15/16リーガ第19節 1/9 バルセロナVSグラナダ 試合結果
■ 目次
試合結果
バルセロナ4VSグラナダ0
得点者
7分メッシ(アルダ)
14分メッシ(スアレス)
57分メッシ
83分ネイマール(スアレス)
選手
バルセロナ 監督ルイス・エンリケ
スタメン 4-1-2-3
GKブラボ
DFビダル、ピケ、ベルマーレン、アルバ
MFセルジ・ロベルト、ラキティッチ、アルダ
FWメッシー(C)、スアレス、ネイマール
リザーブメンバー
シュテーゲン、マテュー、アウベス、アドリアーノ、ブスケツ、イニエスタ、サンドロ
選手交代
65分ビダル→アウベス、71分アルダ→アドリアーノ
欠場者
マシップとマスチェラーノとバルトラとドウグラスとムニル(判断)、ラフィーニャ(怪我)
グラナダ 監督ホセ・ラマン・サンドバル
5-2-1-2
GKアンドレス・フェルナンデス
DFエドガル、ウチェ・アグボ、ロンバン、ドリア、ビラーギ
MFクルヒン、ルベン・ペレス、ロチーナ(C)
FWペニャランダ、サクセス
ケラヴァ、マインス、ミゲル・ロペス、フラン・リコ、ハビ・マルケス、ロベルト・イバーニョス、エル・アラビ
46分クルヒン→マインス、71分ペニャランダ→ロベルト・イバーニョス、78分ロチーナ→ハビ・マルケス
試合詳細
バルセロナのスタメンは怪我人も少なくビダルとアルダが起用可能になり予想は難しいが、今回の試合のスタメンを予想出来た人はほとんどいないと推測されるメンバーをルイス・エンリケは並べた。バックラインではマスチェラーノとアウベスに代わってベルマーレンとビダルが起用された。中盤ではブスケツとイニエスタがお休みで、アンカーにセルジ・ロベルトとアルダが起用された。南米トリデンテのMSNはこの試合でもいつも通りのスタメン。ビダルとアルダの同時スタメン起用と共に、この2人は初めて同じピッチに立つことになった。
前半、新戦力含めて攻撃陣がチャンスを作り続けて2点奪う
グラナダが意外にも高めからプレスをかけて試合は始まった。3-4-1-2の守備組織でバルサの後方の7人にきっちりマークを付いて、バルサのビルドアップを上手くいかせず、あわよくば先制点を狙うゲームプランだったように思われた。
1分にグラナダのロチーナ、2分にラキティッチのミドルシュートが両チームのファーストシュートとなった。3分には、ピッチ中央からメッシのスルーパスを受けたアルバがグラナダGKアンドレス・フェルナンデスと1対1になるが、アルバのシュートはわずかにゴールから外れた。
バルサは試合序盤こそグラナダの前からのプレスに驚かされたが、グラナダのプレスもそこまで激しいものでもなくプレスもチグハグ感が強かった。グラナダの最終ラインに限っては3人時も5人時も選手間がガバガバ感があり、バルサの裏へのランニングには全くマークを付かないというお粗末すぎた守備であった。
プレスも最終ラインの守備も今期のこれまでのリーガの中で1番統率が無いチームに、バルサの攻撃陣は牙をむいて先制点を奪う。
7分に、右寄りからメッシが大外の左のアルダに展開してアルダのスルーパスを、パスを出したメッシが走り込んでしっかり合わしてゴールを決めた。アルダのパスとメッシのシュートが両方とも相手の股を抜いていたのが、両者の上手さを密かに感じさせたゴールだった。バルサが先制。
その後もグラナダの上手くいっていない守備もあり、バルサは良い形を何度も作りながら追加点を奪う。
14分に、左のネイマールから右のスアレスへ。スアレスはダイレクトで中央のメッシに折り返し、メッシが最後は走り込んでしっかり押し込んでバルサが追加点を奪った。これで2対0に。
その後も攻め続けるバルサはグラナダ相手に対して多くのチャンスを作った。
26分に、スアレスがネイマールとのワンツーで裏に抜け出してGKもかわして後は押し込むだけだったが、何故か外してしまった。30分にも、速攻からビダルが右サイドを抜け出して折り返したボールをメッシがあわせたが、これはアンドレス・フェルナンデスにセーブされた。36分には、裏に抜け出したネイマールがループ気味にシュートを狙うも、枠を捉えなかった。42分には、ラキティッチの鋭いパスからネイマールがボレーを放つが、枠の外に飛んだ。
前半の45分間はバルサの攻撃のショーのような試合であり多くのチャンスを作った。しかし、ルイス・エンリケが悔しがるように3点目以降の追加点を奪えず、2点どまりで終わった。対するグラナダは守備がボロボロであり、最終ラインは特に修正しないと後半に追加点を奪われるのは間違いないように感じさせるほど悪かった。攻撃ではバルサカンテラ出身でもあるロチーナが中盤で奮起していたが、孤軍奮闘の感じは否めなかった。
後半、追加点で試合を決めて最後は流して終了
後半に向けてバルサは交代なし。グラナダは最終ラインを修正する為にバックの選手を1枚投入した。この交代とハーフタイムで監督のゲキが飛んだのか、グラナダは前からのプレスと守備が目に見えて良くなった。
後半立ち上がりからグラナダの激しい前からのプレスがあり、リードを奪い少し楽に後半に入っていたバルサはビルドアップで苦しんだ。前半からグラナダがこのプレーが出来ていれば面白い試合だったのになと感じさせた。
そんなプレスも10分近く続いたが、バルサが追加点を奪うことで終わらせた。
57分に、セルジ・ロベルトのパスをアルダがスルーしてネイマールが抜け出しGKと1対1でシュート。シュートはGKに当たりポストに跳ね返った所をメッシが詰めてメッシはハットトリックを記録。これでスコアは3対0に。
これでこの試合の勝敗が決まった感じがあり、グラナダの選手達も後は守りながら時間よ過ぎてくれモードに入った事で、バルサがボールポゼッションして試合は進んだ。バルサも3点奪って勝負を決めたことでそこまで攻めることなく、隙あらば攻撃を仕掛ける感じで時間だけが過ぎていった。
余裕が出たこともありバルサは65分にビダルを下げ、71分にはアルダの新戦力2人をベンチに下げた。これから少しずつ試合の体力も戻し、2人をフル出場させる感じだろうか。
83分に、MSNの関係で右のスアレスから中央のメッシにパス。オフサイドだったメッシがこのパスをスルーして、左サイドでネイマールがボールを受けてトラップしてしっかりシュートをゴールに蹴りこんだ。これで4対0に。
3点目をバルサが奪ってから一気に試合としては止まった感じであり、最後にバルサが追加点を奪っただけという感じで後半のラスト30分間は過ぎて試合終了を迎えた。
この試合が終わればリーガの折り返し(第16節のヒホン戦残し)となり、リーガでは難しい相手が続くので落とし穴になる可能性もあった試合を、バルサの選手達はきっちり大勝で勝利した。これでこの後行われるジダンマドリーにわずかながらもプレッシャーをかけることにも成功した試合だった。