15/16リーガ第38節 5/14 グラナダVSバルセロナ 試合評価

試合支配率

※赤色はバルセロナ、黒色はグラナダ、白色は互角

20160514 グラナダ戦

・バルセロナ35分、グラナダ0分、互角55分

試合序盤はグラナダの引いた守備になかなか前に行けない時間もあったが、サイドチェンジや同サイドの突破というサイド攻撃でシュートチャンスまでもっていった。先制点を奪ってからは慎重に進めながらボールを支配して試合を落ち着かせ、2点目を決めても試合をコントロールしていた。後半の55分ぐらいからグラナダが前から来たことでオープン気味でボールを支配できずに少し苦しんだものの、グラナダの決定機は1度しかなかった。終わってみれば「勝つべくして勝った」試合となっていた。

試合での問題点

ほとんどないが強いて言うならリードしてから試合を落ち着かせる為にパス回しで試合をコントロールしていたが、1点リードの時はもう少し攻撃に出ても良いのかなとは見ていて感じた。グラナダが守備ブロックを作って待ち構えていたのでカウンターのリスクを排除したのだろうが、2点目を奪ってもっと楽になる攻撃性を発揮しても良かったかなとは思う。後は後半55分ぐらいからグラナダが攻撃に出たことでバルサの速攻チャンスも増えてスペースもあり攻撃しやすくはなったが、パスを回せずにグラナダの攻撃を受ける回数が多くなったのでその時こそ速いパス回しが出ればもっと良かった。

試合での良好点

前半から効率よく得点を奪い危なげなく試合に勝利した。試合を通してみればバルサに決定機が多くあったわけではないがしっかりとスアレスが決めて得点を奪い、個の力ではあるがその力を発揮して得点を奪った。前半に2点奪ったことで後半は全体的に楽になり、集中力を切らしてはいけない時間が続いたが1点差の時よりは楽に見れた。

前半から試合に落ち着いて入りながらも攻撃に出て、シュートチャンスを何度も作った後のスアレスのゴールであり、大事な試合でも落ち着きながら試合巧者ぶりと強いメンタルの要素を見せつけた。近年バルサの王者経験は何度もあり、緊張や堅くなっている印象は全くなくセーフティにプレーしながらも効果的な攻撃を見せて勝者のメンタリティがあることをしっかり見せた。「王者の中の王者」という印象で、勝ち慣れていると言う言葉が良い意味で使える見事なチームの戦いぶりだった。

ちょっと目についた選手

・バルセロナ

DFマスチェラーノ

シーズン終盤はどうしてもスアレスの大爆発に目が向けられるが、守備ではマスチェラーノがMVP級の活躍を毎試合見せた。負傷交代でベンチに下がったが気持ちはしっかり試合に入り込んでいてバルセロナのチーム一丸を体現していた。怪我が深刻ではなく国王杯決勝でもピッチに立ってほしい選手だ。

FWスアレス

シーズン終盤の絶対に負けられないリーグ戦の5試合で14ゴールと大爆発し、バルサのストライカーとしてチームを引っ張った。攻撃では高い決定力や周りへの気配りも出来ながら自分も生かし、守備ではしっかりプレスをかけてメッシの右サイドに戻ってと1人で何人分もの仕事をこなした。40得点でリーガ得点王にも輝き、今シーズンのバルサはスアレスの年と言えるかもしれない。

FWネイマール

前半から主に左サイドのネイマールからの攻撃が中心になっており、1対1やドリブルで違いを見せて見事なパフォーマンスを見せた。CLの敗戦したアトレティコ戦後にマスチェラーノから「チームの為にプレーしろ!」とお怒りを受けていたらしいが、今日は守備でもしっかり走っておりマスチェラーノも今日のネイマールには“あっぱれ”という感じだっただろう。前半戦の大活躍を忘れられているがネイマールなしではリーグ優勝はあり得なかっただろう。

最後に一言

「バルサファン=ネガティブ」という印象がありこの試合の前には不安なコメントも多少見受けられたが、選手達は見事な戦いぶりで勝利してリーガ優勝を文句なしで決めた。これでシーズンの成功を示すリーガのタイトルを獲得し、一時期の不調以外は強かったバルサがリーガ王者になるのは当然の結果ではあった。今日と明日ぐらいはこのリーガ王者のタイトル獲得に喜んで、それからは国王杯の決勝に気持ちを切り替えてもう一度応援モードに切り替えを<(`^´)>

 
 

1 Responses to “15/16リーガ第38節 5/14 グラナダVSバルセロナ 試合評価”

  1. クレオ より:

    カンペオ~ネ♪カンペオ~ネ♪が聞けて良かったですね!
    なかなか点が入らない間にレアルが先制したので、嫌な予感もしましたが、何はともあれ良かったです!
    もう1冠も大丈夫でしょう!←ポジティブ

    ケンジさんもお疲れ様でした。

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