15/16リーガ第24節 2/14 バルセロナVSセルタ 試合評価
■ 目次
試合支配率
※赤色はバルセロナ、黒色はセルタ、白色は互角
・バルセロナ35分、セルタ5分、互角50分
前半はほぼイーブンの試合であり立ち上がりは若干のバルサペース、中盤はセルタペースの時間もあった。前半をトータルで見れば僅かながらバルサペースの試合ではあった。後半はセルタが下がったこともあり、一気にバルサが攻勢を強めて試合の主導権を握った。後半の初めと終わりの15分間ずつバルサがペースを握り、今シーズンのバルサがこの時間に得点を多くしている時間と同じだった。バルサが勝利する試合支配率だったとは思うが、6対1は少し出来過ぎたスコアだったかもしれない。
試合での問題点
最近の守備は全体的に素晴らしく失点も多くないが、PA内付近でシュートを受け過ぎている印象もある。DF陣が体を張ってブロックしたり、GKがセーブしてくれいるから失点にはなっていないが、このセルタ戦でも4回ほどチャンスを作られた。4枚と3枚の7枚で守る守備では危険なゾーンをカバーしてある程度は緩くなるかもしれないが、対処したい所である。やはり守備回数を減らすべくボールを支配して、ハーフコートマッチにするのが1番良いかなと感じる。ビルドアップでバルサが安定感を出し、相手が下がざるをえない攻撃をバルサが見せるのが、守備にも最高の良薬と思える。
試合での良好点
セルタのプレスやマンマークを完璧に攻略出来たわけではないが、あれだけのチャンスを作り出して悪いボールロストも少ないことを考えれば、ビルドアップでは上手く対応していたと言えるだろう。CBの2人を中心にフリーの選手やパス受けれる選手にしっかりパスを出し、隙あらばドリブルで持ち出すことも出来ていたし、前回の対戦での反省点をしっかり実行していた。前線へのパスの供給も多く、パス回し含めて問題点はほとんどなかった。
得点こそ後半のラスト15分間に集中したが、それまでもチャンスは幾度も作っていた。最後のパスや最後のプレーが課題にも思えたが、これだけ良い形の攻撃を仕掛けられたらバルサに大量得点は考えられる範囲内だった。高い位置でボールを奪っての良い速攻があり、自陣からの速攻もあり、ワンツーやパスやドリブルでもセルタを崩しており、チャンスはどこからでも作れるというのをバルサは証明した。MSNが揃えばどんな試合展開でもこの3人にボールが渡れば、チャンスに変えてくれるのが反則過ぎる部分だと感じさせる。
ちょっと目についた選手
・バルセロナ
GKブラボ
ブラボなら「いつも通り自分の仕事をしただけさ」と爽やかに答えそうだが、本当にチームを救うセーブを連発した。安定したセーブと一切油断を見せない集中力はあっぱれで、バルサの守備の安定にブラボは欠かせない存在である。シュテーゲンも良いGKだが、このブラボの安定感をリーガで毎試合見せられたらブラボのスタメン外しは難しそうである。PKの失点シーンもあと少しの所だった。
FWメッシ
結石を砕く手術を受けたのは1日だけだったがコンディションが不安される中、バルサを勝利に導く1点目と2点目に絡み大きな仕事をした。この試合では多くの笑顔も見られ、気持ち顔色も良く見てとれた。今年に入ってこれまでは体内にある石が気になっていて、元気がなかったりコンディションが上がってこなかったと推測出来、メッシが調子をここからどんどん上げてきそうだと本当に楽観できそうだ。3月ぐらいからメッシ大爆発の予感がプンプン匂う( ̄▽ ̄)。
FWスアレス
3ゴール2アシストを記録し、この試合ではこの男は外せないだろう。勝ち越しゴールは難しいシュートだったがいとも簡単そうに決め、流れの中での得点全てに絡んだ。トリックPKは本当はネイマールが合わせる練習をしていたらしいが、スアレスが横取りしたと言う話も。それでもネイマール自身がそれをマスコミの前で話していることからもMSNの関係性の良さが伺え、今季はメッシもスアレスに得点王を取らせようと考えているのかもと推測できなくもない。
・セルタ
FWグイデッティ
セルタのCFの位置に入り、ポストプレーなど強靭なフィジカルで攻撃の起点を作っていた。球際の競り合いではアルバやマスチェラーノに勝つシーンもあり、23歳の年齢を考えても数年後には要注意の選手になる可能性がありそうだ。
最後に一言
日程的にリーガ3連戦となる初戦に無事に勝利出来、しっかり首位の座をキープした。残り10試合を切るまでは優勝を考える必要はないと思うが、1試合1試合着実にチームとして進んでいるいる感じが今のバルセロナにはある。セットプレーなども横にずらしたり、PKもトリックPKを使ったり、ブスケツのポジショニングを状況によって変更したりと、今現在でも様々なチームに対応する為にバルサは進化中と感じる。また改めてMSNの破壊力の凄さを感じる試合でもあった。
追記です。
アドリアーノが夏に移籍濃厚っぽいので移籍することとロマニョーリが左SBもできるらしいことも前提でお願いします。
更新お疲れ様です!
凄い試合でした
特にネイマールにロングパスでアシストしたスアレス
得点だけでなく、瞬間的な判断であの精度のロングパスを出せるのかと驚かされました
難敵セルタ戦をきちんと勝ってくれ、ホッとしました。
次も勝ち、勝ち点を更に広げたいところです。
質問なんですが、何故フェルマーレンは左サイドバックで使われないのでしょうか? 以前の記事でもありましたが、左サイドバックはアーセナルでもやっており、こなせるとは思うのですが…怪我になる無理をさせない為かなと自分は推測します。 また、夏のCBの補強候補がいくつか挙げられてますが、現実的な候補としてはマルキーニョスかロマニョーリかなと思います。ラポルトは本人自ら拒否、ストーンズはクラブが移籍金を吊り上げそうなのでないと思います。 バルトラを残すのであれば、どちらも左CB、レンタル放出ならマルキーニョスが右に入るだろうなと。 左になるのであれば、マテューかフェルマーレンどちらかを放出し、左サイドバックにコンバートかなと思い、フェルマーレンを試した方が良いのではないか?と思います。