15/16国王杯準決勝 2nd 2/10 バレンシアVSバルセロナ 試合結果

試合結果

バレンシア1VSバルセロナ1

得点者

38分ネグレド(バ)

84分カプトゥム(カマラ)

選手

バルセロナ  監督ルイス・エンリケ

スタメン  3-4-1-2

GKシュテーゲン

DFバルトラ、ベルマーレン、マテュー

MFビダル、サンペル、セルジ・ロベルト、アドリアーノ(C)、ラキティッチ

FWムニル、サンドロ

リザーブメンバー

マシップ、ドウグラス、グンバウ、カプトゥム、カマラ、ロメラ、アレニャ

選手交代

75分アドリアーノ→ドウグラス、75分ラキティッチ→カマラ、81分サンドロ→カプトゥム

欠場者

ブラボとピケとマスチェラーノとアウベスとアルバとブスケツとイニエスタとアルダとスアレスとネイマールとメッシ(判断)、ラフィーニャ(怪我)

 

バレンシア  監督ガリー・ネビル

4-1ー2-3

GKファウメ

DFヴェーゾ、アデルラン・サントス、ディアロ、ガヤ

MFバルボーサ、ザヒボ、ヴィラルバ

FWサンティ・ミナ、ネグレド(C)、ピアッティ

ライアン、アブデヌール、トロピ、アンドレ・ゴメス、イバン、バカリ、カバージョ

59分ネグレド→バカリ、71分サンティ・ミナ→アンドレ・ゴメス、80分ヴィラルバ→イバン

試合詳細

ルイス・エンリケはこの試合に向けて主力をほぼメンバーに入れずに完全休養となった。バルサBからサンペル、グンバウ、カプトゥム、カマラ、ロメラの5人、フベニールAからアレニャの計6人をカンテラから招集メンバーに入れてきた。バルサBからサンペルだけスタメンに入り、他はトップチームのメンバーでスタメンは構成された。

前半、ネグレドに決められるが良い感触の45分間

試合が始まって一番驚かされたのは、バルセロナのシステムが3-4-1-2だということだろう。ビルドアップ時や守備時には変則的に4バックに変化し、エンリケバルサではあまり見せない3バックでも上手くプレーをこなす。

お互いに主力を抜いている試合だが、バルセロナのパス回しが試合をコントロールした。主力の1人で出場しているセルジ・ロベルトが中盤でパス回しの中心となり、左右に上手くパスを散らした。セルジ・ロベルトは隙あらばドリブルやワンツーでも切れ込み、中盤で圧倒的な存在感を見せた。

3分に、サンドロがムニルの折り返しを受けてシュートするが枠の上に飛んでしまう。9分には、ラキティッチのミドルシュートも枠の上に飛んだ。19分には、ムニルの個人技で右からカットインしてシュートするが、シュートは枠外に飛んだ。

20分ぐらいまではバレンシアの寄せも甘くバルサペースで試合は進んでいたが、バレンシアも球際が少し厳しくなって20分からはイーブンの試合になった。

28分にバレンシア、ヴィラルバに中央からミドルシュートを許すが、シュートは枠の少し上を通過した。このシュートにルイス・エンリケはベンチでペットボトルを地面に叩きつけて爆ギレしていた。

0対0でお互いに決定機と言えるほどのチャンスがないまま進んでいた試合だったが、勝たなければいけないバレンシアが均衡を崩した。

38分にバレンシア、最終ラインギリギリで走り込んだネグレドに長いパスが通る。シュテーゲンと1対1になり、1度目のシュートは止められるがそのこぼれ球が自分の前にこぼれ、それをゴールに蹴り込んでバレンシアが先制。この試合では0対1、トータルスコアでは7対1になった。

43分に、蹴るポジションをずらしたFKからムニルがゴール前からヘディングシュートをするが、触るのが精いっぱいでコースまでコントロールできずに枠内に収めれなかった。

お互いサブ組中心の前半は0対1とバレンシアが先行を取った形となった。両者にとって意味の違う消化試合となったが、バルセロナ側は結構良い感じで試合を進めれたと言うのが本音だろう。スコアだけはバレンシアに持っていかれたが、チャンス数やパス回しなど良いプレーが随所に見られていた45分間であった。

 

後半、最後に追いつき無敗記録を更新して国王杯決勝進出を決めた

ハーフタイムにお互いに交代枠を使わずに、前半と同じメンバーで後半に挑んだ。後半はバレンシアが良い試合の入り方をした。バルセロナのゴール前に何度も侵入し、何度も攻撃を仕掛けてくる。

46分にバレンシア、ピアッティのクロスに走り込んだネグレドが頭で合わせるが、バルサDF陣が体を寄せていたことでシュートは枠内に飛ばなかった。

55分ぐらいから試合は落ち着き、お互いにチャンスは少ない試合展開となった。

66分に、ラキティッチが左からドリブルで持ち込んでシュートするが、GKの真正面に飛んでセーブされた。

73分にバレンシア、FKでバルサゴールを襲うがシュテーゲンがセーブして防いだ。

バルサは75分と81分で交代枠の3枚を全部使い、ドウグラスとバルサBのカマラとカプトゥムを起用した。交代枠の制限さえなければベンチメンバーを全員見たかったと言うのがバルサファンの願望だっただろう。バルサの無敗記録(28試合)もこの試合で終了かと思った試合終盤に、バルサは同点ゴールを決める。

84分に、セルジ・ロベルトが右から左へサイドチェンジして、ドウグラスからさらに左の前にいるカマラへパスを通す。カマラの折り返しをカプトゥムが中でしっかり合わしてバルサが同点ゴールを奪った。最後のフィニッシュの所が両選手とも途中交代で入ったバルサBで決めたゴールとなった。

86分には、カマラのアーリークロスにムニルが飛び込んでシュートするも、GKの真正面に飛んだ。

この試合はこのまま試合終了の笛が鳴り1対1で終了した。トータルスコア8対1でバルサが国王杯決勝進出を無事に決め、ひとまず一安心という形で終わった。バルサの選手達が最後まで頑張って同点に追いついたことで、無敗記録もクラブレコードの新記録(29試合)を達成した。

 
 

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