新生スペイン代表 もう一度栄光は訪れるのか 

世代交代は上手くいくか?

ブラジルW杯を惨敗してから、それまで中心で活躍していたシャビ、シャビ・アロンソが代表を引退した。世代交代が必ず出てくるテーマであろう。

しかし、スペイン代表には若手の選手は多く存在する。現段階の実力では通用しない部分も存在するが、特に問題はないだろう。バルトラ、イジャラメンディ、チアゴ、コケ、イスコなど数えきれないほどのタレントが存在する。後は経験と実力を付ければ、世界でもトップクラスのチームになるのは間違いない。だから、心配はいらない。

ポゼッションスタイルは継続すべきか?

シャビというボールポゼッションに欠かせない選手が、スペイン代表から抜けた事により、スタイルの変更も考える人もいるのではないだろうか。また、W杯で良い所なく完敗したことも、その心配を増幅させているだろう。確かにシャビがいないと今までのような、鬼キープは望めないのは否定できないだろう。

しかし、イニエスタ、シルバ、セスクなどのスペイン代表の多くの選手は、ボールが足元にある時が最大のストロングポイントの選手は多く存在する。その為、これまで通りポゼッションスタイルを貫き通す方が、勝てるチームにも自ずとなるだろう。また、これからもバルサの多くの選手が、代表のスタメンを掴むことになると予想され、ましてスタイルは崩すべきではない。

新生スペイン代表の印象は?

つい先日、ユーロ2016の予選の第1戦となる、マケドニア戦が行われた。その試合を見た印象を書いていきたい。

フォーメーションは4-1-3-2の形であり、中盤の3選手がポジションを頻繁に入れ替わり、凄い流動的なサッカーをしていた。コケ、セスク、シルバの3選手の運動量も凄く豊富であり、自分だけではなく周りを生かす動きを頻繁に行えていた。また、サイドバックの選手のアルバ、ファンフランが共に攻撃的であり、良い攻撃参加が行えていた。また、2トップのペドロ、アルカセルが頻繁に裏を狙う姿勢を見せていたことにより、今までにないぐらい縦に速いサッカーになっていた。コケ、セスク、シルバの3選手には、この縦に速いサッカーが凄い合っているように感じる。

相手がマケドニアという事もあって、少しの苦労で勝てた事は否めないが、相手がフランスのような強豪になると通用するのかはまだ不明である。しかし、デル・ボスケもW杯の敗戦を受け入れ、少し変化をつけてきたことに良い印象を受けた。このチームが完成すると、スペイン代表の栄光はまた訪れても不思議ではないだろう。

 
 

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