《質問》ネイマールのゴール欠乏症の原因は?
コメント欄に質問があったので回答したいと思います。
『ネイマールがなかなかゴールすることができないのは何でだと思いますか? 少しずつ過去の試合を見てるんですが、フィニッシュのとこで力んでるように自分は思います。
もし力みだとしたら、結果が出ていないことの焦りかメッシとスアレスが安定して結果を残してることによる焦りなんじゃないかなと思います。
ドリブルとかは今日見たようにキレキレで簡単にシュートまでいくのにシュートが決まらないのが見ててもどかしいです笑
ネイマールのゴールが増えれば個人としてもチームとしても更に怖くなると思うので何とか復調のきっかけを掴んでほしいな…と思います。』(コメントを多少省略しています)
貴重なコメントありがとうございます。
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コメントは省略しましたが、コメントをくれた方は受験合格したようです。遅くなりましたが「合格おめでとうございます( `ー´)ノ」という言葉だけ送らせていただきます。
■ 目次
見解・回答
この質問はネイマールの得点がなかなか決まらない時期の質問で、最近はネイマールも復調したかのように得点が入るようになってきていますね。ふと思い返せば流れの中からの得点は、そこまで増えてきていないような気もしますが( ̄▽ ̄)
1、得点が取れない焦りからくるゴール欠乏症!?
ネイマールのゴール不調というか欠乏症ですが、結論から言うと一番大きかった要因は質問者が書いてくれているように、得点がなかなか入らないことによる焦りが、ゴール前でのフィニッシュの精度を欠いたのかなと推測しています。
ネイマール自体はメッシとスアレスと比べると決定力は劣りますが、決定力という実力では普通にレベルが高い選手ですからね。
実力的に疑いの余地がない選手がシュートを外しまくるとなれば、コンディションという身体的な面か、心というメンタルな面が問題なのかなと考えてしまうものです。
ネイマールはコンディション的には今シーズン通して悪い時期は少なかったですし、ゴール欠乏症と言われた時期でさえプレー自体悪くないというか良い時期もありましたし。
となれば考えられるのはメンタル面で、ネイマールの性格からして恐らく周りの目が気になりると思うので、そういう声がネイマール本人に変な焦りを生んだのかなと推測しています。
正直“ただシュートが入らない時期”というのもあるでしょうと本音では思っていましたが、ゴール欠乏症の要因を考えればメンタル面で、ゴール前でいつものネイマールではなかったのかなと推測します。
2、調子が良くて逆にシュートの選択肢が増えた!?
ここではメンタル面以外の、他の側面である技術面からも少し考えていきます。
上記にも書いたようにネイマールの調子自体悪いというより、良い時期だったのにシュートが入らないというのは普通に不思議な現象でしたね。
最近ネイマールは鮮やかなループシュートを決めていましたが、もしかしたら調子が良くて実力も着々とつけてきていることから、シュート時にどんなシュートで決めてやろうかと自分自身の中で選択肢が多くなって、ここでのシュート選択時にどれにするか、本人の中でも一瞬迷いがあったのかもしれません。
ネイマールの場合かっこつけるというか少し魅せるプレーをしたがる傾向があり、それはシュート時にもときより出てくるものです。ドリブルが多半数をしめますが。
個人的に魅せるプレーをするのは悪いとは思いませんが、それでも効果的なプレーでなければならないという、この最低条件は守らないと応援している方からしたら納得しにくいものです。
魅せるプレーといって良いか分かりませんが、狙いすぎというシュートシーンではクラシコでのPA内での吹かしたシュートを思い出してしまいます。
カルバハルを抜いてゴールの隅に流し込めば得点が入るであろうこのシーンで、ネイマールはなぜかゴール右上というコースを狙いすぎ+シュート時に思い切って足を振り切る強烈なシュートで精度を欠きました。
得点というゴールだけ考えれば少し狙いすぎ感があって、シュートの選択時に本人の中に迷いがあったのかなと思います。
迷いなのでこれもメンタル面かもしれませんが、ネイマールの調子の良さと技術面が高まったことによる、一時期の不振だったのかなと推測することも出来るかもしれませんね。
3、そもそもネイマールのシュートチャンス自体減ってきていた!?
エンリケバルサと言えばMSNが中心で語られ、この3人の数字はいつも話題に上るものです。また、この3人の中でも数字は比較されてしまうものです。
ネイマールの場合は左サイドでプレーする機会が多くあり、メッシとスアレスは中央でプレーすることから得点面では数字が劣るのはごく普通のことです。
決定力がそもそも違うと言えなくもありませんが、シュートシーンでの決定的な場面での数はメッシとスアレスより劣っているはずです。
また今シーズンはバルセロナ自体の出来もそこまで良くありませんし、得点数ではここ近年と比べて劣っていませんが、どこか決定的なシーンというかチャンスは減ってきているように思えます。
ネイマールの場合、MSNになってからは結構ゴール前での横パスをゴールに流し込むみたいなシーンも結構ありましたし、このシーンが今シーズンはほとんどありません。
シュートチャンスというネイマール自身に、決定機のシーンがここ2シーズンと比べて減ってきている印象で、それがゴール欠乏症の1つの要因にもなったのかなと推測しています。
それでもネイマールはチームにとても貢献していますし、得点面以外ではバルセロナに来てから貢献度が最も高いシーズンを過ごしていると思います。
アシストやドリブル、特に攻撃の起点としては頼りになる試合数は増えてきた印象で、着実に成長してネイマールの時代は近付いてきたのかなと感じます。
またネイマールのゴール欠乏症といわれる時期が訪れるかもしれませんが、バルサファンには温かい目で見守っていってあげてほしいですね。チームの勝利に貢献度が高い選手なので( `ー´)ノ