補強資金調達の為、アルダを売却する声に待った!

最近ではバルセロナ周辺にルイス・エンリケの強い希望もあってかバレンシアのアンドレ・ゴメスの名前を毎日のように目にする。現状のバルサの中盤のメンバーの層と高額な移籍金(約6000万ユーロ)を考えれば、強引に獲得する必要性を感じないのは自分だけなのか。

アンドレ・ゴメス獲得にはバルサの現在の財布では他のポジションの補強も考えれば手が届かず、そういった状況でバルサファンの間ではアルダを売却すれば良いという声も聞こえてくる。

今回は「アンドレ・ゴメスをもし本当に今夏に獲得しようとするならば、資金調達と中盤の人員整理で放出に真っ先に名前が挙がるのはアルダだがまだ決断するには早い!!!」というテーマです。

アルダのプレーでバルサファンが満足できたのは2月まで!?

アルダは昨夏にバルサに加わったが、補強禁止処分を受けていたバルサでは2016年内に入ってから試合に出場するようになった。約半年間ほとんど出場できない状況でもバルサに入ってくれたことは本当にうれしくて頭が上がらない。

アルダはバルサデビューしてから2試合目で初アシストを記録するなど、バルサファンにアトレティコ時代の活躍通り好印象を得てスタートした。バルサの日程が国王杯とリーグ戦で週2試合だったこともあり、2月までにアルダは多くの試合に起用された。これからアルダがフィットしてくればバルセロナの2年連続の3冠獲得も夢じゃないと思えるほど期待出来た。

しかし3月に入って大事な試合やシーズン終盤を迎える頃になって、ルイス・エンリケがローテーションを採用する機会が少なくなったこともありアルダが試合に出場する機会は減っていった。また試合に出ても動きが少し鈍かったり守備に戻るのが遅れていたりと、プレーの出来にも少し満足いくレベルではなかった。

シーズン終盤には長期の怪我から復帰したラフィーニャが戻ってきたことで、中盤ではラフィーニャが途中交代で起用されることが多くなってアルダの出場機会はますます減っていった。バルサでのシーズンと言っても実質は年内だけの半分なのだが、アルダならもう少し出来たでしょという印象を受けたファンは多かったに違いない。

バルサスタイルにフィットしなければいけない時間があるのでアルダ自身のプレーが最高の出来になるとは思っていなかったが、スタートが良かっただけに期待していた出来を下回ってきた印象が強い。

そして気持ちを切り替えてユーロでトルコ代表として活躍を期待していたバルサファン。スペイン代表対トルコ代表の試合を見た人は多いと思うがユーロ自体の出来も良いモノとは言えなかった。3試合目はアルダらしさも出ていたが、2試合連続で敗戦をしたことで決勝トーナメントにも進めずにトルコ代表はユーロから去る結果となった。

中盤の序列では恐らく最下位のアルダ、若くもなくカンテラ選手でもなく苦しい立場に

バルセロナは主力選手を今夏も放出する可能性は低いので、来季の中盤はイニエスタ、ラキティッチ、ラフィーニャ、デニス・スアレス、アルダとなるだろう。そして現状では恐らくルイス・エンリケの中盤の序列はこの書いた順番通りになっていると推測される。

昨季の終盤の起用のされ方からラフィーニャより序列は下なのは確実で、デニス・スアレスも期待されて加入していることで最低でもアルダと同等の序列ぐらいになるだろう。年齢が若くカンテラ出身ということもあり、ルイス・エンリケはデニス・スアレスを積極的に起用するかもしれない。

バルサ加入時には即戦力として期待されたアルダだが、現在29歳というベテラン選手の一歩手前にもかかわらずバルサでの選手生活の見通しは雲行きが怪しい

そしてバルサファンはカンテラ出身の選手や若い選手が好きな傾向が強く、デニス・スアレスの加入が決まってからは「アルダ<デニス・スアレス」への期待感が強くなっているだろう。そういうファンの期待感もルイス・エンリケは分かっていると思うので、それはローテーション時の起用に多少なりとも影響されるかもしれない。

まとめるとアルダはバルサファンからの期待感はそこまで高くなく、ルイス・エンリケの評価もそこまで高いものではなくとても苦しい状況となっている。

恩義ではなく、アルダにまだ期待していい(はず)

ここからは完璧に自分の意見なのだが、アルダにまだ期待できると思います。それは昨夏に約半年間試合に出れない状況でバルサに加入してくれた恩義ではなく、アルダの実力ならバルサで活躍できると信じているからです。アトレティコ時代のプレーぶりからアルダのポテンシャルと実力が発揮されれば、十分にバルサで活躍できるレベルにあると断言できるからです。

バルサで活躍する為にはユーロで見る限り体が重そうで、こんなにアルダ体大きかったっけと思えるほど。その為バケーション中に体調管理(体重と軽いトレーニング)をしっかりして、プレシーズンには結構動ける体で合流してルイス・エンリケに俺はまだまだバルサで出来るぞとアピールをしてほしい所。

ルイス・エンリケが中盤のローテーションで誰を起用するかを頭を悩ませるほどに良いプレーを期待したい。そして今季はプレシーズンからウイングを何度か試してみても良いのかなと思います。アルダはウイングでより相手ゴールに近い位置でのプレーの方がやりやすそうで、守備のリスクを考えずに攻撃に専念でき、守備の負担も少ないのでアルダの攻撃力が活きるポジションの1つに思えます。恐らく多くのバルサファンがアルダをウイングで起用する所を見たいと思っているでしょうし( ̄▽ ̄)

どの道アンドレ・ゴメス獲得の為のバレンシアとの交渉には時間がかかると思うので、アンドレ・ゴメス獲得自体アルダのプレシーズンの出来を見て判断しても良いのかなと思います。アルダのプレーが悪いのならアルダ売却も止む無しで、中盤のアンドレ・ゴメスでなくても他のポジション補強の為に出来が悪いならアルダ売却もありかなと思います。

第4のFW、SBが今夏絶対に補強しなければいけないポジションですが、他のポジションの選手層を厚くする意味とチームのマンネリ化解消の為に、新しい息吹をいれる意味で期待できる選手の獲得には大賛成です。なるべく若手の選手にしてくれればさらに嬉しい所( `ー´)ノ

 
 

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