リーガ第6節 9/27 バルセロナVSグラナダ 試合評価
■ 目次
試合での問題点
コーナーからのカウンターで危ないシーンが何度もあった。開始2分の、ギリギリマテューがクリアしたシーンを含め、いくつか存在した。人数が同数だったりと、攻め上がっている選手が速く戻るのは勿論、後ろに残る選手の枚数を含め、見直す必要がある。
先制点が入るまでに苦労したことは間違いなく、チャンスは少しあったが、決定機はほとんどなかった。アイデアを二つ提示した事は良かったが、これからももっと多く提示する必要がある。後ろの三枚のオーバーラップやミドルシュートやアーリークロスなど、相手に有効的な攻撃を仕掛けられるようにバリエーションを持っておくべきだ。
試合での良好点
中央を固められた相手を崩すアイデアが明確で良かった。ゴール前への飛び出しとサイドバックの裏という事を選手も実践出来ていた。これだけに頼るのは難しいが、相手チームもバリエーションが増えたバルサと戦う事に、ますます頭を悩ませるだろう。
ライン設定が相手の選手にビビらず高かった。相手の前線に速い選手がいるとラインを下げたくなるが、強気にラインを設定してオフサイドをよく取れていた。中盤がコンパクトになり、前線からのプレスの効き目をより一層強くする事に一役買っている。
選手評価
()内は、1~5段階評価で3が普通、5で最高、★はマンオブザマッチ
GKブラボ(3)
今日はほとんど出番なく試合は終わってしまった。特に悪い所もなかった。
DFアウベス(4)
右サイドの攻撃を活性化させていた。ドリブルで仕掛ける場面も多く、相手のサイドバックの裏をえぐる事に成功していた。
DFマスチェラーノ(4)
カバーリングやラインの統率で相手のカウンターを防いでいた。オフサイドにかける場面も多くあり、ライン設定も高くて問題なかった。
DFマテュー(4)
相手の強く速い選手に、一人で良く対応していた。前半開始のスライディングのカットや、1対1での対応にバルサは何度も助けられた。
DFアドリアーノ(3)
アウベスが上がる分バランスが良く取れていた。もう少しネイマールと連携して、相手を崩す場面を増やせれば良かった。
MFブスケッツ(3)
ディフェンスラインへのカバーやプレスなど、ボールのない所でしっかり仕事をこなしていた。
MFシャビ(4)
ボールを持てば取られず、良いスルーパスを何度も通していた。ゴール前にも入ってきたりと運動量もあった。
MFラキティッチ(4)
シンプルにプレーしながらよく動き、ゴール前に入る事で点も決めた。守備でもルーズボールに強さを見してくれた。
FWムニル(3)
裏への抜け出しに何度か成功していた。今日のチャンスを考えれば1点は欲しかったが、パリ戦に良い意味でゴールを充電していると考えたい。守備では1対1に弱さを見せる事もあったので、そこは改善点だ。
FWメッシー(5)★
今日の出来に文句は誰も言えない。位置は低くトップ下でプレーしていたが、アシストだけではなくゴールも決めてくるのはさすがである。周りをシンプルに使うことでネイマールの得点も伸びてきている事も良い点だ。
FWネイマール(4)
ハットトリックを決めてくれた。遂にバルサでも点が入るようになってきたと感じさせてくれる。ドリブルやコンビネーションなどでも相手を崩せていた事が、今シーズンになってから増えてきているのも良い点だ。
MFセルジ・ロベルト(4)
今日は姿勢がとても良かった。ボールへの執着心があり、積極的にプレー出来ていた。契約を延長してさらにバルサで成功しようという意思が伝わってきた。
DFバルトラ(3)
ちょこちょこ怖い対応はあったが、失点しないという気迫は伝わる。実力的にも安定性にも少しずつ成長して欲しい。
FWサンドロ(3)
気迫と意欲が凄い伝わりやすい選手である。動きに得点を取りたいという気持ちが表れていた。
最後のまとめ
前節の枠内シュート0の無得点という悪い流れを、大量得点で断ち切り、勝ち点3を奪えたことが良かった。パリ戦に向けて選手を何人か休ませることに成功したのも良かった。
メッシーを活かす戦術がとれており、それが成功した試合となった。ルイス・エンリケの対処の速さに好印象はさらに増した。
選手の頑張りが毎試合伝わり、チームとして良い方向に向かっていると再認識させてくれた。