15/16リーガ第20節 1/17 バルセロナVSA・ビルバオ 試合評価

試合支配率

※赤色はバルセロナ、黒色はアスレティック・ビルバオ、白色は互角

20160117 ビルバオ戦

・バルセロナ35分、アスレティック・ビルバオ0分、互角55分

試合序盤のイライソス退場でこの試合はほぼバルサペースで試合は進んでいた。15分まではビルバオの守備も耐えていたが、その時間を過ぎる頃からバルサの攻撃をしのぎ切れなかった。後半開始直後の失点で一気にビルバオはこの試合に立ち向かう意味を失い、そこからはバルサの追加点を許しながら守り一辺倒に近かった。11人対10人でカンプノウなら数的有利のバルサが圧倒的に支配するのは明らかであり、それが試合序盤に起きた事でビルバオは本来の姿を全く見せれなかった試合であった。

試合での問題点

ビルバオが10人だったこともありバルサの悪い部分が出にくかったこともあるが、ビルバオの前線の選手に少し攻撃の起点を作られ過ぎた。特に後半のサビン投入後からバルサも勝利を確信して気抜けの部分があったのかもしれないが、2回ほど良い攻撃を喰らうシーンがあり、60分のエラソの決定機もそこから許してしまった。ビルバオの裏への飛び出しの対応は、次の試合にはしっかり対応しなければいけないと感じさせるプレーだった。

試合での良好点

ほとんど良い点ばかりの試合で、特に守備はプレスと囲い込みでビルバオの攻撃をほとんど出させなかった。ビルバオが10人で自陣から抜け出すのに苦労しているのはあったが、バルサのプレスや囲い込みも良い守備を見せていた。ここ最近は本当に無失点の試合が多くなり、前線からの守備含めてチーム全体がとても上手く機能している証拠の1つに見える。

2点目を奪うまでに時間はかかったが、後半は効率性という決定力も発揮して得点を量産した。スアレスのゴール前でのシュートの感覚がここ数試合悪かった気がしたが、この試合でハットトリックを記録して国王杯を欠場して調子を上げた感じがした。ブスケツやイニエスタもとても良いプレーを見せており、国王杯で休んだ選手が大いに活躍した試合だった。改めて前半戦頑張った選手達に、回しながら休ませてあげなければいけないと感じさせる試合内容だった。ラキティッチを本当に休ませてほしい気はするが・・・。

ビルバオの守備にもっと苦労すると思っていたが、10人とカンプノウと言うこともあり圧倒した試合だった。もっとサイドチェンジや大きな展開がないと攻めれないと思っていたが、バルサの出来はとても良かった。ビルバオのラインの裏への飛び出しも選手全員で行っており、攻撃が足元足元にならなかった部分も良かった点であった。

ちょっと目についた選手

・バルセロナ

MFブスケツ

アンチバルサファンが見ていたらムカつくぐらい上手いプレーを何度も見せた。ボール処理が完璧というほど上手くボールを味方にパスし、ボールを取られた印象が全くなかった。守備でも中央で何度もビルバオに対して壁を作り、簡単に突破を許すことはなかった。解説の安永氏が言う通り、間違いなくバルサの代えの効かない選手のプレーを見せた。あきれるを超えてムカつくほどボールタッチが上手かった。

FWネイマール

シーズン前半戦にメッシ不在で覚醒した感じを受けたネイマールだったが、あれは調子が良いからだと自分は思っていたが、現在では確実に自分の実力として消化している。メッシ不在の後半戦はもうやりたい放題という感じで、ビルバオの守備陣もネイマールがボールを保持すると2人でなく3人が対応しているようにも見えた。ネイマールへのムカつきからかもしれないが、もう完全に今では1対1では止めれない存在になった。

 

・アスレティック・ビルバオ

DFエチェイタ

スアレスにボコボコにやられ、試合序盤のイライソス退場のシーンを作り出したのもエチェイタのボールロストだった。スアレスを止めれるDFが少ないのはあるが、次のビルバオ戦もエチェイタが出場すればそこをバルサは積極的に狙うことも1つの手である。スアレスは国王杯の1stレグに欠場確定はしているけど( ̄▽ ̄)

最後に一言

ビルバオが10人だったがしっかりと勝利し、良い感触を得たままビルバオのホームのサン・マメスの試合へ挑める。スアレス欠場ともしかしたらメッシ欠場などもあるかもしれないが、ネイマールがいたら何とかなりそうな気もするバルセロナのチーム状態は良い。次は本気のビルバオと対峙すると考えれば、この大勝を忘れてもう一度気を引き締め直して挑む必要がある。ある意味スタジアムと対戦相手も考えれば、この1月で最もナーバスになる対戦が次の試合なのかもしれない。

 
 

2 Responses to “15/16リーガ第20節 1/17 バルセロナVSA・ビルバオ 試合評価”

  1. レト より:

    エラソの決定機はオフサイドだったと思います。

  2. イル より:

    お久しぶりです!
    メッシのPKのシーンですが、メッシが蹴る前にビルバオのウィリアムズが蹴るであろう方向を指差していて、しかも見事にあてています!
    これはメッシのフォームやクセなどがばれているのどしょうか?
    そして、そうだとすると、これがメッシのPKの失敗が増えている一因なのではないでしょうか?

コメントを残す

このページの先頭へ