17/18親善試合 7/22 バルセロナ対ユベントス 試合結果・評価

試合の時間帯支配率

※赤色は完全なバルセロナ、黄色は少しバルセロナ、白色は互角、灰色は少しユベントス、黒色は完全なユベントス

・バルセロナ35分、ユベントス5分、互角50分

 

試合での問題点

バルベルデバルサの初陣となった試合でしたが、いつもとは少し違うプレスのかけかたもあってか最終ラインが揃っていないという状況は多かった。前半はピケ、後半はウムティティがラインコントロールをしていたが、他の3人がラインを合わせれておらず、ここは試合を重ねて少しずつ改善していってほしい点でした。

 

試合での良好点

細かいことは色々ありましたが、バルサの選手達は体が結構動けており、全員が精力的に動いてハードワークするチームになっていたのが何より良かった。プレス、挟み込み、速攻の攻撃などここぞという場面で体が動いており、選手達のコンディションも良さそうながら、チームとしても仕上がりは良さそうに見えました。

 

監督選手評価・採点

※()の中の数字は選手評価点。6が平均で1が悪く10が最高点。★はMVPの選手。

監督エルネスト・バルベルデ(8)

気になるシステムはバルサ伝統の4-1-2-3でした。選手達にハードワークさせ、まだチームの動きに戸惑いがある選手もいましたが、全員がよく動くチーム作りをしていました。選手達の姿勢やチームの戦いは初戦にしては好印象で、今シーズンは期待できるチームと感じたバルサファンは多かったはずです。チームの変化についてはまた今後書くつもりです。

 

GKシレッセン(6)45分out

ほとんど出番はなく足元で何度かボールをさばくだけでしたが、セーフティーにプレーして危なげないプレーでした。

 

DFビダル(6)45分out

何度かボール処理を誤りチームはピンチになりかけましたが、攻撃では右深くまで侵入して良いプレーを見せました。

 

DFピケ(6)45分out

前半通してバックの選手はあまり仕事がなく、ピケの役割も守備よりもパスを供給する方で安定していた。

 

DFマスチェラーノ(7)45分out

カバーリングや前への出足でボールを奪うシーンがあり、集中力という意味でも気を緩めず45分間安定したプレーを見せた。

 

DFディニュ(6)45分out

何度か左をえぐる攻撃を見せ、守備でも問題なくプレーしてまずは及第点の活躍でした。

 

MFサンペル(6)45分out

ボールを持てばサイドや味方にパスを供給し、あまりプレッシャーを受けなかったこともあり伸び伸びプレーして出来は悪くなかった。次もチャンスがしっかりと与えられそうです。

 

MFラキティッチ(6)45分out

ラキティッチらしい安定したプレーでボールロスト回数は少なく、動き出しも良く落ち着いたプレーを見せた。

 

MFイニエスタ(7)45分out

どんな状況でもイニエスタにボールがわたれば落ち着くといった感じで中盤で存在感を発揮し、周りに良いパスを供給をして攻撃の起点となりました。

 

FWメッシ(7)45分out

時間が経つとともにギアを少しずつ上げ、攻撃では自由を与えられていました。守備では切り替えてボールを奪え返すシーンもあり、何度かスタジアムが沸きました。

 

FWパコ・アルカセル(7)45分out

浅いユーベのラインの裏でボールを受け良いポストプレーを見せ、シンプルなプレーながら前線で攻撃の起点を作ってくれました。自分の出来ることを着実とこなし、先制点のキッカケとなるワンツーのパス交換も良かった。

 

FWネイマール(8)★45分out

メッシ同様、時間が経つとともに動きが良くなり、今日は2ゴールを決めてチームの勝利に大きく貢献。守備では戻るシーンは少なかったですが、ボールを追いかければ全力プレーで好印象のプレーでした。

 

GKオルトラ(7)46分in

ディバラのシュートのファインセーブなど、防げるシュートはしっかりセーブしてバルサゴールを守りました。足元のプレーも落ち着いており、さすがバルサカンテラのGKというプレーぶりでした。

 

DFセメド(6)46分in

バルセロナでのデビュー戦であり、まだまだ遠慮気味で右のスペースを上手く使えませんでしたが、及第点の活躍はみせました。まだバルサでのプレーに戸惑いがあるようで、少しずつ慣れていってくれれば。

 

DFマルロン(6)46分in

失点シーンのキエッリーニへのマークは甘かったですが、その次のCKではキエッリーニを倒すほどの激しいマークで対処しようとしたのは良かった。危険なところへ足が伸びる印象で、ビルドアップでも良かった。

