リーガ第8節 10/18 バルセロナVSエイバル 試合評価
■ 目次
試合での問題点
守備時に簡単なロングボールで裏を取られることがあった。この試合では主にピケだが、PSGの試合でも何回も見られた事だ。ディフェンスラインの上げ下げのタイミングは悪くないが、裏への配慮に欠ける事もしばしばある。次のレアル戦までには改善しないと大きな心配点である。
攻撃時に相変わらず効果的な攻撃が出来ない。サイドを上手くえぐる事が出来ず、中央だけだとある程度限界を感じる。サイドの背後のスペースを狙う動きが少なすぎる。足元でのプレーが多く、相手のマークがずれる事も少ない。
試合での良好点
今シーズンのセットプレーでの攻撃は期待できそうだ。この試合ではピケに合う場面が多く、ゴールにはならなかったが期待は出来そうだ。高さでの不安は少しなくなっている。
メッシーがよく活きている。メッシーを活かす為に周りの選手が気を使えている。中央を固められたら不安は残るが、メッシーも動きを増やしマークされにくいように努力している。
選手評価
()内は、1~5段階評価で3が普通、5で最高、★はマンオブザマッチ
GKブラボ(4)
1対1でのセーブ、安定したプレーと不安要素は全くない選手だと確認出来た。リーグ8試合連続無失点おめでとう。
DFアウベス(3)
クロスはまぁまぁだったが、もっとディフェンスラインの裏を取る動きが欲しかった。特に可もなく不可もないプレーだった。
DFピケ(1)
厳しめの評価にしたが、守備でのフットワークの遅さ、攻撃でのヘディングでの失敗と残念な事が多すぎた。今の所、一番安定感のないCBという評価である。
DFマテュー(4)
守備では出足の早さを見せ、攻撃では先制点の数分前の飛び出しなど効果的だった。欠かせない存在だと感じてきた。
DFアルバ(3)
左の攻撃の活性にもう少し役立って欲しかった。アウベスが上がっている分守備では低い位置を取り、安定したプレーを見してくれた。
MFマスチェラーノ(4)
少し甘めだが、守備では守備範囲の広さと対人の強さが世界でも有数のレベルだと再認識させてくれた。攻撃でも率なくパス回しをしていた。
MFシャビ(4)
時より見せる華麗なステップやトラップなど、まだまだチームにシャビが欠かせない存在である。ゲームコントロールはさすがと呼べる。先制点の飛び出しがもっと多くても良かったが。
MFセルジ・ロベルト(3)
もっともっと積極的にプレーして欲しいが、最近では積極的なプレーが見え始める。率なくプレーしていたが今までとは違い、意欲的に見える。怪我の交代だけが心配な所だ。
FWペドロ(2)
効果的な攻撃が今シーズンは少なすぎる。このままだとサンドロやムニルにもポジションを譲りそうな出来だ。裏への効果的な飛び出しの動きが少なすぎる。
FWメッシー(4)★
中央と右で誰も止めれない状態だ。パスをよく使うようになり、前線の二人をよく活かしきれている。攻撃の要であり、バルサの攻撃の大半を握っている選手だ。
FWネイマール(4)
体のキレを感じ調子が良さそうだ。ゴールも決めクラシコでも期待できそうだ。ドリブルとシュートが今シーズン良くなった所と目に見える。
MFイニエスタ(3)
シャビと共にゲームをコントロール出来ていた。守備でも出足が早く、相手の攻撃を止めるシーンが何度もあった。安定感は抜群だ。
FWサンドロ(3)
意欲的に動き、シュートを放った。ゴールは取れなかったが次も見たい選手だ。バルサの中でラーションのように途中から流れを変えれる選手になってくれれば嬉しい。
FWムニル(3)
ボールタッチの柔らかさは相変わらず凄いが、効果的な攻撃は出来ていなかった。少しずつ評価が下降気味の感じが否めない。
最後のまとめ
代表戦明けとメンバー構成から、試合内容には少し目をつぶり勝てた事に意味がある試合だった。
中二日でのCLのアヤックス戦に心配なく入れそうだ。R・マドリードとのクラシコにも。
リーガ8試合連続無失点だが、次の試合ではその記録もストップすると考えといた方がよさそうな試合内容だった。