15/16リーガ第20節 1/17 バルセロナVSA・ビルバオ 試合結果

試合結果

バルセロナ6VSアスレティック・ビルバオ0

得点者

6分メッシ

30分ネイマール(スアレス)

46分スアレス(ネイマール)

61分ラキティッチ(ネイマール)

68分スアレス(アルダ)

82分スアレス(ブスケツ)

選手

バルセロナ  監督ルイス・エンリケ

スタメン  4-1-2-3

GKブラボ

DFビダル、ピケ、マスチェラーノ、アルバ

MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ(C)

FWメッシー、スアレス、ネイマール

リザーブメンバー

シュテーゲン、バルトラ、ベルマーレン、アウベス、セルジ・ロベルト、アルダ、ムニル

選手交代

46分メッシ→アルダ、62分ラキティッチ→セルジ・ロベルト、69分アルバ→バルトラ

欠場者

マシップとドウグラスとアドリアーノとサンドロ(判断)、マテューとラフィーニャ(怪我)

 

アスレティック・ビルバオ  監督エルネスト・バルベルデ

4-2-3-1

GKイライソス(C)

DFボベダ、エチェイタ、ラポルト、バレンシアガ

MFサン・ホセ、ベニャ、デ・マルコス、エラソ、ムニアイン

FWウィリアムズ

エレリン、レクエ、グルペギ、イトゥラスペ、ミケル・リコ、スサエタ、サビン

5分ムニアイン→エレリン、55分ウィリアムズ→サビン、62分ベニャ→イトゥラスペ

試合詳細

バルセロナのスタメンは対戦相手がビルバオということもあって、ほぼベストメンバーをルイス・エンリケは送り出した。前半戦の鉄板メンバーの唯一の変更点は右SBにアウベスではなくビダルを起用した。

前半、ビルバオが序盤で10人になったことでバルサペースの45分間

試合はとても激しいビルバオのプレスで始まった。ビルバオはアトレティコばりに飛ばして試合に入ってきており、前からの激しいプレスでビルバオは試合序盤に決定機を掴む。

2分にビルバオ、ピケの苦しみながらのブラボへのバックパスをムニアインがカット。最後はエラソがループ気味でシュートを放つが、バルサの選手の戻りも速く枠内にはシュートをもっていけなかった。

ピンチの後にチャンスありという言葉がピッタリ当てはまるように、その直後にバルサは得点を奪う。また、ビルバオGKイライソスの退場というおまけ付きで。

3分に、裏へのボールの競り合いでスアレスが粘ってボールを奪い、飛び出していたイライソスをかわそうとした所でイライソスがPA内でスアレスの足をかけてしまい、この開始間もない時間帯だが一発レッドで退場。このPKをメッシがゴール右側に強いシュートで決め、バルサが先制したと共にここからは11人対10人での数的有利の試合に。

ビルバオは1人減ったことから4-4-1のシステム変更を余儀なくされた。また、前線からのプレスを捨ててある程度引いた守備陣形でまずは失点しない試合運びに重点を置いた戦いに変更した。おのずとボールは圧倒的にここからはバルサが支配することになり、ボールを回して攻撃を開始するバルサに守備陣形を敷いて待ち構えるビルバオという構図で試合はここから進んでいく。

その中でもビルバオはボールを奪うと前の4人が積極的に走り攻撃に出た。

15分にビルバオ、裏に飛び出したデ・マルコスが抜け出してブラボと1対1になるも、ブラボが上手く飛び出してCKへと逃れた。

10人になった後も数回良い攻撃を見せていたビルバオだったが、15分を過ぎる頃からバルサのプレスや囲い込みもありボールを前に運べずにハーフコートマッチとなってしまう。自分達の時間帯がほとんどないビルバオは、ここからバルサの攻勢に何度もシュートを許す。

