15/16リーガ第17節 12/30 バルセロナVSベティス 試合結果
■ 目次
試合結果
バルセロナ4VSベティス0
得点者
29分オウンゴール
33分メッシ(ネイマール)
46分スアレス(ブスケツ)
83分スアレス(ネイマール)
選手
バルセロナ 監督ルイス・エンリケ
スタメン 4-1-2-3
GKブラボ
DFアウベス、マスチェラーノ、ベルマーレン、マテュー
MFブスケッツ、ラキティッチ、セルジ・ロベルト
FWメッシー、スアレス、ネイマール
リザーブメンバー
シュテーゲン、ピケ、バルトラ、アルバ、アドリアーノ、イニエスタ、ムニル
選手交代
56分ブスケツ→バルトラ、67分マテュー→アドリアーノ、85分セルジ・ロベルト→ムニル
欠場者
マシップとサンドロ(判断)、ドウグラスとラフィーニャ(怪我)、ビダルとアルダ(制裁)
ベティス 監督ペペ・メル
4-2-3-1
GKアダン
DFモリネロ、ブルーノ・ゴンザレス、ヴェスターマン、バルガス
MFヌディアイェ、ペトロス、セフド、ヴォルフスヴィンケル、セバージョス
FWルベン・カストロ
ヒメーネス、ピッチーニ、ペッツェッラ、ホアキン、ディガール、ポルティージョ、ファン・デル・ファールト
17分ブルーノ・ゴンザレス→ペッツェッラ、36分ヴェスターマン→ディガール、74分ルベン・カストロ→ファン・デル・ファールト
試合詳細
バルセロナのスタメンは多少のローテーションを含んだメンバーが送りこまれた。ピケとアルバとイニエスタはスタメンから外れ、そこにベルマーレンとマテューとセルジ・ロベルトが起用された。後はベストメンバーで、前線には南米トリデンテが起用された。後この2015年の最後の試合にはスペインクラブの年間最多ゴール数の記録も掛かっており、バルセロナは2ゴールでその記録に並び、3ゴール以上取ると記録を塗り替える立場にあった。
前半、苦しんだ45分だったが2点リードで結果良し
試合は守るベティスとボールを持つバルセロナという構図で進んでいく。ベティスは予想通りの4-2-3-1のシステムで、中盤はコンパクトなプレスと囲い込みで、バルセロナの中盤やSBに簡単にプレーさせなかった。
対するバルセロナはいつも通りの4-1-2-3で、この試合もいつもと同じように挑んだ。ボールは保持するも前線の3人になかなかつなげれず、パスを通しても数的不利の状況で良い攻撃が出来ないでいた。
試合も10分付近からバルセロナの速攻が出始めるようになり、何度かベティスゴール前までボールを運ぶもチャンスには至らなかった。そんな膠着状態の試合で初めてチャンスを作ったのはベティスだった。
23分に、アウベスが自陣の右サイドでセバージョスにボールを奪われて、寄せたマスチェラーノも抜かれてブラボと1対1の状況になった。最後はボールを奪われたアウベスが戻ってスライディングでCKに逃れ、ピンチを守り切った。その直後にバルサにもこの試合初めてのチャンスが訪れた。
24分に、バルサの速攻で右のメッシから左のスアレスへサイドチェンジのパスが通り、中央のネイマールにクロス。ネイマールはヘッドで合わせるも、そのボールはベティスGKアダンの真正面に飛んでキャッチされた。惜しいと思った数分後に、突如としてバルセロナに先制点が生まれた。
26分に、ブスケツの裏へのパスにメッシが反応して胸トラップをしようとした所に、アダンが飛び出してパンチングをした時に接触プレーがありメッシが倒れた。初めは分からなかったが何故かこれでバルサにPKが与えられた。キッカーはネイマールで1ステップ打法ではなく、今回は助走は3ステップでよくGKの動きを見て蹴ったが、軸足が滑ってシュートはクロスバーに弾かれた。しかし、そのこぼれ球にラキティッチが後ろから詰めており、足を伸ばして触ろうとしたところで相手のオウンゴールを誘い、バルサに先制点が生まれた。苦しい試合で審判のアシスト?もありバルサが先制。
