15/16リーガ第23節 2/7 レバンテVSバルセロナ 試合評価

試合支配率

※赤色はバルセロナ、黒色はレバンテ、白色は互角

20160207 レバンテ戦

・バルセロナ0分、レバンテ5分、互角85分

上記では表していないが多少のレバンテペースでほとんど試合は進んでいった。ブスケツ投入後はバルセロナも試合を落ち着かせられて、ラスト20分は互角の試合内容になった。ラッキーなオウンゴールもありバルサが2対0で勝利したが、チャンス数だけでは互角、いや負けていた試合だった。

試合での問題点

試合を見ている側にはなめているようにも感じられる4枚と3枚の7人の守備ブロックから、チャンスを作れないという課題が浮き彫りとなった試合だった。ズルズル下がる分裏を狙いずらく、クロスボールが鼻から選択肢にないバルサには、分かっていても狭い中央を突破しようとした。終わってみれば良い形のシュートシーンは片手で数えれるほどしか作れず、実力差を考えたらほぼ完封されたと言っても間違いない試合内容だった。

パス回しで試合をコントロールできず、苦しく危ないシーンが続いた時間を長く耐えた試合となった。パス回しが出来ずにメッシが中央に来ても、サイドに選手が開いていなく狭いスペースでパスを回すシーンが多かった。アンカーのセルジ・ロベルトがボールに触る機会がほとんどなく消されて、サイドからサイドへパスを回すことが出来なかった。レバンテの守備も逆サイドへパスを回されない守備を見せていたが、それでもバルサはパスを回さなければいけなかった。

ロングボールに苦しんで中盤の守備で苦しんでおり、ルイス・エンリケは前線の選手を下げて中盤や最終ラインを厚くしても良いのかなと思えた。前線の1人を下げてアルダの投入で中盤を増やしたり、マテュー投入で最終ラインの数を増やしても良かったのかなとも思える。結果的にルイス・エンリケの判断(ブスケツ投入も含めて)が上手くいったが、前線の選手を下げる交代もしていった方が良い気はする。

試合での良好点

最後は無失点で抑えて勝利し、なんだかんだ言って守備陣は最後の所で頑張った守備を見せた。前半のロングボール1本で崩されたシーンはよろしくないが、後はゴール前で体を張ったシュートブロックでレバンテの攻撃を防いだ。風の影響もあり浮いたボールは処理が難しかったが、終わってみれば合格点に達した守備を見せていた。

ちょっと目についた選手

・バルセロナ

MFセルジ・ロベルト

中盤のピボーテというアンカーでの出場となったが、この試合では守備力の低さが目立った試合となった。チーム全体としてふわっとした守備が影響してか、セルジ・ロベルトの守備も軽く見られた。対人ではほとんどレバンテの攻撃を止めれずに、持ち前の運動量が生きることはなかった。攻撃でもパスを受ける回数は少なく、パス回しのリズムは前に位置するイニエスタ任せになってしまった。

MFブスケツ

セルジ・ロベルトに反してブスケツの存在は大きく影響した試合であった。緩い守備の中激しく中盤で守備をし、何度も対人の守備でボール奪取に成功した。パス回しでもブスケツにボールが入る回数は何度もあり、ポジショニング含めピボーテとしての格の違いをセルジ・ロベルトに見せつけた。ブスケツ投入がなかったらデポル戦のように、試合終盤に追いつかれていた可能性もあったかなと感じられた。

 

・レバンテ

FWジュゼッペ・ロッシ

やはり怖い選手と改めて感じさせられた選手。足元の技術があり、何度もレバンテの攻撃を足元でボールを収めて起点を作った。シュートチャンスはあまりなかったが、この後半戦にレバンテが巻き返しをするならロッシの活躍は必須になりそうと感じられた。日本の中にはロッシファンも多いと思うので、リーガで復活した姿を見せてほしい。リーガに帰って来てくれ~~~( `ー´)ノ

最後に一言

何とか最終的には勝てた試合だったが、エンリケバルサの新たな課題が浮き彫りになった試合だった。4枚と3枚で中央を固めてズルズル下がる守備からチャンスを作れず、こういう試合でどうやって試合をコントロールしてチャンスを作るかが課題になった。それでも勝ち点3を獲得して単独首位を守り、この1月と2月と連戦続きの中、勝利し続けているチームに感謝感謝<(_ _)>

 
 

3 Responses to “15/16リーガ第23節 2/7 レバンテVSバルセロナ 試合評価”

  1. Varça より:

    この試合は決して褒められた内容ではありませんでしたよね(^^;;

    特に前半は「あ、完全に終わった」というシーンが何度かあり見るに耐えない試合でした…
    個人的に最も気になったのはアウベスです。この日のアウベスはチャンスメイク(悪い意味)をし、守備もやってはいけないミスを犯していたので早く交代して!と願うばかりでした。交代して入ったビダルもイマイチでしたが(^^;;
    レバンテ側の選手ついては自分も全く同じ理由でロッシです笑

    • Varça より:

      ですが、シーズン全ての試合で好パフォーマンスをするのはほぼ不可能ですし、こういう内容でもしっかりと勝利することができた。というのは評価に値すると思います(^^)

  2. バルファン より:

    バランスがとれた良い試合をしたという印象です。ラッキーな先制点から追加点までが長すぎましたが メッシが省エネモードで攻撃の起点がネイマールサイドに偏りワイドに出来なかったのと 相手もバランスを崩すことなく粘り強かったという事だと思います。ご指摘のセルジロベルトは無難なプレーが多かったためと思われますが、この試合で彼に求められたのはブスケツ並みに長短織り交ぜて前にボール供給する事ではなく(現時点では本職に遠く及ばず)ブスケツを休ませ 安定的保守的な捌きだと思われます。ファール無くボール奪取する力はブスケツとマスチェの次くらいに上手いし、ハイボールの競りもピケの次くらいに強い。マークがきつい中 無難に捌いていたし チーム全体としてもアタッキングサードへのボール供給はマアマアだったかなと・・・。何よりこの試合 最初見た印象はアルバとネイマール以外は元気ないな~なのでチーム全体として省エネ効率重視だったのかもしれません。心配したのはゲーム後半アウベスのところでやられるかもしれない!!という事くらいで、ブスケツとビダル投入後も押し込まれましたが何とかなりましたね。(イニエスタを下げラキティチを残した方が守備は固いと思いましたが) メッシのシュートは完全なオンサイドですし 完璧な崩しでした。練習の成果は局面で出ていたし どちらかというと良い方だったのはと感じる次第です。長々失礼しました。

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