今夏4人目の補強選手、アンドレ・ゴメス(動画付)

今朝目覚めるとバルサファンには大きなニュースが飛び込んだ。あまりにも突如にバレンシアのアンドレ・ゴメス獲得が決定していた。これはクラブからの正式発表であり、来週には選手側とサインを行い正式にバルセロナの一員となる見込みだ。移籍金は3500万ユーロ+出来高2000万ユーロらしく、大体5000万ユーロぐらいと思えばよいのかも。

今回は「ルイス・エンリケ熱望のアンドレ・ゴメス獲得、中盤の人数が・・・」というテーマです。

バルサとレアルの2択でバルサを選んだアンドレ・ゴメス

恐らくほとんどのバルサファンにとってこれまでのアンドレ・ゴメス獲得の噂はそこまで嬉しいものではなかった。移籍金にかかる高額なお金もそうだが、バルサの中盤の人員は揃っているという印象があるだけにアンドレ・ゴメスを獲得する緊急性を感じられなかった。

しかしいざバルサに加入が決まれば若くて将来性も有望で実力があり、リーガで何度も対戦していて良いイメージがある選手だけに嬉しい気持ちは抑えられない。そしてアンドレ・ゴメスがバルセロナに加入を希望してこの移籍は実現した。

アンドレ・ゴメス獲得の障壁となるクラブは永遠のライバルチームのレアル・マドリードであり、多少だがレアルの方がバレンシアや選手にとって良いオファーをしていたらしい。その条件の良いオファーを蹴ってアンドレ・ゴメスはバルセロナ加入を決めてくれたことで、プレーだけでなく人間性にも好印象を受けてしまうのは自分だけか。バルサを選んだ理由はイニエスタやメッシと一緒にプレーがしたかったという理由らしい。

メディア情報ではアンドレ・ゴメスはレアルに行く雰囲気があったが、最終的に水面下でしっかり動いていたバルセロナの元へアンドレ・ゴメスはやってきた。バレンシアにはヨーロッパの大会に出れないことで経営面で苦しい状況の中、多少金額が劣るバルセロナへ選手の気持ちを尊重して移籍を認めてくれたことに感謝。そしてバレンシアにはアルバ、マテュー、ビジャ、そして今回のアンドレ・ゴメスと改めて感謝<(_ _)>

中盤から前ならどこでもプレーできるアンドレ・ゴメス

アンドレ・ゴメスはルイス・エンリケ監督が熱望して獲得が決まった選手である。足元に高い技術があり、結構長身ながらもスピードがあり緩急あるドリブルで対戦相手の守備ブロックを崩すことも可能。ワンツーやフリーランニングでスペースを使うのも上手く、守備もそこまで苦としない選手である。左右両足から強烈なキックと正確なキックが蹴れ、プレーの幅が広いのもアンドレ・ゴメスの良い所。ある意味中盤の選手としては万能タイプの選手と言えるのかもしれない。

アンドレ・ゴメスの本職は攻撃的な中盤のポジションなら中央やサイド問わずどこでもという感じで、バルセロナでの本職は中盤のセントラルとなるだろう。メッシやネイマールのウイングの位置でもプレー可能であり、もしかしたらブスケツの中盤のアンカーでプレーする時もあるのかもしれない。アンドレ・ゴメスの攻撃力なら高い位置のポジションが適正だとは思うが可能性としてアンカーもあるかも。

これまでの数シーズンでバレンシアとは何度も対戦しており、アンドレ・ゴメスとも何度も対戦していたが昨シーズンのプレー集の動画を載せておきます。見てみると改めて質の高いプレーをしていると感じる。

https://www.youtube.com/watch?v=J2hr-q6G1qw

※上記の動画はYouTubeチャンネル「ScoutNationHD」様より引用

今シーズンのバルセロナの中盤は渋滞状態に・・・

昨シーズンのバルセロナの中盤と言えばラフィーニャがシーズン序盤に長期の怪我をしてしまい、特に前半戦はブスケツが中盤のセントラルの位置をしなければいけないほど人数が足りなかった。後半戦にはアルダが加入して層は厚くなったが、シーズン終盤はルイス・エンリケのベンチメンバーへの信頼度が低かったことでメンバーを固定して戦うことが多かった。

そんなこともあったので今夏の補強選手第1号のデニス・スアレスがバルサに復帰したことはとてもうれしい補強となった。これでセルジ・ロベルトを右SBに下げてもイニエスタ、ラキティッチ、ラフィーニャ、デニス・スアレス、アルダと5人おり、中盤のセントラルはもうこれ以上いらないというか選手のやりくりが大変だぞとも感じるほどだった。

そしてそこへ今回のアンドレ・ゴメス獲得が決まり、中盤のセントラルを本職とする選手は6人となった。この中で数選手はウイングでもプレーするのだろうが、メッシやネイマールがいる以上そこまで出場機会は訪れないだろう。ブスケツのアンカーの位置で誰かを起用するのかもしれないが、恐らく2番手はCBのマスチェラーノが中盤のアンカーで出場しそうなのでアンカーの位置での出場回数も限られたものになるだろう。

正直な所元々軽い渋滞が起こっていた中盤のセントラルにアンドレ・ゴメスが入った事で、大渋滞と言っても良いほど選手の数が揃った状況となっている。ルイス・エンリケは現状その6人を全員戦力とみなしているようだが、ここまで人数が多いと1人ぐらい放出してすっきりさせた方が良いのではと思う所。

今シーズンからトップチームに昇格したサンペルはこれでほぼレンタル移籍が確定的になったように感じる。本職のポジションの位置は違えど、これだけ実力者がいる中盤で出場機会を貰えることはないだろう。話は少し変わって来るが4番手のFWを獲得すればムニルはウイングでも中央の位置でも序列が3番手以下になるので、ムニルもレンタル移籍が濃厚だろう。

今(7月)のプレシーズンはまだ代表選手が合流していないので試合の選手のやりくりは簡単だが、8月になると一気に代表選手が合流して毎試合のスタメンを決めるのがとても難しくなるだろう。今シーズンも鉄板メンバーがやはり健在するのか、はたまた誰かがスタメンの座を奪うのか楽しみな所で、今シーズンのルイス・エンリケの選手采配には昨期よりも注目が集まりそうだ。

 
 

3 Responses to “今夏4人目の補強選手、アンドレ・ゴメス(動画付)”

  1. 茶飲みばーさん より:

    動画ありがとうございます。あらためて良い選手ですね。身長、フィジカル、ボール奪取力もあるようなので、ビボーテの2番手になってくれることを期待します。昨年はブスケツとピケのどちらかが欠場すると前からのプレスに苦しんでいたように思えるので、ゴメス、ブスケツ、ピケでローテーションできたらと思います
    ビエットも獲得できるとロベルト、ラフィーニャも合わせ、ネイマール世代への移行が完成してしまいますね

  2. レト より:

    ハメスが残留の意思を示したことでレアル側の交渉が停滞したことが決定打になったようですね。
    前線にも積極的に飛び出すプレースタイルは確かにエンリケ好みの選手だと思います。
    これだけ中盤を増やしたからにはなおさら新しいフォーメーションを見てみたいです。

  3. ゆうzi より:

    できればそのお金でべジェリンを取ってほしかったのですがサイドバックはセルジロベルトで確定なのでしょうか

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