導権を握ろうとした。しかし、バルサには大きく誤算があった。
マラガはスタメンのメンバーを予想と入れ替え、予想と違うフォーメーションでバルサ戦に挑んできた。4-3-3で構成される守備組織はしっかりと統率されており、サイドを捨て中央でバルサの選手を自由にさせないように配置された守りを崩すのは困難であった。
バルサにサイドでボールを持たしても、最終的に真ん中を経由する攻撃は読まれており、ハイクロスにはCBの二人が対応して、グランダーのクロスやマイナスのクロスには他の選手がカバーをしており、サイドでボールを持たされているという状況を作らされていた。
それに加えてマラガは試合のホイッスルと共に、100%の力で試合に入ってきた事もバルサが主導権を握れなかった要因である。プレスの囲い込みは尋常じゃなく速く、バルサの選手が一息つけることはなかった。
ボールを奪うと前線の選手にロングボールは予想していたが、斜めのランニングの動きを多用し、センターバックがマークを付きにくい状況を作り出していた。また、バルトラ側ばかりを狙ったボールを蹴り、バルトラの安定しないボール処理を考慮した作戦に完全にはめられた。バルトラのマークも甘く、何度も攻撃の起点を作られていた。
試合開始から20分ぐらいまでは、完全にマラガのペースであった。その時間帯からは徐々にバルサもボールを持てるようになり、相手の攻撃にも対応できるようになっており、流れは変わると私は予想していた。
しかし、バルサに流れは全く来なかった。チャンスも作り出せないバルサだが、一つだけ良い形が42分にやっと作り出せた。
中央のメッシーに気を取られたマラガの守備を1本の斜めのパスがペドロに通る事により、ペドロはフリーで前を向きドリブルをして、後ろから上がってきたアルバにパスを送る。キーパーとディフェンダーの間に速く低いクロスをアルバが送り、メッシーが走り込んだシーンである。
前半はハーフタイムのハイライトを作るのに苦労するぐらいチャンスはなかった。
しかし、私はこのペースで戦うとマラガは70分ぐらいでガス欠に陥ると感じていた。それほどマラガの選手は全力で45分を戦っていた。後半のラスト20分勝負と私はハーフタイムに予想していた。
後半
後半が始まるとさらにマラガに驚かされた。マラガの選手が前半の100%ではなく、120%の力で後半をスタートさせてきた。それぐらいマラガの選手の頑張りは光っていた。55分過ぎまでボールは一切落ち着かず、バルサの陣地を高いハイボールが何回も往復するという光景が見れた。
試合の流れを変えるべくルイス・エンリケは、63分にサンドロとムニルをペドロとネイマールに代えて投入してきた。しかし流れは変わらず、チャンスすら作り出せない状況が続いた。
バルサにしては奇跡的に、セットプレーが一番得点の匂いを感じさせるという状態まで追い込まれていた。ラキティッチの蹴るボールは、速く精度が高く、バルトラに合うシーンが何回かあった。
マラガもセットプレーからポストを叩くシーンを作り出し、マラガの作戦通りに試合は運ばれていた。
試合終盤になってもチャンスを作れないバルサは、時間を上手く使うマラガと0対0のスコアレスドローで試合終了のホイッスルを聞くことになった。終わってみれば枠内シュート0の、勝ち目のない試合となってしまっていた。
試合結果
マラガ0VSバルセロナ0
得点者なし