スペイン代表は若手の有望株の宝庫

スペインのリーガ・エスパニョーラには関係ないが、イングランドのプレミアリーグで「ホームグロウン」制の強化が進まるかもしれない。若手の成長を目的としたルールである。

2014年のCLの出場選手の国別では、イングランドは23名、スペインは78名、ドイツは55名、ブラジルは51名である。このイングランドの数字は年々減少しているようだ。

今回は、スペイン代表の若手の有望株についてのテーマです。

イングランドとスペインを比較。育成面の起用だけではなく、経済面での違いも影響

スペインは若手の育成(自分のチームのカンテラ選手)にとても力を入れているクラブが多い。イングランドのクラブもお金は結構かけているようだが、トップチームで出場できる選手は少ない。イングランドでは2部チームや3部チームにレンタルされ、試合に出場して活躍なければいけない状況である。

それに比べてスペインのクラブは、自分たちが育てた有望株の選手をレンタルで他のチームに移籍させる機会は少ない。むしろ、自分達のトップチームでまず使ってみようという考えが多い。このトップチームに出場出来る選手の数が、イングランドとスペインの差でもある。

最近では国の経済の差も大きく影響しているだろう。スペインは近年経済危機であり、放映権料問題もありクラブが多くの資金を得られにくい状況である。

それでよりお金のかからないカンテラ選手を多く使うのは理に適っている。また活躍すれば他クラブからの選手獲得のオファーも考えられ、変な話であるが移籍金という収入という点でも考えている。

それに対し放映権がどんどん上がり、放映権の差がなく収入の多いプレミアリーグは、他のリーグからの外国人選手の獲得が近年目立つ。それは両国の中堅クラブの比較でも大きな違いがある。

バレンシア、セビージャ、ビジャレアルなどのスペインの中堅クラブは、選手を獲得することは少なく選手を売ることの方が多い。それに対しトッテナム、リバプールなどは選手の獲得が目立つ。

このトップチームでの出場する選手の数選手の補強を下部組織か他クラブから頼っているかの違いでも、若手の選手の成長に大きく影響している。

スペイン代表の若手の有望株を紹介

・今回の代表ウイークで選ばれたスペイン代表の中から選出

GKデ・ヘア(近い将来の代表での正ゴールキーパーとして期待できる。そろそろスタメン定着も近いかもしれない)

DFカルバハル(右サイドでは一番適任になるだろう。チェルシーのアスピリクエタも良いが、プレースタイルの適応と連携面で上である)

MFコケ(スタメンに定着しながら、スペイン代表での重要度も徐々に増すだろう。一番中盤で期待できる選手かもしれない)

MFイスコ(攻撃面で大きく期待できる。スペイン代表では攻撃に専念できるポジションの起用が鍵になるかもしれない)

FWモラタ(ユベントスで活躍し、才能が開花している選手。オールラウンダーのFWで、監督としては起用しやすいかもしれない)

・今回は代表に選ばれていない選手の中での選出

DFイニゴ・マルティネス(中々スペイン代表に選出されないのが不思議なぐらいの力量がある。左足のキックはとても正確)

MFトリゲロス(多分ここまで押すのは私だけだろうが、スペイン代表で見たい選手の1人である)

MFチアゴ・アルカンタラ(イスコ、コケ等と共にスペイン代表の中心を担う選手。怪我で選出されていないが、復帰したら多くの試合に出場するだろう)

FWパコ・アルカセル(相手のDFとの駆け引きがとても上手い選手。飛び出しやゴール前に飛び出す動きは1流である。個人的に一番期待しているFW)

FWデウロフェウ(数年後か近い将来にサイドアタッカーのドリブラーとして選出される日が来るだろう。スピードとドリブルに大きな特徴がある)

少しのメジャーな選手を中心に紹介したが、それでも多くの若手の有望株の選手がいるのがスペイン代表である。他にもいるがキリがなくなるので、ご勘弁を( ̄▽ ̄)

今回選出された23選手以外の中堅選手やベテラン選手にも上手い選手が多くいるので、選出されるのは狭き門になるが、期待できる選手の活躍に期待したい( `ー´)ノ

 
 

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