レアル・マドリードの新監督のジダンは最後の砦!?
今回はレアル・マドリードについてのお話です。ベニテス監督が解任され新監督にクラブのレジェンドでもあるジダン氏が就任した。
今回は「ジダン新監督が失敗するとは限らない!?」というテーマです。
■ 目次
監督を交代し続けてやっとジダンが就任
レアル・マドリードの悪いイメージは、他のクラブのサポーターからすれば会長であるフロレンティーノ・ペレス会長込みで感じずにはいられない。銀河系軍団とも言われるほど選手の獲得に大金をつぎ込み、成功をした会長の1人である。
しかし我慢の堪忍袋の緒が切れるのが早く、決断するのがとても早い。会長として決断力がないのはもっと困るが、決断力が早すぎるのも問題である。ペレス会長になってからは勝てなければ監督はすぐさまに解任され、監督はコロコロ変わるイメージが強い。
その中でジダン氏はレアル・マドリードの新監督に就任し、シーズン途中の監督就任となり、ジダン自身は本当なら今季はBチームを1年間率いて来季まで待ちたいと言うのが本音だっただろう。ペレス会長のお気に入りの人物であるのは誰もが知っていることであり、恐らくペレス会長のアプローチが凄すぎて渋々承諾したのだろう。
ジダンの経験不足は心配、でもアシスタントコーチが上手く補助すれば・・・
ちまたでは誰もが口をそろえてジダンはトップチームの監督経験がなく、経験不足であると言及している。確かにトップチームの経験がなく、いきなりスター軍団のレアル・マドリードの監督就任には大きなリスクがある。
しかし、バルセロナではそれを現在の世界最高監督の1人とも言われるペップグアルディオラが成功しており、もしジダン監督が成功すればクラブのレジェンドでもあるのでレアル・マドリードでの長期政権も考えられる。
監督としてはジダンは未熟かもしれないが、意外にアシスタント・コーチの存在は監督と同等に重要であるということが最近は証明されている。
バルセロナではライカールト時代にはテン・カーテという気の緩みを許さない怒り役のアシスタント・コーチがおり、兄貴分で選手に近い存在のライカールトととてもバランスが良かった。ペップの時はティト・ビラノバがアシスタントコーチとしており、ビラノバが攻撃を担当しペップが守備を担当し、攻守の役割分担をしていたとも言われている。現在のルイス・エンリケ監督にはカルロス・ウンスエがアシスタント・コーチを務めており、セットプレーの守備や攻撃のアイデアはこのウンスエが担当していると言われている。
他にもアシスタント・コーチの仕事はたくさんあるのだろうが、意外にも監督の成功にはその監督にとってバランスの良いアシスタント・コーチの存在が不可欠なのかもしれない。
ジダン新監督のレアルは今季Bチームを率いていた時のアシスタント・コーチであるダビド・ベットーニ氏が昇格して務めるらしく、ジダンにとっては大きな仕事に助けになるだろう。
この人物やジダンがどんな役割分担でどんなサッカーをするかは分からないが、攻撃的なサッカーがどうやら好みらしい。システムはジダンは4-2-3-1が好みらしく、BCCトリオも継続して起用する予定のようだ。次の試合からサッカー界のレジェンドでもあるジダンが率いていることもあって、レアルの試合も見ても面白いかもしれない。
クラブのレジェンドを切ってきたペレス会長のツケが回ってきた!?
ペレス会長が上記にも書いたように監督の解任を決断するのが早いと書いたが、それは選手にも当てはまっている。そこまでレアルのニュースを見ていないので詳しくはなく間違っていたら申し訳ないのだが、自分がサッカーを見だしてからはDFイエロ、FWラウール、GKカシージャスなどのクラブのレジェンドの選手達が表の門から退団できていない印象を受ける。
選手のレベルが落ちたと言えばそれかもしれないが、クラブで長く活躍してくれた選手の扱い方があまりペレス会長は上手くない。イエロは年俸の揉めと年齢が原因で契約更改のオファーを出さなかったらしく、ラウールやカシージャスは監督のスタメン落ちの判断があったものの気持ちの良い退団ではなかった。
そのせいかレアルの新監督と言えばジダン氏しか思い浮かばず、かつてレアルでプレーしていた選手の中で監督候補になる選手は少ない印象を受ける。将来的にはラウールやカシージャスやグティなどが帰ってきて監督としてレアルを指揮するかもしれないが、今の所ジダン氏しか該当者がいなかったとも言えるかもしれない。シーズン途中だったので新監督探しは難しいだろうが。
そうなればジダン氏がもし成功せずにズルズルと悪い流れを変えれなければ、次の新監督には本当に困る可能性は高い。今季から指揮したベニテス監督の就任も仕方なしのイメージがあり、ペレス会長のレアルは多くの監督から見たら率いたくないチームの1つなのかもしれない。
バルサファンの本音!?レアルには負けてほしいがジダンには・・・
ここからはとても個人的な内容になるが、ジダン氏が監督としては成功して欲しいと願っている。レアル時代のジダンのイメージが強い人にはバルサファンが何を言っていると思われるかもしれないが、自分の中ではユベントスやフランス代表の一員としてジダンが良いプレーをした印象がとても強い。
結論を言うとジダン氏には監督として成功してほしいが、レアル・マドリードには失敗してほしいということである。ピケみたいなコメント(笑)
ジダン氏には今回のレアル就任は失敗に終わり、次のクラブで成功してほしいなと思っている。最後はバルサファンの気持ちがどうしても勝ってしまい、レアル・マドリードがジダン新監督の下成功しないことを完全な外野だが期待している。恐らく日本人のバルサファンには自分のように感じている人もいるのかなと思う。
このままでは後味が悪そうなので「ジダン、次のクラブで頑張れ!!!」とエールを送って終わりたい<(_ _)>
ペップやシメオネの例の再現を狙っているんでしょうけど、
ジダンはあくまで前目の選手でしたからね。
おまけに4231を好むとなればやはり守備崩壊するイメージしかありません(両ウィングがロベリー並みに守備意識を高めない限り)。
そもそも今のレアルはハードワーカーが少なすぎますし、カセミロの扱いもどうなるんでしょう。