15/16リーガ第3節 9/12 A・マドリードVSバルセロナ 試合結果

試合結果

アトレティコ・マドリード1VSバルセロナ2

得点者

51分フェルナンド・トーレス(ア)

54分ネイマール

76分メッシ(スアレス)

選手

バルセロナ  監督ルイス・エンリケ

スタメン  4-1-2-3

GKシュテーゲン

DFセルジ・ロベルト、マスチェラーノ、ベルマーレン、アルバ

MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ(C)

FWラフィーニャ、スアレス、ネイマール

リザーブメンバー

マシップ、バルトラ、マテュー、アドリアーノ、メッシ、サンドロ、ムニル

選手交代

27分ベルマーレン→マテュー、59分ラキティッチ→メッシ

欠場者

ピケ(累積)、ブラボとアウベスとドウグラス(怪我)、ビダルとアルダ(制裁)

 

アトレティコ・マドリード  監督ディエゴ・シメオネ

4-4-2で中盤はライン

GKオブラク

DFファンフラン、ホセ・ヒメーネス、ゴディン、フェリペ・ルイス

MFオリベル、ガビ(C)、ティアゴ、コケ

FWグリーズマン、フェルナンド・トーレス

モヤ、サビッチ、ヘスース・ガメス、サウール、カラスコ、ビエット、ジャクソン・マルティネス

59分オリベル→カラスコ、62分フェルナンド・トーレス→ジャクソン・マルティネス、81分ガビ→ビエット

試合詳細

バルセロナのスタメンはまさかの前日練習を家庭の事情(出産の立ち合い)で休んだメッシを外してラフィーニャを起用。気になる右SBも怪我明けのセルジ・ロベルトをそのまま起用してきた。対するアトレティコは大体の予想通りのスタメン。

前半、ベルマーレンの負傷以外はほぼ計算通り!?

試合開始立ち上がりの1分間はアトレティコの前への強い圧力からフィニッシュなどで危なそうだったが、3分を過ぎる頃からバルセロナが落ち着いてパスを回して試合に上手く入ってきたという印象を受ける形であった。

お互いにシュートシーンがほとんどないまま試合は進んでいく。バルサはボールを動かしてアトレティコの守備に変に引っかからないようにパスを回した。アトレティコも序盤から予想以上におとなし目で、守備ブロックを作ってバルサを待ち構える形で試合は進んでいった。

14分に、イニエスタの個人技から左から中にカットイン。逆サイドのがら空きの右にパスをし、走り込んできたラキティッチがシュートするが、角度がなくアトレティコのGKのオブラクにセーブされる。

17分にはアトレティコ、パスの出し所を探してマスチェラーノがドリブルしたのを取られ、最後はトーレスにシュートされるが、カバーに入ったベルマーレンのスライディングもありシュートは枠を捉えなかった。

24分にバルサ、ラキティッチのCKからラフィーニャがヘッドでファーに流し、スアレスがスライディングで押し込むもクロスバーに直撃してゴールにはならなかった。

このCKのプレーの際にベルマーレンが足を痛めてしまい、マテューとの交代を余儀なくされる。マテュー投入後もそこまで試合に影響はせず、ほとんど同じ流れで試合は進んでいった。

34分に、クリアボールからスアレスが裏に抜け出しネイマールにパスしてシュートするも、アトレティコのDF陣のシュートブロックでゴールまで届かなかった。

35分過ぎからアトレティコはグリーズマンを右サイドの中盤に下げて、4-5-1の形にシステムのベースを変更してきた。この時間帯ぐらいからアトレティコのサイドのプレスも強まり、バルサが悪い形でボールを失うシーンが増えてきた。

前半はお互いにスコアレスドローでも良い感じであり、どちらがペースを握ったかは難しい45分間であった。バルサ的にはアウェイの試合とメッシがベンチにいることから後半勝負でも良く、アトレティコ的には前半はペースを大きく上げずに90分間通して守備の安定からの速攻を図っているようにも見えた。

後半、逆転での勝利に上昇気流間違いなしの開幕から3連勝

後半はアトレティコのプレスからオリベルのシュートで試合は始まる。後半になるとバルサもアトレティコも前半より攻撃性を増してきた。バルサはより縦パスを意識し、アトレティコはSBもからめたサイドからの攻撃回数が増えてきた。

48分には明らかなマスチェラーノのPA内でのハンドがあったが、故意ではないので主審のマテウ・ラオス氏は見逃した。前半にもアトレティコのハンドを見逃しており、今季は故意ではないPA内でのハンドは取らないと解釈して良さそうだ。

このハンドのプレーで一瞬肝を冷やしたバルサファンだったが、その数分後に本当に肝を冷やす結果になる失点をしてしまう。

51分に、マテューが前に釣り出されたスペースにトーレスが抜け出してシュテーゲンと1対1でシュート。ポストに当たってシュートはゴールに入った。バルサは1点のビハインドを背負った。

盛り上がるビセンテ・カルデロンであったが、その盛り上がりはすぐかき消された。バルサの同点ゴールによって。

54分に、ネイマールが倒されて得たFKをネイマール自身がキック。シュートはスピードとコースが完璧に近く、オブラクが触れることなくゴールに吸い込まれた。これで1対1の同点に。

この同点ゴールで落ち着きを取り戻せたバルサは、59分に遂にエースのメッシを投入。メッシが中盤の真ん中に陣取ることで中盤の構成力は高められ、ここからアトレティコはほぼ自陣で試合を進めていくことになる。

64分に、メッシの縦パスを受けてラフィーニャが反転してスアレスにパス。ダイレクトでスアレスがシュートするも、ミートせずシュートは枠を捉えなかった。

67分にも、ショートコーナーからメッシがネイマールに絶妙のパス。ネイマールが裏に抜け出しシュートしたボールがゴディンのハンドでゴールにはならなかった。さすがに故意でなかろうが恐らくゴールになっていたシュートを直接ハンドでブロックしたら、反則でしょうと思わせるプレーだった。

70分を過ぎて最悪引き分けでもと試合前から感じていた自分の中では、最悪失点しなければこのままでもと感じていたが、途中でピッチに立ったメッシがそんな甘いことを許さない逆転ゴールを見せた。

76分に、ゴニャゴニャした中でボールはアルバの前へ、スアレスに縦パスを送ると同時にメッシが反応してダッシュ。スアレスはダイレクトでメッシの前に流し、メッシはゴールに流し込む作業を左足のアウトサイドでこなして、バルサが逆転して1点のリードを奪う。これでスコアは2対1のバルサリードに。

その後は疲れからかアトレティコは前に出れずに、自陣で守備ブロックを作る時間が継続された。バルサは焦ることなくパスを回し時間を使い、ほぼピンチシーンはなくそのまま試合は終了してバルサが開幕3連勝を飾った。

仕組まれた感のある開幕からの難しい3試合に怪我人やピケの累積でメンバーが限られるとはいえ、バルサは開幕して間もないが期待以上の試合を演じて勝利を収めた。「強しバルサ、やはりバルサは強い」と感じさせる試合であった( `ー´)ノ

 
 

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