15/16国王杯ラウンド16 1st 1/6 バルセロナVSエスパニョール 試合結果

試合結果

バルセロナ4VSエスパニョール1

得点者

9分カイセド(エ)

12分メッシ(イニエスタ)

43分メッシ

48分ピケ(メッシ)

87分ネイマール(メッシ)

選手

バルセロナ  監督ルイス・エンリケ

スタメン  4-1-2-3

GKシュテーゲン

DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ

MFブスケッツ、アルバ、イニエスタ

FWメッシー、スアレス、ネイマール

リザーブメンバー

マシップ、バルトラ、マテュー、ベルマーレン、ビダル、ラキティッチ、ムニル

選手交代

67分アウベス→ビダル、67分アルダ→ラキティッチ

欠場者

ブラボとドウグラスとアドリアーノとサンドロ(判断)、ラフィーニャとセルジ・ロベルト(怪我)

 

エスパニョール  監督コンスタンティン・ガルカ

4-2-3-1

GKパウ・ロペス

DFハビ・ロペス(C)、ライージョ、ロコ、ビクトル・アルバレス

MFアブラアム、ディオプ、エルナン・ペレス、アセンシオ、ジェラール・モレーノ

FWカイセド

バルディ、ロぺル、ドゥアルテ、サルバ・セビージャ、ブルギ、シアニ、ジョルダン、ママドゥー

40分カイセド→ジョルダン、46分アセンシオ→サルバ・セビージャ、60分アブラアム→ブルギ

試合詳細

ルイス・エンリケはほぼベストメンバーを送り込んできた。やはり国王杯のこの1stレグを完璧に勝ちに来ており、ベストメンバーからの唯一の変更は中盤のセントラルにアルダが起用されたことである。アルダはバルサデビューをスタメンで迎えた。

前半、イライラする展開だがメッシで逆転

試合はバルサがボールを持ちエスパニョールが守るという構図で始まった。エスパニョールはリーグ戦とは違い前から圧力を強めることなく、4-4-1-1の形で中盤である程度待ち構えてしっかり守る守備をしてきた。

対するバルサはカンプノウということもありピッチを広く使いながらパス回しをし、いけると思えば素早い攻撃で対抗した。この試合では相手のDFラインとMFの守備ラインの間や中盤の間でバルサの選手達は何回もボールを受けることが出来ており、試合立ち上がりから何度かバルサがチャンスになりかけるシーンを作っていた。しかし、そんな流れを無視するように先制点を奪ったのはエスパニョールだった。

9分にエスパニョール、アウベスがハーフライン付近でボールを奪われて2対2の状況に。アセンシオの横パスを受けたカイセドがマスチェラーノの逆を取るトラップをしてシュテーゲンと完全に1対1の状況に。カイセドは落ち着いてサイドにシュートを流し込んでエスパニョールが先制した。

1点エスパニョールに先制されて嫌なムードが一気にカンプノウに流れたが、その流れはすぐにかき消された。

12分に、ボールを敵陣地で奪い返して素早く攻撃したリフレクトボールをイニエスタが拾い、中央に走り込んでいたメッシにスルーパス。メッシはエスパニョールGKパウ・ロペスとの1対1を制して、しっかりゴール右上に決めた。バルサがすぐさま同点に追いつきこれでスコアは同点に。

これで一気にいけるかもとも思えたが、そこからはバルサもエスパニョールの守備の前にチャンスを多く作れなかった。

22分に、イニエスタとのワンツーパスからネイマールが縦に一気に抜け出して角度のない所から左足で思いっきり狙うも、シュートは枠を捉えなかった。その直後にはネイマールがPA内で足を蹴られるも、主審の笛はならなかった。

バルサがボールを保持して進んでいたが、なんとなくこの前のリーガと同じ試合のようにも感じるこのバルセロナダービーは、選手間同士でのイザコザが結構ある試合だった。ネイマールとハビ・ロペス、スアレスとパウ・ロペスがやりあい、カイセドの本当の怪我なのか分からない倒れ込みで、リードを奪えていないバルセロナはとてもイライラする展開であった。エスパニョールがバルサをイライラさせる為にやっているとは分かっていても、前のリーガの試合もプラスアルファされてイライラする試合だった。そんな試合をバルサのエースの左足が逆転に導く。