これで楽になったバルサは、追加点が良い時間と展開で生まれた。
33分に、メッシとのワンツーでネイマールが裏に抜け出しアダンと1対1に。シュートを打っても良かった状況だったが、もう一度メッシに折り返すボールを出し、そこに走り込んだメッシが足を伸ばして押し込んでバルサに追加点が生まれた。これで2対0に。
38分には、メッシのパスにスアレスが上手く裏に抜け出してアダンとの1対1になりシュートフェイントでかわすも、シュートは角度がなく枠に飛ばなかった。
前半はお互いにチャンスシーンは少なく、ある程度ベティスの狙い通りだったかもしれない。しかし、ベティスはPKでの失点でプランが崩れ追加点も許すことになった。メル監督も退席処分を喰らい、選手達も判定で審判への不満が溜まる45分間であった。バルサはチャンスは少なかったが2得点とリードを奪い、この試合では内容よりも結果重視で良いイメージであり、終わった段階で良しと思える45分間であった。
後半、無失点で守り、速攻でチャンスを演出してスペインクラブ年間最多ゴールの記録を更新
後半は状況を確認するよりも前に一気にスコアが動いた。
46分に、奪われたボールをすぐさまブスケツが奪い返しそのまま左のスアレスへ。スアレスはアダンと1対1になり、空いていたニアサイドに左足で流し込んでゴールを奪った。これで3対0に。この瞬間にスペインクラブの年間最多ゴール数の記録をバルセロナは179に更新した。
バルセロナは点差も離したことで選手を休ませる判断を取った。56分にブスケツに代わってバルトラが投入された。その直後にバルトラのファーストタッチからのパスがカットされ、少し危ないシーンもあったがベティスのシュートミスもあって助けられた。
60分を過ぎる頃からベティスが前掛かりになったこともあり、バルセロナは速攻と裏へのパスで何度もチャンスを作った。
61分に、ネイマールがラキティッチのパスに抜け出して1対1でシュートを放つがポストに嫌われた。その直後にメッシも1対1を迎えるも、シュートをアダンが手に当ててバルサは追加点を奪えなかった。68分には、メッシのFKが鋭いコースをつくが、アダンが弾いてゴールならず。
71分には、ネイマールのクロスをファーで受けたアウベスがアダンの頭上を越す上手いシュートを放つが、クロスバーに弾かれてゴールにならなかった。72分には、速攻からスアレスがアダンと1対1になるも、パスか悩んで溜めていた為にコースを消されてシュートはアダンに当たった。74分には、メッシのFKがクロスバーを叩いた。
ベティスも一矢報いようと決定機を掴んでいた。
79分に、ベティスはCKをニアサイドでそらし走り込んでいた選手がファーでスライディングでボールに触るも、触るのが精いっぱいでコントロールできずにシュートは枠を捉えなかった。
速攻含めて多くのチャンスを作っていたバルサが、この試合最後のゴールも奪うことになった。
83分に、スアレスから左のアドリアーノへパスが通りマイナスのスアレスへもう一度折り返す。スアレスはネイマールにパスをし、ネイマールがトリッキーに触ったボールは走り込んでいたスアレスの前にこぼれ、スアレスがしっかりゴールに流し込んで追加点を奪った。これでスコアは4対0に。そして最多ゴールの記録は180に。
終わってみれば4対0と大量得点と無失点で2015年の最後の試合を終えた。シーズンの後半戦の初戦をしっかりと勝利し、昨季の悪夢の繰り返しとはならなかった。勝てたことが最高にうれしいことであり、改めて成功した2015年であったと実感できる試合結果であった。