15/16リーガ第13節 11/28 バルセロナVSレアル・ソシエダ 試合前の注目ポイント
リーガ第13節(日本時間11/28土曜日の24時キックオフ)で、レアル・ソシエダ(カンプノウ)と対戦する。WOWOWではメンバーズオンデマンドが生放送の23時50分からの放送で、プライムの放送の28時20分からの放送はリアルタイムではないのでご注意を。
・レアル・ソシエダ
レアル・ソシエダは今季調子を落としており下位に沈んでいたこともあり、11月10日にバルサBでも指揮経験のあるエウゼビオ新監督が就任した。
そこからソシエダは前節のセビージャ戦を戦い、ホームゲームとはいえセビージャを破って悪い空気が変わり始めている。エウゼビオ新監督になってからモイーズ元監督の時よりも、攻撃的なチームになっているのは間違いなさそうだ。
セビージャ戦の1試合なのでシステムやメンバーを予想するのは難しいが、システムはバルサと同じ4-1-2-3である。セビージャ戦ではバルサと同じような戦いをするソシエダが見られた。
今までのソシエダなら前線にベラを残して速攻狙いというカウンター攻撃を予想するのは簡単だったが、今のソシエダは前線からプレスをかけ始めてバルサからボールを奪いに来る可能性がある。
正直ソシエダの出方は分からないが、エウゼビオ監督は勇敢にも真っ向勝負を挑んでくると予想。4-1-2-3の形でコンパクトな陣形を作り、サイドに追い込んでボールを前から奪いに来ると予想。ボールを奪ったら前の3選手や中盤のセントラルに預けて遅行と速攻を織り交ぜながら、バルサから少しでもボールポゼッションを奪うのが最大の狙いと予想。
攻守ともに4-1-2-3ならバルサと似ており、逆サイドが数的不利に陥りやすいことも類似している。バルサの鏡ではないが、今回のソシエダは少し不気味な存在になっている。
・バルセロナ
バルサはクラシコとローマ戦と快勝しており、怪我人も復帰してきている状況で調子も良いので、メンバーのやりくりはこれから徐々に回せるようになるだろう。次の試合が1stレグで同点だった国王杯の2ndレグの試合だが、そこである程度主力を休ませることも踏まえてこのソシエダ戦でもメンバーは落とさないだろう。予想スタメンは、
GKブラボ
DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ
MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ
FWメッシー、スアレス、ネイマール
欠場想定選手
マシップ(判断)、セルジ・ロベルトとドウグラスとラフィーニャ(怪我)、ビダルとアルダ(制裁)
CBのピケの相方にはマスチェラーノが復帰し、中盤にはこの3人を当てはめただけ。前線はあたりまえの南米トリデンテで。現状のベストメンバーで間違いない。
この試合の注目ポイントは、バルセロナの調子の良いサッカーを継続することである。前線からのプレス、数的有利を作り囲い込みでボールを奪う、ビルドアップを楽にする動き出し、チャンスを相手より多く作る、そして何よりもポゼッションサッカーをすることである。
対戦相手がどんな戦い方をしても、バルサがボールをポゼッションしてボールを動かせば、バルサが不利な試合になることはとても少ない。攻めきれずにボールを奪われてカウンターを喰らうという最悪の状況も考えられるが、今のバルサなら全てにおいて心配ないらないだろう。
攻撃ではソシエダのプレスにビルドアップに苦労する可能性もあるが、ブスケツのポジショニングやメッシが下がったりと、今のバルサなら自動的に対応出来そうである。チーム全体として動き出しが良いので、ダイレクトパスが増えている最近はとてもビルドアップも安定している。
後は攻撃ではチャンスメイクだが、ソシエダが前からプレスをかけてくる場合は、ソシエダの中盤さえ突破すれば南米トリデンテが多くのチャンスを作ってくれるだろう。決める所の効率性も心配に及ばず、バルサはパス回しでソシエダの中盤の守備をかいくぐることを第1に考えて攻撃すれば問題ないだろう。
守備では、ベラやアギレチェといった個人でも打開できる選手がソシエダにはいるので、その選手達のテクニックやボールキープには警戒が必要だ。ソシエダのパス回しには、バルサなら前線からのプレスである程度抑えれるはずである。
特にソシエダの出方に関係なく心配いらないとは思うが、ソシエダは良い選手もいるので、息を吹き返して調子に乗らせないことだけには大きな注意が必要である。まぁ勝つでしょうとポジティブに考えているバルサファンは多いはず。
バルセロナの注目選手
・DFアウベス
前からプレスをかけてくる相手にメッシとのコンビネーションで何度も右サイドを突破してほしい。アウベスの位置はある意味バルサの出来のバロメーターになっており、高い位置でプレーをすればするほどバルサらしいサッカーが出来ている可能性が高い。ローマ戦のように3列目からの飛び出しにも期待したい。あっ、クロスにも。
・FWメッシ
調子も上がっており、この試合ぐらいからドリブルにも期待してよいかもしれない。ローマ戦のように南米トリデンテの間をワンタッチでパスが回るのが1番良く、メッシはこのソシエダ戦でもドリブルも織り交ぜながらやってくれることに期待。ソシエダの中盤の守備が薄いと感じたら、積極的に中央や下がってプレーすることで中盤が数的有利になる可能性もある。
レアル・ソシエダの注目選手
・GKルジ(23歳/アルゼンチン/推定移籍金500万ユーロ)
まだ若いGKだが、バルサの前に何度も立ちはだかっている印象がある。キャッチング技術も高く、反射神経はとても高い。バルサ戦に変に当たることでバルサのシュートを止めているので、そろそろ大量得点で苦手意識をなくしておきたい。
・FWベラ(26歳/メキシコ/推定移籍金2000万ユーロ)
前節はコンディションの問題で出場していなかったが、普通に考えればソシエダの攻撃のエースである。スタメンでの出場は容易に予想出来、攻撃の起点や得点力で最も警戒が必要な選手。
少しソシエダの出方が分からず対戦相手からの分析は難しいが、今のバルサの調子なら相手がどんな戦い方をしても修正して戦えるはず。南米トリデンテも揃ったことで攻撃力が増したということを、この試合でもアピールしてほしい。年内はリーグ戦全勝目指して頑張るぞ<(`^´)>