リーガ勢中心のスペイン代表で戦えばユーロ2016で優勝出来る!?

今回は昨日(今までのスペイン代表ではユーロ2016で優勝出来ない!?)に引き続いてのテーマで「リーガ勢中心のスペイン代表はこのメンツだ!」というテーマです。昨日の記事は下の関連記事内にあります。

バルセロナとアトレティコ中心に勢いのある選手を配置したメンバー選考

※(バ)はバルセロナ、(ア)はアトレティコ・マドリード

・スタメン

GKデ・ヘア(マンU)

DFフアンフラン(ア)、バルトラ(バ)、ピケ(バ)、アルバ(バ)

MFコケ(ア)、ブスケツ(バ)、ブルーノ(ビジャレアル)、イニエスタ(バ)

FWフェルナンド・トーレス(ア)、パコ・アルカセル(バレンシア)

・リザーブメンバー

GKセルヒオ・リコ(セビージャ)、カシージャス(ポルト)

DFマリオ・ガスパール(ビジャレアル)、ハビ・マルティネス(バイエルン)、セルヒオ・ラモス(レアル)、アスピリクエタ(チェルシー)

MFヘスース・ナバス(シティ)、ガビ(ア)、シルバ(シティ)、ルーカス・バスケス(レアル)

FWアドゥリス(ビルバオ)、ルカス・ペレス(デポル)

 

1人1人選出理由を説明していくと膨大な量になりそうなのでポイントポイントだけ書いていきたいと思います。スタメンではCBにセルヒオ・ラモスは自分は信頼していないのでバルサコンビのバルトラが良いと思って選出。ピケとセルヒオ・ラモスのラインがガタガタな気もするので、ピケが完璧なDFリーダーとなって最終ラインのバルトラやフアンフランやアルバをコントロールするのが狙い。

中盤では真ん中にブスケツとブルーノを並べたのが1番のミソで、最もスペイン人で気を使えて縦パスを入れれる2選手を中央に配置してバランス感も抜群と思ってブルーノを選出。右サイドはコケを入れてフアンフランとのアトレティココンビで右サイドはプレーしやすいかなと思って選出。

一番気になるFWにはトーレスとパコ・アルカセルの2トップで、カウンターや守備などスピードに持ち味がありノッている男トーレスをスタメンで起用し、相方にはスペイン人で最も動き出しが良いと思われるパコ・アルカセルを選出。

リザーブメンバーにはGKとDFは大体こんな感じかなとは思うのでスルーで、中盤には試合に出れば持ち味が分かりやすい選手を選出しました。ガビは守備固め、シルバは攻撃にアクセントをつける為、ヘスース・ナバスとルーカス・バスケスはドリブラーでサイドを広く使うために選出。

FWにはスペイン人で得点ランキング上位に位置したアドゥリスとルカス・ペレスを選出。アドゥリスはヘディングなどのゴール前へボールを入れて得点を狙う時に起用し、ルカス・ペレスはFWで唯一のレフティだということとゴール前の狭いスペースの中でもシュートが上手く得点を奪うための起用で選出。正直スタメンの選手含めてFW4人の内、誰かがこの大会のラッキーボーイになって得点を奪ってくれたらその選手をスタメンにするのもありかなとは思う。

コンパクトな4-4-2で縦に速いスペイン代表

このスペイン代表の戦い方としては極端なポゼッションスタイルのサッカーはしない。対戦相手の戦い方にもよるがボール支配率は60%ぐらいで、細かくパスをつないで前にボールを進めると言うよりも前線の2トップの動きにパスを入れるサッカーでシンプルに得点を狙いたい

その為に動き出しや裏への飛び出しに定評があるトーレスとパコ・アルカセルの2トップであり、中盤の4選手全員がスルーパスを狙える選手だけに前を向けば積極的に前線にボールを入れて前で勝負する攻撃がしたい。

その分スペイン代表のボールロストは普段より多くボールポゼッション率も下がるだろう。そこでバックライン4枚、中盤4枚、前線の2枚のチーム全員で4-4-2のコンパクトな守備組織を見せる時である。

アトレティコのフアンフラン、コケ、トーレス、ビジャレアルのブルーノはこの4-4-2の戦いに慣れており、前線のパコ・アルカセルもバレンシアではプレスをかけたりと守備もするので問題はないだろう。

ここで問題になってくるのは4-4-2にも不慣れなバルセロナの5選手になるわけだが、最近ではバルサも下がって守備をする機会もあり大会までに練習すれば何とか対応可能だと信じたい。バルサはいつもは4枚と3枚の7人で守備をする機会も多く、それが4枚と4枚の8枚の守備ならより1人1人が守るスペースも少なくなり十分対応できるだろう。

選手のスライドやマークの受け渡し、プレスによるコースの切り方やカバーリングなどはチームによって少しやり方が違うのでそこはデルボスケ監督の手腕にかかるが、ハイレベルな選手だけに1週間も練習すればある程度の形までは持ってこれるのかなと思いたい。

戦い方のイメージ的には最もビジャレアルに近い戦いになると思って良いとは思う。そこまで守備的に戦うわけでもなく、守備ではアトレティコのように攻撃的にプレスをかける時間を作っても良いかもしれない。

このスペイン代表はバルセロナの選手こそ5人とスタメンで多いが、戦い方はリーガ勢の戦いに寄せておりポゼッションサッカーのスタイルに固執しないことが肝である。それでもリーガ勢の選手は上手い選手が多く自分達がボールを持つ時間は多いだろうが、SBの攻撃参加でサイドからクロスや前線の選手への縦パスを狙って得点を狙えるだけの攻撃力はあるとは思う。

試合としてはスペイン代表は大量得点になる試合は少ないかもしれないが1対0、2対0、2対1などロースコアで勝利するのが狙いである。先制さえすれば前線を下げてシルバを投入して中盤を厚くすることも可能で守備固めではガビを投入することも出来、攻撃する時にはドリブラーのヘスース・ナバスやルーカス・バスケスを投入したり、得点が欲しい時にはストライカーのアドゥリスやルカス・ペレス投入である意味わかりやすい途中交代の采配が出来るかなとは思う。

現実問題この代表で戦ってグループリーグなんかで敗退すれば大きなバッシングを受けるだろうが、現状のプレミア勢を多く招集したスペイン代表では優勝や上位に食い込むには首をかしげたくなる所かなとは思う。

デルボスケ監督のスペイン代表の選手選考は発表されましたが少し微妙という感じがしたのは自分だけか。ポゼッションサッカーを継続しそうなメンバー選出だけにシステムや戦い方にも注目が集まり、どうなるかはとても楽しみな部分ではある。ユーロ2016は6月10日(金)開幕で、WOWOWで全試合放送するので全試合とは言わずともビッグマッチだったり、決勝トーナメントの気になる試合ぐらいはチェックすると面白いかもしれませんね。

 
 

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