21分に、クロスのクリアボールを拾ったネイマールがドリブルで持ち込んでシュートを放つが、ビルバオDFの必死なブロックで阻止された。23分には、ネイマールの折り返しの浮かしたパスを後ろから走り込んだラキティッチがボレーでシュートするも、枠を捉えなかった。28分には、高い位置でパスを受けたビダルがボールを運びミドルシュートするも、わずかに枠を捉えずゴールにならなかった。

ここに書いていない所でも何度も良い攻撃を見せていたバルサが、必死に守っていたビルバオから追加点を奪うのは時間の問題だったかもしれないが、その追加点がここで生まれた。

30分に、縦パスからスアレスが抜け出しそうなところで左のネイマールへパス。パスを受けたネイマールはエレリンとの1対1になり、救い上げるような左足のシュートでゴールに流し込んでバルサが追加点を奪った。これでスコアは2対0に。ビルバオは10人で2点差でとても厳しい状況に。

その後も攻撃の手を止めないバルサはチャンスを作った。

34分に、ラキティッチのサイドチェンジをネイマールがお得意のトリッキーな右足のトラップをしてドリブルからメッシへパス。メッシはダイレクトでシュートしたが、枠を捉えなかった。

前半と言うより試合序盤のイライソスの退場と失点で一気にこの試合はバルサ寄りになる45分間となり、ビルバオは耐えながら本当に数少ない攻撃に賭けるしかなく厳しすぎる試合展開となった。バルサもビルバオも試合の出来は良い感じであり、11人対11人なら恐らくもっと僅差の試合になっていただろう。

 

後半、牙が抜けたビルバオにバルサが追加点を決めて終われば6得点の大勝

後半開始のハーフタイム直後に、バルサは足に違和感を覚えたらしいメッシに代えてアルダを投入した。アルダはそのままメッシの右ウイングのポジションに入った。ビルバオは交代枠を使わなかった。試合は後半開始直後にいきなり動いた。

46分に、スアレスがネイマールとのワンツーで中央の裏を抜け出し、エレリンも攻略してしっかりコースを付いたシュートでゴールを沈めた。このチームの3点目となる追加点で完璧にこの試合の勝敗は決まった。

ビルバオはウィリアムズをベンチに下げるなど国王杯に照準がもうこの3点目でいった感じであり、守備にも激しさがなくなりただ時間が過ぎてくれと言った感じのチーム状態に入った。

60分にビルバオ、バルサの最終ラインの裏を取ってクロスを受けたエラソがビダルを抜いてブラボと1対1で決定的なシーンだったが、ループシュートはゴールの上を超えていった。

この試合でまたもピンチの後にチャンスありで、このビルバオのチャンスの後にバルサは追加点を奪った。

61分に、ネイマールが単独で左サイドを突破して2人を抜き、タッチライン際から中央のラキティッチへ折り返す。ラキティッチのシュートはエレリンの股を抜いてゴールに入った。これでスコアは4対0に。

68分には、アルダのパスをスアレスが胸トラップで上手くコントロールして、最後は右足のアウトサイドでゴールに流し込んでバルサが5点目を記録した。この日エチェイタはスアレスにやられたい放題だった。

このゴール直後に負傷したアルバがバルトラと交代した。セルジ・ロベルトが左SBに入り、交代で入ったバルトラがCBに、CBのマスチェラーノはアンカーに上がり、ブスケツは右セントラルへとポジションを変更した。システムは4-1-2-3をキープ。

82分に、ブスケツのクロスからスアレスがヘッドで叩き込んでこの試合6点目。スアレスはこの得点でハットトリックも記録というおまけ付き。

終わってみればバルサが6対0という大差でこのビルバオとの3連戦気味の初戦のリーグ戦を終えた。この結果は試合序盤のイライソスの退場が生み出したもので、両者の実力差を反映したものではなかったが、バルサにしてはしっかり勝てたことで大きな自信にもつながった試合でもあった。MSN揃い踏みのゴールやスアレスのハットトリックなど良い事が多かったが、メッシとアルバの足の状態が気になる感じではあった。

 
 

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