 

DFウムティティ(6)46分in

落ち着いた安定したプレーで中央を守り、特に問題なかった。

 

DFアルバ(7)46分in

左サイドを駆け上がるシーンが何度かあり、守備でも足の速さを活かしたカバーリングなどでアルバの存在感は光っていました。クアドラード相手にほぼ勝っていました。

 

MFブスケツ(6)46分in

貫禄あるプレーでパスを散らし、守備面でも存在感ある対人の守備で上手くプレーをしました。

 

MFセルジ・ロベルト(6)46分in

序盤こそ目立ちませんでしたが、終盤になってからはセルジ・ロベルトが目立つシーンが多くなりました。でももう少し良いプレーを期待していただけに、これからの活躍に期待。

 

MFアレニャ(6)46分in

デニス・スアレスとのパス交換など細かいエリアで上手くパスを通し、中盤でそれなりに存在感をみせました。サンペル同様、次にチャンスがもらえるプレーぶりを見せました。

 

FWアルダ(6)46分in

何度か倒れてボールを失い、チャンスの多さの割に決定的な仕事ができなかった印象。これからコンディションを上げて良いプレーに期待。

 

FWスアレス(6)46分in

キエッリーニの膝蹴りが入った後は足を痛そうにプレーしていましたが、チャンスとなればしっかり動いて攻撃の中心となっていました。得点への姿勢が親善試合からもみれたのはさすがスアレス。

 

FWデニス・スアレス(7)46分in

何度か狭いエリアでのプレーやドリブルで良いプレーを見せましたが、相手のゴール前では決定的な仕事はできませんでした。決定的な仕事ができれば出場時間は間違いなく確保されそうなプレーぶりでした。

 

試合結果

バルセロナ2対ユベントス1

得点者

15分ネイマール(パコ・アルカセル)

26分ネイマール(メッシ)

62分キエッリーニ[ユ]

 

最後に一言

今日は新シーズン一発目の試合で選手達の出来もそこまであてにならず、体が動けている選手が多くてよかったといった試合でした。

今日のコメントは全員シンプルにしました。まだコンディションが整っていないので、本来ならできるプレーがまだ出来ない状態の選手もいるように見受けられました。

チームの戦いはポジティブなもので間違いなかったので、まずはバルベルデバルサは好印象でシーズンを進めれそうです。チームがある程度出来上がってくるのは10月ごろなのかなという感覚ですかね。

 
 

3 Responses to “17/18親善試合 7/22 バルセロナ対ユベントス 試合結果・評価”

  1. メシコシ より:

    思ったより、良いパフォーマンスで90分見る事ができる試合でした。
    ユーベは守備の強度が普段の半分くらいで、イージーモードという印象は拭えませんが。。
    さて、この試合でハツラツとしたプレーで左サイドをズタズタに切り裂いたネイマールですが、psg移籍はほぼ決まりかけたという報道が出ています。
    ネイマールには次代のバルサのエースになって欲しかったという願いはありましたが、願い通りにはいかないものですね。
    私が気になるのは今後のバルサの動きで、ネイの代役としてコウチーニョを狙うような話もあります。
    私が思うに、コウチーニョは素晴らしいテクニシャンですが、サイドでの打開力はぼちぼちで、最終ラインを切り裂くようなウィング的役割はそう期待できないと思います。
    ちょうどイニエスタのウィングと同じような感じでしょうか。
    中盤の選手の側面も兼ねているにしても、供給過多の所に必要かどうかは甚だ疑問です。
    う むしろ、得点力がありアタッカーとして伸び代も大きなデンベレ、マーシャルの様な選手を狙うべきでは無いでしょうか。
    管理人さんに質問ですが、ネイマールの代役としてコウチーニョの是非、是であればその理由、非であればその他の選択肢などお答え頂けませんでしょうか。

  2. レト より:

    前半のハイプレスにはチームのモチベーションが伺えましたが、
    オフザボールの動きは少なかったのでまだ何とも言えないです。
    無得点の試合を極力なくすことも来季の課題でしょうし、
    攻撃面での改善が見たいですね。

  3. しろ より:

    オルトラって、バルサのカンテラでしたっけ?
    アーセナルかと思ってました。

    今日は期待以上にみんなのうごき良かったですね。とくに前半で出てた中盤の3人や、攻撃陣。
    気になったのはメッシが守備もしっかりしてたこと。前半だけの出場だから全力だったのか、これからもっと守備もする選手がいになるのか、あるいはネイマールを引き止めようと・・・?

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