15/16国王杯ラウンド16 1st 1/6 バルセロナVSエスパニョール 試合評価
■ 目次
試合支配率
※赤色はバルセロナ、黒色はエスパニョール、白色は互角
・バルセロナ35分、エスパニョール0分、互角55分
試合全体を通して主にバルサが主導権を握っていた。エスパニョールに先制はされたが試合立ち上がりからバルサは何度か良い攻撃を見せており、前半終盤の逆転してからはほぼバルサペースと言える試合だった。後半は追加点も奪ったことで余裕も出始めパス回しがスムーズになり、最後はエスパニョールが退場者を2人出して9人で戦ったことで、ただ守る防戦一方の試合展開だった。
試合での問題点
試合内容よりもエスパニョールの選手達の挑発を真に受け過ぎた選手は反省が必要。特にスアレスはちょこちょこ何かを言っており、試合終了後の引き返す通路で暴言を吐いたらしく、何かの処分の可能性もある。エスパニョールの選手達の足を狙ったタックルやアフターのファールにイライラするのは分かるが、それを暴言やプレーの関係ない所で体を当てたりするのは改善の余地あり。ずっと冷静でプレーは出来ないだろうが、スアレスやネイマールが2枚目のイエローで退場処分を受けるかもと思えてしまう展開だった。サッカーのプレー面でやり返すことに集中してほしい。でも、エスパニョールの意図的に倒れるのはムカつくので、次の2ndレグのアウェイの試合では何度か倒れる選手が出ても良いかも( ̄▽ ̄)
速攻時に真ん中に選手が入り切れていない時が何度かあった。特にネイマールの単独でのドリブルやスピードアップに右のメッシが上がり切れずに、遅れて後方の位置でボールを受ける回数が目立った。そこにラキティッチやアルダみたいな中盤の選手が入ってきて、その前でメッシが中央で動き出す方が相手からしたらとてもマークが付きにくい。メッシがもっとダッシュで中央に走り込まないといけないシーンが何度かあった。
試合での良好点
プレー面ではほぼ言うことなしの試合を演じた。先制点は許したが悪いボールロストから生まれたもので、それ以外はほぼピンチらしいピンチはほとんどなかった。全体の守備ではここ2か月近くとても安定しており、自分達のゴール前の守備回数もとても減ってきた。この守備ならほとんど言うことなし。
攻撃ではサイドチェンジのパスミスなどのロングボールのパスミスがバルサにしては珍しく多かったが、メッシも右に開き気味でプレーして前線がバランス良い攻撃の配置だった。パス回しもカンプノウのピッチで速いテンポのパス回しも見れたりと、良いプレーが何度も見れた。攻撃はまだまだ前線とイニエスタ頼みすぎて相手に的を絞られやすいが、それでも良いプレーがあってこれから改善とテンポアップしていけばOKの段階である。
ちょっと目についた選手
・バルセロナ
MFアルダ
いきなりのバルサデビュー戦をスタメンで出場し、首を振りながらポジションを確認して動くシーンが多々あったが、何度かアルダの上手いプレーが見れたシーンがあった。交代前には走り込んでシュートを放つシーンもあり、時間が経つにつれてアルダ自身にも余裕が出てきた感じがあった。これからラキティッチと良い意味でポジション争いが楽しみだと感じさせた。それにしてもやはり上手くボールを失わない選手だと実感( `ー´)ノ
FWメッシ
勝負強く同点ゴールと逆転ゴールを決め、その後の追加点もアシストして2得点2アシストの大活躍を見せた。試合序盤は少しぼーっとした感じだったが、相手の挑発もありメッシの闘志に火がついてプレー面も鋭くなった気がする。コンディション自体は上がってきており、この試合で一気に心身ともに上がった気がする。ネイマールも良い時のスピードが復活しており、MSNに死角がまた1つなくなった印象を受けた。
最後に一言
ダービーらしい選手間のもめ合いがあり、相手に退場者も出た試合をしっかり大量リードを奪って1stレグを終えれた。2ndレグが100%安全な試合にはなっていないが、これで圧倒的有利なアドバンテージを獲得出来た。引き分けだった相手から勝利をもぎ取ったことで、チームの団結力と強さがより一層増した印象も受けた。そして、ビダルとアルダはバルサデビューおめでとう( `ー´)ノ。これから後半戦の活躍に大いに期待してるぜ<(`^´)>
メッシはトップ下のプレーに移行しつつありますね。
今後はビダルの突破力が生きてくるかもしれません。