15/16リーガ第4節 9/20 バルセロナVSレバンテ 試合結果
■ 目次
試合結果
バルセロナ4VSレバンテ1
得点者
49分バルトラ(メッシ)
55分ネイマール
60分メッシ
66分ビクトル(レ)
89分メッシ
選手
バルセロナ 監督ルイス・エンリケ
スタメン 4-2-1-3
GKシュテーゲン
DFアウベス、バルトラ、マスチェラーノ、アドリアーノ
MFブスケッツ、ラキティッチ、メッシ(C)
FWムニル、サンドロ、ネイマール
リザーブメンバー
マシップ、マテュー、アルバ、グンバウ、セルジ・ロベルト、イニエスタ、スアレス
選手交代
62分ブスケツ→グンバウ
欠場者
ピケ(累積)、ブラボとベルマーレンとドウグラスとラフィーニャ(怪我)、ビダルとアルダ(制裁)
レバンテ 監督ルカス・アルカラス
5-3-2
GKルベン
DFロペス、トルヒージョ、フェダル、フアンフラン(C)、ガルシア
MFカマラサ、ベルサ、レルマ
FWギラス、ロジェール
マリーニョ、カランペラス、ルベン・ガルシア、モラーレス、ホセ・マリ、ビクトル、デイヴェルソン
62分ギラス→ビクトル、67分ロジェール→デイヴェルソン、79分カマラサ→ルベン・ガルシア
試合詳細
バルセロナのスタメンは予想以上にローテーションを採用。ローマ戦からは半数近く違うスタメンの顔ぶれ。バルトラ、アドリアーノ、ムニル、サンドロがスタメン。アウベスが怪我から復帰してスタメン。
前半、時間と共に遅行に期待できず速攻が頼りに
この試合バルサは試合開始からボダブルボランチ気味でメッシがトップ下に入った4-2-1-3で試合に入った。守備時にはメッシは守備をせず、メッシを無視して前線の3枚が引いて4-2-3-1気味の守備の形をとった。
試合序盤からボールを持てるバルセロナだったが、レバンテの5-3-2のシステムの前に、サイドで数的有利を作れない。5分から10分の間はサイドを素早くチェンジして良い流れもあったが、15分を過ぎる頃から今日の遅行の攻撃では得点の匂いをほぼ感じれない印象を受ける展開に。
そんな中でも15分に、メッシが個人技からシュートするがDFのブロック。そのこぼれ球をもう一度メッシがシュートするが、左のアウトサイドのシュートは力なくGKのルベンにキャッチされる。
20分ぐらいからバルセロナの攻撃のチャンスシーンは、主に守備から攻撃への速い切り替えの縦パス1本に限られるようになってきた。遅行では数的不利の状況を作られ、バルサのパスのテンポも遅いので、今日は難しい試合になると20分近くで強く感じたバルサファンも出てくるであろう展開に。
21分に、奪ったボールをブスケツが一気にメッシに縦パス、そしてメッシがネイマールへパス。ネイマールは左足でシュートするが枠を捉えなかった。
27分にレバンテ、速攻の形でPA内でギラスとマスチェラーノが1対1の状況に。マスチェラーノが抜かれシュートを打たれるが、シュートはミートせずゴールを捉えなかった。
その直後の28分に、ロングボールでDFと入れ替わって3対2の数的有利の状況でムニルがドリブルで突進。最後はムニルが自分でシュートするが、飛び出していたルベンのセーブでゴールならず。
35分に、メッシがサンドロとのワンツーから強烈ミドルを放つがここもルベンのシュートセーブ。弾かれたボールをサンドロが押し込もうとするが、シュートは枠外に。
39分に、アウベスのクロスを垂直飛びでメッシが高い打点でヘディング。ボールをコントロールしきれずボールはゴールの上を通過した。
前半はシュート数は13本と放ったが枠内シュートはたったの3本。この数字が物語るように、バルサはレバンテの守備をほぼ崩せずに守備ブロックの外からシュートを多く放った。遅行での攻撃でチャンスをほぼ作れないのが1番の心配の中、後半を迎えることになった。
後半、先制して全てが楽になったバルセロナ
後半からメッシはより右でプレーする機会が増えた。その為ムニルも前半よりもプレーしやすい感じになった。後半立ち上がりもバルサは攻撃の姿勢を崩さず攻め、レバンテを前半以上に押し込むことに成功したその時間帯に先制する。
49分に、メッシがふんわりとしたクロスを中央に。これに反応していたのがボール奪取から前線に上がっていたバルトラ。胸トラップでボールをコントロールし、シュートはゴールの隅に飛んでゴール。バルセロナが待ちに待った先制点を奪った。
先制後も前半からの流れは大きく変わっていなかったが、少しづつサイドのスペースを上手く使えるようになっていたバルセロナ。その矢先に追加点を奪い、一気に試合のペースをつかんだ。
55分に、アウベスが右からの個人技でクロス。ルベンがキャッチしきれず弾かれたボールを、ネイマールの2度目のシュートがレバンテDFの2人の股を抜けながら運良くゴールに吸い込まれた。これで2対0に。
2点取れたことで楽になったバルセロナは、ここからウイングの選手が中に入る動きで出来たサイドのスペースをSBが使えてきた。パスのテンポもワンタッチやツータッチが増え始め、サイドチェンジや速いパス回しでレバンテの守備を翻弄することに成功しだした。
59分に、ネイマールのドリブルをトルヒージョが倒した判定でバルサにPK。相当厳しい判定だったが、このPKをメッシがしっかり決めたバルサがこれで3点リード。
これで試合を決めた感があるバルセロナはすぐさまブスケツに休息を与えた。代わりに入ったのはバルサBから招集を受けていたグンバウ。ルイス・エンリケのお気に入り感は半端ない。
しかし、ここからブスケツが抜けた中盤はバランスを崩してレバンテの攻撃を喰らう時間帯に。ボールを前線に運べない上に、グンバウのプレスがことごとくかわされ、バルサはしばし守備にまわる展開のまま失点してしまう。
66分に、クロスボールに前に飛び出してパンチングしようとしたシュテーゲンが触れず、ボールはビクトルの足元に。これを押し込まれてレバンテが1点を返した。
70分を過ぎると中盤も落ち着きを戻してきたバルサは、ここから速い展開のメッシの個人技から何度かチャンスを迎えた。
74分に、レバンテDFのトラップミスに反応したメッシが手をひっかけられ倒されてこの試合2度目のPKを獲得。相当厳しい判定で得た2度目のPKを再びメッシが蹴るが、中央に強く蹴ったボールはポストの僅か上を通過して得点には至らなかった。
最後に良い感じで終わりたかったバルサは試合終盤にダメ押しのゴールを記録した。
89分に、ボールを奪って一気にメッシに縦パス、メッシはレバンテDFの2人をシュートフェイクでマークをずらし、空いたコースに強烈なグランダーのシュートを決めた。
これで4対1となり試合は終了した。4-2-1-3という新しいシステムやローテーションで良い内容の試合を演じたとは言い難いが、しっかり勝利して勝ち点3を獲得。これでリーガでは無傷の4連勝となった。