メッシーとネイマール 代表での役割

10月11日に中国でブラジル代表VSアルゼンチン代表の試合が行われた。どちらの代表もブラジルW杯が終わり、新しい監督が就任している。どちらもバルサファンなら良く知る監督である。

ブラジル代表はドゥンガ監督であり、Jリーグのジュピロ磐田でも活躍した選手である。アルゼンチン代表はタタ・マルティーノ監督であり、昨シーズンのバルサの監督である。

その新しくなった代表チーム同士でネイマールとメッシーは、背番号10番を付けキャプテンであり、攻撃の中心選手として大きく期待されている。

今回はブラジル代表VSアルゼンチン代表の試合を見て、二人の代表チームでの役割について書きます。

カウンター中心で力を発揮するネイマール

ネイマールはブラジル代表で主に、カウンターとサイドの攻撃でチームを引っ張っている。基本左サイドがスタート位置であり、そこから縦や中に自由に攻撃するスタイルである。

ドゥンが監督は守備に重点を置いているわけではないが、中盤でゲームを作る選手を置くことは少ない。その為、攻撃の起点は自ずと前線の選手になる。今のブラジル代表は、真ん中に二人のFWに左サイドのネイマールのような感じで、ネイマールに1対1の状況を意図的に作り出そうとしている。

ゲームが作れないからか、主にカウンターの攻撃が多くなるのは仕方ない事なのかもしれない。スペースのある中でのネイマールを止めるのは、本当に困難である。この試合だけではなく、コンフェデの決勝のスペイン代表戦でも強く感じた。

引いた相手には今のブラジル代表では、得点を取るのは難しいだろう。ネイマールだけではなく、オスカルやウィリアンなど他に優秀な攻撃陣はいるが、イマイチ絶対的な信頼はおけない選手である。

攻撃力に不安の残るブラジル代表の中で、ネイマールは絶対的な攻撃の核の意味をこれからも成していくだろう。

バルセロナと役割は変わらないメッシーだが

マルティーノ監督の下でメッシーはある程度自由を与えられている。守備はほとんどせず、攻撃に全精力を注ぐのはバルセロナと変わらない。

また、最前線ではなくアぐエロの後ろに置き、トップ下の役割を担っている。この試合では後ろからラメラやディマリアが上がってくる事で攻撃の厚みも感じられた。現に攻撃で良い時間帯も長く、チャンスも結構作り出されていた。

一つ言うとしたら、メッシーがボールを持った時に前に一人しかいなく、パスを出すコースが少ない事である。また、サイドの攻撃の参加が右のサパレタしかなく、攻撃が右と中央に寄る事でメッシーの周りに守備の選手が多く、攻撃時にボールをとられるシーンが何回か見られた。

もっとサイドを広く攻撃すれば、メッシーもより活きるだろう。この試合では、体調がすぐれないせいか少しボールのタッチも調子が悪かった。

アルゼンチン代表でも攻撃の中心を担っており、周りのメンバーも若い頃から一緒にプレーしてきたメンバーなのでもっと良い攻撃を見せる事が出来るだろう。

 
 

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