15/16リーガ第２７節 3/3 ラージョVSバルセロナ 試合評価
■ 目次
試合支配率
※赤色はバルセロナ、黒色はラージョ・バジェカーノ、白色は互角
・バルセロナ３５分、ラージョ・バジェカーノ０分、互角５５分
前半はどちらも試合を支配したという印象はなく、対人で勝るバルサが得点を奪って終えたという印象。後半からはさすがに人数が少なくなったラージョ相手に攻め込む時間が多くなり、パス回しでも楽になってバルサの時間が長かった。チャンス数的にはバルサが圧倒して、失点はしてしまったがラージョの攻撃をしっかり抑えたという印象を受けた試合だった。
試合での問題点
ここ何試合でも見られていたことだが、基本的にＭＳＮの攻撃から守備への切り替えが遅かったりサボる時がしばしば見られる。自分の目の前でボールを失ったり、自分がボールを奪われたらしっかり守備に切り替えて相手の選手を追いかけてほしい。最低限この守備だけはしてほしい。下がっての守備ではエンリケバルサで求められていないのだろうが、前線からのプレスや高い位置での守備ももう少し必死にやってほしい所でもある。
問題点ではないがもっと得点を奪えたのではと思える試合だった。チャンスになりそうなシーンでパスをひっかけたり、ボールをクリアされる惜しいシーンが何度もあった。５得点も奪って贅沢な悩みかもしれないが、追加点を狙う姿勢を崩さなかったことと相手が９人だったこともあり、もう１，２点は奪って欲しかった。
試合での良好点
ラージョの前線からのプレスにもっと苦しむかなと思っていたが、ロングボールも蹴りながら上手く対処した。ほとんど悪いボールロストはなく、空いた選手にパスを回しながら危なげなく試合を進めた。ブラボも使いながらパスを回し、マンマークに近いラージョの激しいプレスをあまり感じさせなかった。
もう少し得点が取れていたのでは、ＰＫでしっかり決めてくれ、など多少の不満はあれどもしっかり勝利して勝ち点３を積み重ねたことがしっかりバルサが戦った証拠であった。バルサファンの中ではこのラージョ戦に勝利を確信しているファンも少なくなかっただろうが、勝つべくして勝ったというのもしっかり評価するべきポイントかなと思う。この試合ではバルサの試合内容も悪くなくラージョの頑張りが見られる試合だったが、相手の弱点を突いてしっかりと勝利した。
ちょっと目についた選手
・バルセロナ
ＭＦアルダ
バルサでの初ゴールを記録し、ここからもっと積極的なプレーとバルサで決定的な選手になることに期待したい。最近のプレーは無難にパスを回すイメージが強く、スルーパスやシュートなど少なかったがもっとできる選手だと思う。守備やポジショニングのバランスではまだまだ不安はあるが、攻撃ではもっと自分らしさを出してプレーしてくれればバルサでの活躍は間違いないだろう。
ＦＷメッシ
スアレスとネイマールのお膳立てもありながら、しっかりゴールを決めてハットトリックを記録した。怪我の欠場もありゴール数こそ例年より伸びていないが、ここ数試合では調子が出てきてゴールの感覚も戻ってきた。この３月はメッシの月になりそうな予感( ｀ー´)ノ
・ラージョ・バジェカーノ
ＭＦエンバルバ
テクニック的に優れたり、体が大きかったり、スピードがあるわけではないがラージョのシュートシーンでは何度も顔を見せた。動き出しが上手い選手であり、マークを外したりボールのない所で優れた選手なのだろうなと思わせた。次にラージョでブレイクする新しい選手なのかもしれない。
最後に一言
このラージョ戦で勝利したことでリーグ戦では１０連勝、公式戦無敗記録を３５試合としてスペインのクラブでの新記録を達成した。記録に意味はなくタイトルが重要だが「この無敗記録が続く=バルサが負けない」と言うことなので、少しでもこの記録が伸びることを願う。しっかり勝利したことで優勝に向けて１試合を消化し、リーグ戦は残り１１試合となった。油断せず過信せずまだまだ１試合１試合を勝ちまくりたい<(｀^´)>
