今までのスペイン代表ではユーロ2016で優勝出来ない!?

まだバルセロナの今シーズンは終わっていないが最近ではユーロ2016の代表メンバーもちらほら発表され、スペイン代表のメンバー発表の前にこの記事を読んで欲しかったのですが、つい先ほどスペイン代表のメンバーが発表してました。ユーロ2016は6月10日(金)開催で始まります。

今回は「スペイン代表は今まで通りならユーロ2016では優勝出来る可能性は低い」というテーマです。

バルセロナ中心のスペイン代表ではなくなっている

まず今までのスペイン代表とはバルセロナのメンバーが中心のポゼッションサッカーをするスペイン代表のことである。最近の代表事情はどこの国も時間を取れずにチーム作りが困難になり、大きな大会で優勝する代表チームは大体1つや2つのクラブのメンバーが中心で構成されてきている。

スペイン代表はユーロ2008を制覇した時からバルセロナのメンバーが中心のポゼッションサッカーをしており、それで2010W杯やユーロ2012を制覇してきたのは紛れもない事実である。

しかし2014W杯をまさかのグループリーグで敗退して、一気にスペイン代表には懐疑的な視線が送られるようになった。さらにチームの主力だったプジョル、シャビ・アロンソ、シャビ、ビジャなどが代表チームを引退したこともあり、スペイン代表は世代交代含めて選手構成をもう一度見直す機会が与えられた。

デルボスケ監督はクラブチームで活躍している選手を招集する柔らかい性格の持ち主でもあるが、信頼しているメンバーは招集したがる監督でもある。これは普通の監督(人間)の考えだろうと言えるかもしれないが、ユーロ予選含めて最近のスペイン代表には勢いというか迫力がなくなっているのは否めない。

特に攻撃面で多くの得点を奪えない試合が多く、信頼できるストライカー不足に加えて試合内容も昔ほど試合をコントロールしきれていない。ピンチのシーンも多くなっており、強いチームと対戦すれば勝てると言い切れないチーム状況ではないだろうか。

今までバルセロナ中心のメンバー構成だったが今ではピケ、アルバ、ブスケツ、イニエスタの4人しかスタメンに入れず、試合に出る11人の半分も埋めきれておらずバルセロナ中心のスペイン代表という状況ではなくなっている。

バルセロナからリーガ勢中心のスペイン代表に!!!

最近のスペイン代表のスタメンはバルセロナの選手がやはり一番多いが、その次に多いクラブはチェルシーのメンバーとなっている。セスク、ペドロ、ジエゴ・コスタの3人がスタメンを張る試合も多く、セスクとペドロは元バルセロナ所属ということもあるが今シーズンのパフォーマンスが高かったようには思えない(ジエゴ・コスタも同様に)。

今のチェルシーに勢いはなくなっており、その選手達を使うのには自分は大きな疑問を抱く。少し話を大きくして今のリーガとプレミアリーグでどちらが勢いがあるかと聞かれれば、恐らくほとんどの人がリーガと答えるだろう。ヨーロッパの大会で近年上位に名を連ねまくっているリーガは、現在世界で1番のリーグと言えるのではないだろうか。

もちろんプレミアリーグのスピード感、球際の激しさ、1対1の面白さなどは見ているものを熱くして楽しませる。しかしリーガ勢の戦い方とは攻撃のリズムや守り方や1つのプレーでの判断基準では異なる部分が多い。

練習期間も短く各クラブの選手間のコンビネーションを高めるのにも苦労しそうな代表チームで、試合のリズムを合わしたり戦い方を統一するのはとても困難な仕事になる。スペイン代表は近年同じようなメンバーで戦ってきた強みはあるが、それゆえに新しい選手がスタメンを奪う回数も少なかった。

最近のリーガ勢の戦い方はほぼ全てのチームが似てきており、リーガ勢の戦い方をスペイン代表に取り入れるのが1番良いのではないだろうか。自ずと選手選考もリーガ勢を中心で考え、勢いのある選手や上位のクラブチームから選手を選べばチームが機能しやすいと思える。

特にスタメンにはバルセロナとアトレティコの選手を中心に構成し、システムもリーガ勢が多く取り入れている4-4-2を採用すべきである。スペイン代表のストライカー不足もあり、得点を取れる選手を前線に2枚置くことは今回のユーロ2016ではスペイン代表において絶対必要な事だと感じられる。

メンバーや戦い方は下部の関連記事内(リーガ勢中心のスペイン代表で戦えばユーロ2016で優勝出来る!?)にあります。

 
 

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