15/16リーガ第15節 12/12 バルセロナVSデポルティーボ 試合結果

試合結果

バルセロナ2VSデポルティーボ・ラ・コルーニャ2

得点者

38分メッシ

61分ラキティッチ(メッシ)

76分ルーカス・ペレス(デ)

85分ベルガンティニョス(デ)

選手

バルセロナ  監督ルイス・エンリケ

スタメン  4-1-2-3

GKブラボ

DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ

MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ

FWメッシー、スアレス、サンドロ

リザーブメンバー

シュテーゲン、バルトラ、マテュー、ベルマーレン、アドリアーノ、サンペル、ムニル

選手交代

67分サンドロ→ムニル、72分ラキティッチ→セルジ・ロベルト、76分アルバ→マテュー

欠場者

マシップ(判断)、ドウグラスとラフィーニャとネイマール(怪我)、ビダルとアルダ(制裁)

 

デポルティーボ・ラ・コルーニャ  監督ビクトル・サンチェス

4-3-1-2

GKルクス

DFラウレ(C)、アリバス、シジネイ、フェルナンド・ナバーロ

MFフアンフラン、ベルガンティニョス、ルイシーニョ、ファジル

FWルーカス・ペレス、ジョナタン・ロドリゲス

マヌ、ロポ、カニ、メドゥニャニン、ファン・ドミンゲス、ルイス・アルベルト、カルドソ

46分ルイシーニョ→ファン・ドミンゲス、57分ジョナタン・ロドリゲス→ルイス・アルベルト、69分ファンフラン→カルドソ

試合詳細

バルセロナのスタメンは現状のベストメンバーを揃えた。ネイマール欠場の所にはサンドロが入った。マテューとセルジ・ロベルトがベンチに入り戦列に復帰している。

前半、メッシの1発でなんとか嫌なムードはなくなったが・・・

デポルのシステムは意外にも4-3-1-2であった。中盤の守備は後ろの3人が左右にスライドしながらコンパクトな守備ブロックを作り、前の1人がブスケツをマークする。自陣のゴール前ではほぼ7人でバルサの攻撃をしのごうとしていた。

デポルは予想外のオープンな展開を狙ってきた。前線の2枚は絶対に後ろの守備に回らず、常にハーフラインでバルサのCB2枚と2対2の状況を作ろうとしてきた。デポルの作戦は守り切ると言うより先に1点取ってやろうという風に感じた。正直、この手薄な守備ではバルサが得点を奪うのは時間の問題だろうと思えた。

4分に、右からのメッシのボールを左のPA内で受けたサンドロは、頭で中のスアレスへ折り返す。スアレスはダイレクトシュートするも枠を捉えなかった。

ここからバルセロナのチャンスの連続だと思われたが、ここからパタッとバルサのチャンスはなくなる。デポルの中央を固く閉ざした守備の前に、なかなかチャンスが作れない。そんな焦りからか10~20分の間は、バルサはサイドを広く使えずに変に狭くパスを回すことでデポルの守備を楽にし、デポルには広く攻撃で使われた。

14分にデポル、ジョナタン・ロドリゲスがクロスボールに抜け出してブラボと1対1になる。左足でシュートを放つが、ブラボが飛び出してコースを切っていたことで、ブラボがセーブして失点を免れた。

20分過ぎからバルサはまた少しずつピッチを広く使いだしたが、デポルの守備を崩せないでいた。中盤の選手がいつもより変にフリーでプレーできることで、パスの出すタイミングが変にデポルDF陣に読まれやすいのではとも思えた。デポルはバルサのサイド攻撃とミドルシュートは捨て、バルサのゴール前や中央に入ってくるパスや攻撃に全神経を研ぎ澄ましていた。バルサもミドルレンジでシュートを放つ。

28分に、スアレスが振り向きざまに相手GKルクスの頭上を狙ったシュートを放つが、超えずにキャッチされた。30分には、メッシが右から空いたコースをミドルシュートで狙うがルクスに弾かれた。

チャンスも作れずミドルシュートぐらいしかハイライトがない前半だったが、突如にスコアは動いた。

38分に、スアレスが倒されて得たFKをメッシが右上に鮮やかに決めてバルサが先制。流れとは無関係にバルサがメッシの個の力で得点を奪った。

その後もデポルは戦い方を変えず、バルサにチャンスは生まれずに前半は終了した。前半はデポルに上手く守られた印象が強かったが、守備ではデポルの攻撃をほぼ止めていたので、バルサがもう1点取れればその時点で勝てる印象を受ける試合展開だった。

後半、昨季の繰り返しのようなラスト15分で同点に

後半はデポルのジョナタン・ロドリゲスのシュートで幕が明けた。デポルは後半に入っても前線の2人を前に残し、中盤のトップ下も前半より前に残り気味でよりオープンに戦ってきた。

特にどちらもチャンスが作れない時間帯が続いたが、またしても突如にスコアが動いた。

61分に、メッシの横パスを受けてラキティッチが強烈なミドルシュートを決めてバルサが追加点を奪う。これで2対0に。

これで試合の勝敗は決まったように感じ、ルイス・エンリケは途中交代を行う。サンドロをムニルに代え、ラキティッチをセルジ・ロベルトに代えた。しかし、70分を過ぎる頃から3トップ気味にしてきたデポルの攻撃を、バルサは徐々に止めれなくなっていた。

74分にデポル、ループシュートがバーに弾かれたところを詰めてネットを揺らしたかに思えたが、オフサイドでノーゴールに。バルサファンは少しドキッとした場面であった。

そして76分に、アルバに代えてマテューを投入した。しかし、結果的にこれが失点の引き金になった。

76分に、マテュー投入後すぐにルーカス・ペレスに最終ラインを突破され、最後は落ち着いて決められてデポルが1点取り返す。マテューだけ最終ラインで下がっており、オフサイドが取れずに2対1のスコアになった。

1点返されてもバルサはリードしているせいか、まだ攻撃の手を止めずに追加点を狙った。

80分に、アウベスのミドルシュートをはじいたボールにムニルが詰めるも、最後の所でデポルDF陣がブロックに入ってゴールにならなかった。

1点返されてから何度もデポルに危ない所まで攻められていたが、デポルのミスやディフェンス陣の頑張りで失点せずにすんでいたが、遂に失点する時が訪れた。

85分に、マテュー投入後何度も空いていたデポルの右へ送られ、ベルガンティニョスがしっかりゴールに沈めて同点に。信じたくない失点に、バルサの選手達もバルサファンも一瞬フリーズしたように感じられた。

その後はバルサは勝ち越し点を奪うべく一気に攻勢に出るも、同点になってから守備ブロックに重点を置いたデポルに対してやはりチャンスは作れなかった。そしてそのまま試合は終了した。

70分ぐらいまでは危なげなく試合を進めていたように見えた試合だが、ラスト20分の出来で大きな痛手を受けた試合となった。気を抜いてはダメ、油断大敵、最後まで集中を切らしてはいけないという言葉を言いたくなる試合がリーガでは2試合続き、もう一度気を引き締めなければいけないと感じさせた試合であった。

 
 

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