CLベスト16 1st 2/24 マンチェスター・シティVSバルセロナ 試合前の注目ポイント
チャンピオンズリーグベスト16のファーストレグ(日本時間2/24火曜日の28時45分キックオフ)で、マンチェスター・シティ(エティハド)と対戦する。
昨シーズンと同じ対戦カードとなったシティ戦だが、昨シーズンはトータルスコア4対1でバルセロナが次のラウンドに進出を決めた。
今回の対戦は昨シーズンとはまた違った戦いになるだろう。シティがある程度バルセロナに対して対策を取ってくる。特に、ファーストレグのホームの戦い方は慎重なものになるだろう。
ヤヤ・トゥーレが累積で出場停止もあり、中盤の真ん中には守備でも信頼されているフェルナンドが起用されるだろう。
シティの予想スタメンは
GKハ-ト
DFサパレタ、コンパニー、マンガラ、コラロフ
MFシルバ、フェルナンド、フェルナンジーニョ、ナスリ
FWジェコ、アグエロ
システムは4-4-2で行い、アグエロを前線に残し気味のコンパクトな守備を構成してからのカウンターを狙ってくるだろう。やはり、バルセロナ対策として中央を固めた守備組織になるだろう。慎重に試合に入り、試合立ち上がりに前線から激しくプレスをかけてくることはないだろう。
シティのカウンターで重要な存在になるのが、シルバ、ナスリ、アグエロの3選手である。精度の高いパスやドリブルを持っており、ボールが足元に入ると1対1で奪うのは困難な選手達でもある。
シティのセットプレーでも注意が必要だ。バルサのセットプレーの守備の不安もあるが、背が高く競り合いの強い選手が多くいる。フィジカル的な部分ではバルサはシティに劣っている。
対するバルセロナは4-3-3でいつも通りだが、一番注意しなければいけないのは不用意なボールロストである。ボールポゼッションはバルサが高くなり、60%を少し超えるぐらいの値にはなるだろう。
がっちり守備組織を構成しながらも、一瞬のスキで点を奪う力がシティにはある。マラガ戦ぐらい攻められたら、3失点は覚悟しなければいけない。
その為にも不用意なボールロストとプレスで速攻を止める必要がある。速攻以外でも得点を奪う力がシティにはあるが、ヤヤが抜けたら中央の攻撃の迫力は大きくダウンするので、最後のフィニッシャーの前線のアグエロとジェコの動きに気を付ければ、遅行の攻撃は大体大丈夫だろう。
バルセロナの攻撃では、シティの守備を中央から崩すのは簡単ではない。中央で起用されるであろうコンパニー、マンガラ、フェルナンド、フェルナンジーニョは強く粘り強い守備が出来るので、守備が手薄になるであろうサイドからの崩しが重要になってくる。
サイドバックとサイドハーフでサイドをカバーするシティは、サイドが手薄気味になる。センターハーフが大きくカバーすれば、逆サイドに大きく展開できれば1対1(特にネイマール対サパレタ)の状況での勝負という状況を作れる。サイドハーフを低い位置に下げさせることで、シティのカウンターも封じることが出来る。
シティ戦での注目ポイントは、バルセロナはボールをある程度持つ展開になるだろうが、そこからの展開が注目である。そこでサイドからシティを押し込める展開になればバルセロナぺース、押し込めずにシティの最終ラインが高い位置ならシティペースで試合は進んでいくだろう。
バルセロナのメンバーは、ここ最近のベストメンバーで間違いないだろう。キーパーはカップ戦のシュテーゲンという変更点だけになるだろう。
私の予想スタメンは、
GKシュテーゲン
DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ
MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ
FWメッシー、スアレス、ネイマール
欠場想定選手
ベルマーレン(怪我)、ドウグラス(怪我)
バルセロナの注目選手
DFマスチェラーノ(アグエロとのアルゼンチン代表同士のマッチメイクが注目である。ここで後手に回ればピンチの回数が多い所ではなく、失点は確実かもしれない。背後のスペースのカバーでもマスチェラーノの脚力が必要になる)
MFブスケッツ(シルバやナスリのアグエロへのパスコースを防いだり、相手のMFの侵入を防がなければならない。ブスケッツ自身がボールを奪えなくても、周りの選手がボールを取れるぐらいのコース限定とプレスが必要になる)
FWメッシー(大事な試合では常にこの男の活躍が必要になる。右での試合のコントロールは絶対必須になる。調子が良いし、対峙するであろうクリシーを考えても期待は大きい。)
FWネイマール(左での攻撃を作れるかのカギになる選手。対峙するサパレタとのミニ南米クラシコが大きな注目で、国王杯のビジャレアル戦のように封じられたら、攻撃だけでなくシティのカウンターという点でもピンチになる。1対1で相手を上回れるかが注目になる)
マンチェスター・シティの注目選手
DFコンパニー(ディフェンスの中心にして、絶対的に頼りになる選手。昨シーズンではメッシーを1人で何回も止めていた。この選手とサパレタだけが守備ではキーマンになりそうだ)
MFフェルナンジーニョ(中盤でハードワークしながらディフェンスの前でブロックを作るのが上手い選手。攻撃でもつなぐのは上手いが、守備とバランスを取ることに長けた選手。この選手のプレスが機能しないほど速いパスワークが出来たら、得点は目前かも)
MFダビド・シルバ(攻撃の中心選手。テクニック、キープ力、飛び出し、ワンツーなど攻撃は多彩にある。ヤヤ・トゥーレがいないので、一番ボールを集めてくる選手になるだろう。ブスケッツを中心にプレスで自由にさせたくない1番の選手)
FWアグエロ(裏への抜け出し、動き出し、シュートに特徴を持ち、多彩な得点パターンを持つストライカー。最終的なシュートシーンでは何回か怖いシュートがあるだろう。ディフェンダーやキーパーがギリギリの所でどれだけ守れるかが注目である)
180分の内の90分であるが、セカンドレグのカンプノウにベスト8進出の可能性が50%より高いスコアにしたい。やはりアウェイゴールは最低でも1つ以上は欲しい。
両者無得点での引き分け、負け以外のスコアなら、何でも次のラウンドに進出する可能性が大幅に上がる。
セカンドレグが余裕の試合となるスコアにはまずならないだろうが、勝利を目指して勝利出来れば最高の試合である(*´▽`*)
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