43分に、メッシのゴール右からのFKがクロスバーを叩いてゴールに嫌われたかと思われたが、跳ね返ったボールはゴールに吸い込まれた。これでバルサが逆転して2対1に。

前半はダービーらしく熱い試合であり、バルサもやっとのことでリードを奪えた45分間であった。ゴールチャンスは多くなかったが、リードを奪えて後半を迎えることで後半は少し余裕の中、試合に挑めるかもしれない。

 

後半、バルサが追加点を決めて1stレグで勝負をほぼ決めた!?

後半からエスパニョールはアセンシオに代えてサルバ・セビージャを投入してきた。そして、エスパニョールは後半から得点を意識してか前への圧力を強めてプレスをかけてきた。バルサのバックパスに中盤も連動して6人で強めにプレスをかけだしてきた。

しかし対するバルサがエスパニョールのプレスをかわして、何度もエスパニョールDFライン対MSNの構図を作っていた。エスパニョールの高い位置からのプレスをかわし、後半も良い感じで試合に入ったバルサがその流れのまま追加点を奪う。

48分に、左CKをショートコーナーで始めメッシがイニエスタのパスから左サイドを突破。GKとDFの間に速いパスを送り、これを上がっていたピケがスライディングで押し込み、バルサが追加点を奪った。これで3対1に。

50分には早くもカンプノウのバルササポーターからバルサの選手のパス回しに「オーレ!オーレ!オーレ!」が始まり、ここまで相当ストレスが溜まっていたことが分かるシーンもあった。

バルサの攻勢が2点リードで少し弱まった感じでパス回しに変更した感じもあったが、少し経てばバルサがさらに追加点を狙って攻撃に出た。

60分に、ネイマールが左サイドを抜け出し中央のメッシに折り返すも、メッシはパスがマイナス気味だったこととマークに付かれていたことでゴールに押し込めなかった。61分には、アルダがメッシのパスから抜け出しシュートを放つも、シュートはパウ・ロペスに弾かれた。65分にも、ネイマールの巻いたFKのシュートはパウ・ロペスに弾かれた。

時間帯もよい時間帯になったことでルイス・エンリケはデビューさせることを断言していたビダルを投入する。67分に、バルサはアウベスに代えてビダルを投入した。同時にアルダはラキティッチと交代し、出場解禁明けの2人が同時にピッチに立つことはなかった。

選手間同士のイザコザがほぼずっと続いていた試合だったが、それによってエスパニョールに退場者が生まれた。

72分に、エルナン・ペレスがアルバの走り込みを意図的に防いだことでこの試合2枚目のイエローカードを喰らい退場。これでエスパニョールは10人に。74分には、デイオプもスアレスの挑発に乗り何か言ったことでレッドカードを喰らい退場。これでエスパニョールは9人に。

これで11人対9人の試合となり、バルサは何が何でももう1点以上ゴールを決めてエスパニョールを突き放したい試合状況になった。

80分に、ネイマールの左CKをファーサイドでフリーのスアレスがヘッドするも、余裕があり過ぎたのか枠を捉えきれずに追加点を奪えなかった。84分にもスアレスはCKを頭で合わせるも、今度はパウ・ロペスのセーブで防がれた。

追加点を狙って攻めていたバルサに、試合終盤にやっと追加点が生まれた。

87分に、ネイマールがメッシとのワンツーから難しい右足のボレーを叩きこみ、バルサがこの試合の4点目を記録。これでスコアは4対1に。

アディショナルタイムにはスアレスに再度決定的なゴールチャンスが訪れたが、決めきれずにこのまま4対1で試合は終了した。アウェイゴールは1点奪われたものの、3点差をつけての勝利はバルサには満足いく結果となった。この1stレグで次のラウンド進出を大きく引き寄せた試合であった。

 
 

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