リーガ第18節 1/11 バルセロナVSアトレティコ・マドリード 試合評価
■ 目次
試合での問題点
ほとんどなかったが、唯一言えるとしたら後半にコーナーキックを数回与えてしまった。相手をタッチライン際まで来させない守備が出来たらもっと良かった。
試合での良好点
この試合では何よりもルイス・エンリケの攻撃の作戦が大きくはまった。攻撃の起点をサイドの両選手(メッシー、ネイマール)にすることで、アトレティコの守備に引っかかることは少なくなった。また、サイドからの崩しをベースとしたので、その分中央が崩せる相乗効果をもたらした。
セットプレーでのサインプレーが良かった。国王杯のエルチェ戦からも見れたが、攻撃時は普通に中にあげないことでチャンスになる回数が増えている。守備ではバルサには珍しくオフサイドトラップも仕掛け、なんとかセットプレーの守備を立て直そうとしている。
選手のやる気MAXの姿勢が良かった。ビッグゲームということもあり、ある程度のやる気は予想できたが、予想を超えた120%に近かった。球際でのプレーで相手に引けを取るどころか、バルサが勝っていた。
前線の3選手が上手いぐあいに1点ずつゴールを奪い、ゴールを祝うシーンでも良い関係性が見てとれた。この3選手の共存が今更だが、可能であることを再認識させる試合であった。
選手評価
()内は、1~5段階評価で3が普通、5で最高、★はマンオブザマッチ
この試合は今シーズン最高の試合だったこともあり、スタメン全員に評価5です。チームの評価でも満点がつけられる。
GKブラボ(5)
後半のセービングや飛び出しでは同点に追いつかれそうな場面を救ってくれた。足元のプレーも問題なし。
DFアウベス(5)
こんなアウベスは久しぶりだ。全盛期に近い出来のよさだった。攻守にわたって右サイドを支配した。特にメッシーとの2人での連携での右サイドの崩しは凄かった。
DFピケ(5)
高さのないディフェンスの中、競り合いで大きく活躍してくれた。セットプレーでの守備でも頼りになった。カバーリングやパス回しも良かった。
DFマスチェラーノ(5)
相手の攻撃を何度も防いだ。何回か危ないシーンやファールが目についたが、守備範囲の広さでカバーした。
DFアルバ(5)
左サイドでネイマールを上手くフォローした。ネイマールの個人技を活かす為に良いポジションが取れていた。守備でも相手を追い掛け回し、簡単にプレーさせることはなかった。
MFブスケッツ(5)
影のMVPである。守備やセカンドボールで大きく貢献し、ボール回しでも適切なパス回しが出来ていた。アトレティコの攻撃を激しい当たりで何回も止めた。
MFラキティッチ(5)
ボールに触れる機会こそ少ないが、自分の出来る範囲内で上手くボールを回していた。攻守によく走り、体を張ってチームを支えた。
MFイニエスタ(5)
後半は鬼のキープ力でチームの苦しいときにボールを保持してくれた。攻撃では潤滑剤のように前線の3枚を活かすためにシンプルにプレーしていた。守備でもボールを多く拾い、守備から攻撃に切り替えることに成功していた。
FWメッシー(5)
気合い入りまくりのキレているメッシーだった。顔の肉付きからもスマートであり、運動量もいつもより走れていた。右の攻撃を完全に支配しており、まだまだメッシー健在と感じれた。
FWスアレス(5)
中央やサイドに流れてポストプレーをし、カウンター時にも効果的な攻撃を見せてくれた。得点も奪い、アシストも決め言うことなし。勝負強い所を証明してくれて、また少しバルサファンの心を掴むことに成功。
FWネイマール(5)★
体がキレすぎて、調子を数字で示すと200%のようだった。ドリブルで相手を翻弄し、将来のネイマールの姿!?のようだった。日々成長しているのが見てとれ、近い将来バロンドールの最終候補の3人に名を連ねるのは近いだろう。足の出血だけが心配。
MFラフィーニャ(3)
ほとんど時間がない中、チームの為によく走っていた。
FWペドロ(3)
時間があまりにも短いため、特にコメントはなし。
最後のまとめ
リーガ優勝争いの直接対決で勝利することに成功した。レアルに続くのが自分たちであることを証明できた。
苦手のアトレティコ相手に完勝の内容だったこともあり、喜びが半端ない人もいるだろう。それだけ重要な試合であり、勝ちたかった相手である。
ルイス・エンリケの作戦がこれからも信頼できるものと証明する試合となった。国王杯でも対戦するかもしれないので、また作戦が必要だがルーチョに任せた( `ー´)ノ
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