15/16リーガ第36節 4/30 ベティスVSバルセロナ 試合評価

試合支配率

※赤色はバルセロナ、黒色はベティス、白色は互角

20160430 ベティス戦

・バルセロナ35分、ベティス0分、互角55分

前半は両チームとも試合の主導権を握れず、バルセロナもボールさえ持てていたがもっと押し込んだり良い攻撃をするのが狙いだったはず。後半になるとベティスが10人ということもあってチャンスを作り出し、後半は始まってから2得点目が決まるまでほぼ完璧に試合をコントロールした。最後は試合が決まっていたので判断基準からは外しました。

試合での問題点

パス回しが遅くて後方から縦パスが送れなかった。試合序盤は様子見で無難にパスをつないでいるのかなと思っていたが、ベティスが11人でしっかり守備ブロックを作っていたら中盤や前線に縦パスを送れなかった。バックラインからのパスは横パスがほとんどで、前半20分過ぎからのサイドチェンジを取り入れてからはまだ良くなったが、パス回しが遅くてベティスの守備ブロックのギャップを通せなかった。

試合での良好点

守備では攻撃から守備に切り替わった時のプレスにしっかり体が動けており、守備ではとても良い仕事を見せた。ベティスの攻撃が自分達のゴール前まで来たのはわずかで、高い位置やハーフライン付近でボールを奪い返す機会が本当に多かった。メッシもネイマールも普段より守備をしており、チーム全体でプレスをかけていて守備面で改善が見られたのはとても良かった。

試合途中から裏への飛び出しやサイドチェンジを積極に取り入れ、ルイス・エンリケ監督には珍しく選手交代以外で戦い方を変更させてその効果は見てとれた。サイドをシンプルに使いながら攻撃も出来ており、この1週間で確実にバルサのレベルが戻ってきたなと感じさせた。しっかり練習してきた証拠であり、来週には攻撃面での改善も見られることに期待したい。

ちょっと目についた選手

・バルセロナ

MFブスケツ

期待していたほどパスが入らずにブスケツからの縦パスは多くなかったが、守備面でバランスをしっかりとって守備面でバルサに安定をもたらした。後半は最終ラインに吸収されてベティスの速攻のチャンスをほぼ無くしたりと、ブスケツが中央にいるとバルサファンも安心する。

FWメッシ

右をスタート位置として後半は中央により入ってきていたが、それでもスルーパスをバシバシ通すのがメッシの凄い所。球離れも良くなっておりメッシが中央でボールロストした回数も少なく、ここ数試合はメッシのスルーパスがバルサに多くのチャンスを作っている。守備面でもいつも以上に積極的に参加し、攻撃のエースのメッシが守備をするとチームの守備も締まる。次の試合はこれ以上の活躍に期待し、スアレスへのパスが多かったが打てる機会があったらどんどんシュートを打ってゴールを決めてほしい。

最後に一言

落とし穴になりかねないベティスとのアウェイの試合を無事に勝利し、これで3試合連続無失点での勝利となった。今日は久しぶりに守備面でほぼ文句なしのパフォーマンスを見せ、チームが完全に立ち直っていると確信させる試合内容だった。リーガは残り2試合でどちらも勝てば文句なしにバルサの優勝が決まるので、この1週間でさらにコンディションとチーム状態を上げて次のエスパニョールとのダービーの試合に期待したい。

 
 

1 Responses to “15/16リーガ第36節 4/30 ベティスVSバルセロナ 試合評価”

  1. チロ より:

    いよいよ残り2試合!
    なんとか逃げ切って欲しいところですが、試合内容は余裕がなく、カウンターでヒヤヒヤするシーンも多く、個人の能力でなんとか勝っている感じがします。
    来シーズンはチームとして機能させるために変革が必要と思います。
    個人的にはMSN3人はかなり研究されてきていますし、3人とも他チームと比較すると、守備力で劣るので、ローテーションを使いながら?4-4-2にしてダブルボランチ等を取り入れたりしたらどうかなと思います。
    もちろんバルサらしい攻撃的なスタイルを維持しながら。
    今のままでは、中盤に負担がかかりすぎてしまうので、もう少しポゼッションスタイルに戻した方がバランスがいいような気がしています。
    来シーズンに向けて、バルサはどのように進んでいくのか楽しみにしていますが、どのように考えていますか?

コメントを残す

このページの先頭へ