15/16クラブW杯決勝 12/20 バルセロナVSリーベルプレート 試合評価

試合支配率

※赤色はバルセロナ、黒色はリーベルプレート、白色は互角

20151220 リーベルプレート戦

・バルセロナ25分、リーベルプレート0分、互角65分

試合全体ではほぼバルセロナペースで、バルセロナには危ないシーンは後半最後の方の2本だけだった。後半には前掛かりになったリーベルから多くの決定機とチャンスを作った。先制点を奪うまではイーブン気味だったかもしれないが、先制点を奪ったことでバルセロナの選手達に余裕が生まれ、球際での激しさ以外は比較的楽に試合を進めれた試合だった。

試合での問題点

ほぼ年内最後の試合、決勝での試合、久しぶりにベストメンバーが揃った試合、課題を見せなかった試合を演じて完勝だった。問題点を取り上げるほどの問題はなく、ここからの短い冬休み(5日間)はゆっくりお休みに集中できる。

試合での良好点

大会前にバルセロナのモチベーションが低いのではと感じていた人もいたかもしれないが、チームの集中したプレーは優勝チームにふさわしかった。試合後にルイス・エンリケが「今日のバルセロナならどこのチームでも圧倒していただろう」というコメントに、とても共感できた。まだまだ勝利に対して貪欲であり、選手のモチベーションという点では昨季の3冠獲得も不可能ではないことを証明した試合になった。

激しいリーベルに球際や中盤でボールの競り合いで負けると、試合の流れは持っていかれると思っていたが、全く心配ないほどバルサの選手は対等に戦っていた。プレスや囲い込みも含めれば、バルセロナがリーベルのストロングポイントでも勝っていたとも言える試合であった。試合前からベストメンバーが揃えば勝てるという絶対的な自信はあったが、この試合ではほぼ全ての面でリーベルより上だという戦前の予想通りのプレーを見せた。

褒め過ぎて気持ち悪いし、褒める所が多くてキリがないのでこれで最後にするが、多くの時間で試合をコントロールして完勝したチームの戦いぶりは本当に素晴らしかった。先制点までは我慢の時間が続いたが、その時間までもバルサが負ける確率は極めて低い試合内容を演じていた。バルセロナの負けを祈っていたファンもいただろうが、この試合ではバルセロナがリーベルに負ける要素は全くなかった。

ちょっと目についた選手

・バルセロナ

FWスアレス

この大会のMVPにも選ばれ、2試合で5得点の決定力の高さはさすがとしか言いようがなかった。ポストプレーや長いパスでもチームに貢献し、前線のプレスでもチームに貢献した。この万能ストライカーには野心しか感じられず、アウベス同様にプロの中でも最高の勝利へのメンタルを持っている。このメンタル面がほぼ不調がない要因だと確信できた。

FWネイマール

怪我明けでリスキーかなとも思える起用だったが、2アシストしてチームの勝利に大きく貢献した。体のキレでは10月や11月の好調時のキレではなかったが、それでも違いを見せるドリブルやテクニックを何度も見せた。将来のバルサのエース候補だったが、来年あたりからはバルセロナはメッシとネイマールの2枚看板のチームと言えそうである。少しキレやすかったり報復ファールもあったりしたので、そこだけはまだまだ改善の余地あり。加入当初よりは少なくなっているので、あと数年で自分をコントロールして試合中も戦えると確信しているが。

・リーベルプレート

FWアラリオ

リーベルの中で注目選手にも挙げていたせいか、とても上手い選手だと感じた。相手を背負っても柔らかいプレーが出来、前線の攻撃の起点に慣れる選手だと感じた。結構身長もあってヘディングも出来そうなので、欧州に移籍したとしてもどのリーグでもやっていけそうだと感じた。早く欧州でのプレーが見たい選手の1人である。

最後に一言

全くの隙を見せずに完勝の試合内容を飾り、バルセロナの強さを日本でも世界に発信できた。現地で見た人は本気のバルサのプレーと言うこともあって、本当に価値ある試合を見れたように感じる。次のクラブワールドカップ2016も日本開催なので、チャンピオンズリーグ2連覇、いや2シーズン連続の3冠王者として来年もまた日本でのプレーが見たい。今季の後半戦となる来年のプレーも苦しい試合はたくさんあるだろうが、このチームならやってくれるはず。本当にこの1年お疲れさまでした<m(__)m>

 
 

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