どうした！？ネイマール

前節のスポルティング・ヒホン戦にバルセロナは６対０と大勝しMSNが２戦連続で揃い踏みのゴールを決めたり、スアレスが２戦連続４得点と大爆発を見せたり、チームも一時期の不調からは立ち直っている感を見せておりチームを取り囲む雰囲気も良くなっている感がある。

しかし、そんな中ヒホン戦でただ１人悩める男が存在した。そうネイマールである。試合開始時から魂と気合いが抜けたような顔で試合をしており、心ここにあらずの状態で戦っているようにすら見えた。

今回は「どうした！？ネイマール、サッカーに集中！！！」というテーマです。今回のタイトルは某バラエティー番組のパクリです( ｀ー´)ノ

シーズンを通したら選手に好不調はあるが気持ちが切れている！？

今までネイマールが活躍をしない試合は多くあったが、それは相手のマークに苦しんだりボールが渡らなかったりと技術面だったり戦術面の要素がほとんどだった。

今シーズンはメッシが怪我で離脱してネイマールが覚醒をしてからはネイマール自身が悪い試合はほとんどなく、高パフォーマンスの試合をほぼ継続して行えていた。度々コンディションが悪い試合はあったが、次の試合にはまた活躍をしてその悪い出来を忘れさせるには十分な活躍を見せていた。

しかし現在のネイマールは数試合連続でパフォーマンスが低く、それがいつか上がってくると信じていてもまだ上がってきていない。そこに追い打ちをかけるようにヒホン戦の気持ちの切れたようなプレーであり、さすがにこれはマズイ状況となっている。

守備面でも足が止まっているシーンも多くあり、しっかり追いかけなかった直後にイニエスタが近づいて声をかけているシーンも見られた。イニエスタも見ていてネイマールがいつもと違うことに気付いて、さすがに声をかけたのかもしれない。

ネイマールも人間なので疲れだったりコンディションが悪い試合はあるだろうが、さすがにヒホン戦のような状態で試合に挑むのが続けばバルサファンが離れてしまうかもしれない。ピッチ外に問題が多くあり何が原因かを究明するのは難しそうである。

バルサファンの期待感が大きすぎた！？

今シーズンはネイマールがバルサに加入してから３年目で、最も大きく成長したシーズンだったように感じる。昨年終盤はネイマールの活躍が凄すぎてメッシとロナウドの２人の牙城を崩すとも考えられ、バロンドール候補の最終候補の３人にもしっかり選ばれた。

それに伴いバルサファンのネイマールを見る目も厳しくなり、今では毎試合チャンスを演出したり得点に絡まないと平均点の評価にも届かないほど厳しい評価基準でプレーしている。MSNの中では最年少（２４歳）で、年齢的にもここからもう一皮むけて良い選手になるには十分な年齢でもある。

しかし毎試合のように内容と結果を求めるバルサファンの欲求には底がなく、もしかしたらネイマール自身がバルサファンからのサポートを受けていないと感じているかもしれない。

ヒホン戦もネイマールコールの後ぐらいからプレーが良くなった印象もあり、バルサファンはネイマールをもう少し温かい目で見てあげないといけないのかもしれない。それがネイマールの活躍にもつながり、ネイマールが自信をつけてプレー出来ている秘訣だったのかもしれない。

今まではネイマールはメッシの後ろに隠れてそこまで批判されることはなかったが、爆発的に成長してプレー面で期待が大きくなったことに対処できるほど精神面では未熟な部分がありそうである。まだ年齢的にも若いのでその１面でも成長しそうであるが、バルサファンの心が少し離れたまま今夏の市場で・・・みたいな最悪のケースになりそうな気もする。

「自分を奮い立たせるのは自分だけ」信じている！！！

チーム内にいないのでバルサファンはただ見守ったり声援を送ることだけしか出来ないが、周りにいる選手達やコーチ達にネイマールのケアはしっかり頼みたい所である。

そして最後はネイマール自身が「もう一度やってやる！」と奮い立つのを待つだけで、このままのプレーならバルサファンも今夏の移籍を容認しやすい状態になってしまう。

バルサの財政事情が影響してるのは間違いないが、せめてプレー面では放出を反対させるほどのここからの活躍に期待したい。現状でもバルサの将来のエース候補でプレー面で移籍反対と考える人は多いとは思うが、その反対の声がシーズン終了後には大きくなっていることを願う。