ネイマール二世のガブリエル・ジェズスは期待できる!?(動画付)
今はコパ・アメリカとユーロが始まってバルサ周辺ではほとんど目立ったニュースもなく、バルサが正式に選手の獲得を発表するのも7月からとなっているので、代表戦に興味がない人にはとてもサッカーでは暇な時間をお過ごしかと思います。
今回はその中でも最近ニュースになっているガブリエル・ジェズスに注目したいと思います。今回のテーマは「ガブリエル・ジェズスはバルサでも活躍できるのか!?」というテーマです。
■ 目次
ガブリエル・ジェズス(19歳、パルメイラス)とは誰ぞや
ジェズスは15歳でパルメイラスの下部組織に入り、17歳でプロデビューを飾った。2015年のU-20ワールドカップではブラジル代表の一員として準優勝に貢献した。
利き足は右利きでネイマール二世と呼ばれるだけあって左サイドでのプレーがしっくりきているようだ。プレースタイルはトリッキーなプレーを多く用いるタイプのブラジル人で、そういう意味でもネイマールにとても近い。これだけならよくある情報なので実際にプレー集を見てみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=Gqemskft0ag
※上記の動画はYouTubeチャンネル「g Element」様より引用。
所々ネイマールにダブル感じも受けたのではないでしょうか。個人的には「とても期待して良し」という印象を受けます。ネイマールみたいなプレースタイルでトリッキーなプレーで何度かリーガの選手達から注意を受けるでしょうが、成長すれば世界でも有数のアタッカーになる逸材に感じます。
ネイマールほどの器なのか?
このガブリエル・ジェズスという選手は、選手本人の意思に関係なくメディアや周りの人からネイマール二世と呼ばれるだけあって、ネイマールほどのポテンシャルがあるかどうかは気になる所だと思います。
個人的な見解ですがネイマールほどのポテンシャルや器はないと感じます。左足の使い方ではネイマールに完全に劣っており、ネイマールほどのプレーの幅が将来的に出る可能性は少ないでしょう。それでも来季からシティを指揮するペップも獲得を望んでおり、成長する将来性を考えれば今夏に獲得に動いてもよい選手だと強く思います。
ずっと前に記事にした(下の関連記事内にあります)今回のコパ・アメリカでも得点を決めたりと少し名前もメジャーになった感があるガブリエル・バルボサ、通称ガビゴルよりはガブリエル・ジェズスの方がポテンシャルは高いという印象は受けます。
バルサのプレースタイル的にもジェズスの方が合っていると思いますし、ジェズスの場合はバルサに入ればウイングの位置でプレーする姿が想像しやすい。
現状の実力ではMSNのバックアッパーどころかバルサで試合に出れば、悪い意味で浮いた存在にはなると思います。さらにリーガのプレーリズムやヨーロッパでの生活に慣れるという意味でもバルサファンの温かい目がないと成長は難しいでしょう。
でも半年から1年間スタメンとは言わずともMSNの穴埋めや途中出場していけば、間違いなく使える選手まで成長する選手だと思います。ルイス・エンリケがどれだけ起用するか、もしくはレンタルに出されるなんて可能性もありそうですが今夏に動かねば、他のクラブに獲得される若手の有望株の選手の1人でしょう。選手本人はバルサへの移籍を希望という情報も( ̄▽ ̄)
プチベテランのノリート、若手のジェズスどっち?
ここからはバルサの現実問題も含めて第4のFW問題としてガブリエル・ジェズスを考えたいと思います。現状で最も対抗馬として有力なのはユーロでスペイン代表の一員として活躍しているノリート(29歳、セルタ)でしょう。
ノリートの説明は省きますが、ノリートがまず今夏にバルサに復帰すれば活躍するのは間違いない選手でしょう。バルサ出身の選手でルイス・エンリケの信頼も厚く、ベンチ生活を分かっていながらもバルサ復帰を希望する選手で、ある意味バルサと相思相愛の関係と呼べる唯一の選手で間違いなしです。移籍金も1800万ユーロとお財布に優しく、戦力として計算できる選手補強になるでしょう。
それに対してガブリエル・ジェズスは謎の部分が多く、移籍金(契約解除金)も2400万ユーロと決して安くない。これだけ支払っても活躍しない可能性を残すだけに、ある意味チャレンジ的な支出にはなるでしょう。
来季や2年後、3年後だけを見ればノリートの獲得でバルサは第4のFWというテーマから解放される可能性は高い。でも将来的に化ける可能性がありメッシやネイマールまでとは言わずとも、世界でも有数のアタッカーを獲得出来るチャンスがバルサにはある。
どちらの選手獲得が正解というのは難しく、どちらがバルサに来ても期待できるだけに完璧な判断基準を作るのは難しいでしょう。しかし最近はバルサの中で若手が出てきていないこともあり、トップチームに若手選手がほとんどいない状況なのでチームの若返りという意味でもここは1つチャレンジ的な選手獲得に動いても良いのかなとは思います。
本当にどっちが来てくれても嬉しいのですが、若手の成長を見る楽しみをバルサで最近はあまり見る機会が少なかったので、若手選手を獲得するタイミングなのかなと感じます。
ルイス・エンリケからしたら計算できる戦力としてノリートと即決で判断しそうですが、第4のFWは7月になってどうなるかが楽しみな補強ポイントだと思います。意外に昨夏のアルダみたいに裏でもう誰かと話を進めていたりする可能性もあるかもしれませんね。
タグ:ガブリエル・ジェズス, 時事ニュース, 移籍, 選手
メッシ、ネイマール以下を一列下げて
右 エストモーレ ガブリエル(デニススアレス) 左 ハリロビッチ(ラフーニャ) 9番 スアレス
インテリオール 右メッシ、左ネイマール(イニエスタ)
ビボーテ ラキチッチ
セントラル ピケ ブスケツ(マチュー)
ラテラル 右 セルジロベルト 左 アルバ
でどうでしょうか。
守備がめちゃめちゃになりそうな気もしますが、両エストモーレが幅を取るので、ラテラルが高い位置で張る必要がなくなること、ビルドアップが改善することを考えると意外と安定しそうな気もします。