15/16リーガ第21節 1/23 マラガVSバルセロナ 試合結果
■ 目次
試合結果
マラガ1VSバルセロナ2
得点者
1分ムニル(スアレス)
31分フアンミ(マ)
51分メッシ(アドリアーノ)
選手
バルセロナ 監督ルイス・エンリケ
スタメン 4-1-2-3
GKブラボ
DFビダル、マスチェラーノ、ベルマーレン、アドリアーノ
MFブスケツ、アルダ、イニエスタ(C)
FWメッシ、スアレス、ムニル
リザーブメンバー
シュテーゲン、バルトラ、マテュー、アウベス、ラキティッチ、セルジ・ロベルト、サンドロ
選手交代
46分ベルマーレン→マテュー、56分ムニル→ラキティッチ、72分アドリアーノ→セルジ・ロベルト
欠場者
ピケ(累積)、アルバとラフィーニャとネイマール(怪我)、マシップとドウグラス(判断)
マラガ 監督ハビ・ガルシア
4-4-2
GKカメニ
DFロサーレス、アンヘレリ、ウェリグトン(C)、ミゲル・トーレス
MFフアンビ、イグナシオ・カマーチョ、レシオ、ゴンサロ・カストロ
FWシャルレス、チョプ
オチョア、アルベントサ、ティッソーネ、ドゥダ、パブロ・フォルナルス、リカルド・オルタ、サンタ・クルス
68分レシオ→パブロ・フォルナルス、80分チョプ→サンタ・クルス、82分ウェリグトン→ドゥダ
試合詳細
バルセロナのスタメンにルイス・エンリケは多少のローテーションをしたメンバーを送り込んだ。アウベスとラキティッチを休ませ、ビダルとアルダを代わりに起用。ピケの所にベルマーレン、アルバの所にアドリアーノ、ネイマールの所にムニルと、欠場選手の所に本職のポジションの選手達を当てはめたメンバーでスタメンは構成された。
前半、バルセロナとは思いたくないほどミスが多く、ほぼマラガペースの前半
試合開始からマラガは4-4-2のシステムの形で高い最終ラインを維持し、ハーフライン付近からFWの2人がプレスをかけ始めチームとしてしっかり守る戦いを見せた。今日のマラガにも苦労するぞと思われたが、バルサに突如にゴールが決まった。
試合開始間もない1分に、スアレスが裏に抜け出し右サイドを突破して、逆サイドからゴール前に入ってきていたムニルへパス。これが少しの運もありマラガGKカメニに当たりながら股を抜けてムニルに通り、後はムニルがゴールに押し込みバルサが先制。これでムニルは出場した試合で3試合連続のゴールを記録。
失点したせいかマラガは失点後に高い位置からプレスをかけ始めた。それに対してバルセロナは最終ラインのメンバーがいつもと違うせいか、ビルドアップでとても危なっかしかった。自分達の陣地からほぼ脱出できず、5分付近からマラガに押し込まれる試合展開になった。
13分にはマラガ、CKのこぼれ球をゴンサロ・カストロがミドルシュートを放つが、ブラボがセーブしてボールはポストに当たって弾かれた。そのこぼれ球をシャルレスがシュートするが戻ったアドリアーノが足に当てて難を逃れた。
15分ぐらいからバルセロナもメッシを中央、アルダを右の高めの位置にポジションチェンジを行い、中盤でのボール支配力を高めようとした。パスを回し少し試合を落ち着かせたバルサだったが、そんな時間は20分過ぎまでだった。ここからはバルサの通常では信じられないほどミスが目立ち、そこからピンチを迎える。
24分にマラガ、ボール処理をしようとした時にベルマーレンがこけてしまい裏に抜け出されたが、最後はマスチェラーノが戻ってPA内でギリギリ止めた。この時にマラガはPKをアピールしたが、審判はPKを取らなかった。28分には、ブラボのキックミスもあったがこれもマスチェラーノが戻って守った。
ここまで多くのミスをしていたバルサはなんとか失点を免れていたが、そんなラッキータイムもすぐに終わりを迎える。
31分に、ブラボのキックを拾われてマラガにつながれ、フアンミのシュートは戻ってスライディングしたマスチェラーノの足に当たってコースが変わりゴールに入った。これでスコアは1対1に。
その後もビルドアップで安定感がないバルサは苦労するが、なんとかパスをつないで試合を落ち着かせようとした。苦しく難しい前半だったが、同点後はマラガの前からの圧力も弱まり助かった。最後にバルサはマラガのミスから決定機を迎えた。
43分に、カメニのキックミスを拾ってメッシからムニルにパスが通りシュートしカメニに防がるが、そのこぼれ球をメッシが詰めようとしたが必死に戻ったマラガDFのブロックでゴールを奪えなかった。
前半はバルサにチャンスの影すら感じられないほどマラガペースであり、先制点と前半終盤のマラガのミス以外チャンスはなかった。ピッチコンディションか疲れかマラガの前からの守備か分からないが、バルセロナとは思えないほど細かいミスが目立った前半だった。幸先よく先制はしたが逆転されてもおかしくない前半の試合内容であり、同点で終えれたのがまだ後半に勝利するチャンスを与えられたのかなとポジティブに捉えることも可能だった。後半に気持ちを切り替えて集中しないと、後半で失点して敗戦も考えられるほど悪い試合内容だった。
後半、苦しみながらも勝ち越して価値ある勝ち点3獲得
ハーフタイムでバルサは安定感に欠けたベルマーレンに代えて、怪我明けのマテューを投入した。この交代はイエローも喰らい、仕方なしの交代かなと思われる。
後半は前からプレスをかけずにしっかり守ろうとするマラガの戦いもあり、バルサはボールポゼッションで助かった。そんな助かった時間に、バルサは勝ち越しゴールを奪った。
51分に、右から攻め最後は左のアドリアーノへ渡りクロス。このクロスをメッシがジャンプボレーで合わしてマラガゴールを破った。これでバルサは再度勝ち越して2対1のスコアに。
バルサが逆転後はマラガの前からのプレスも復活した感じもあったので、ルイス・エンリケは早めに交代枠を使って動いた。56分に、ムニルに代えてラキティッチを投入し、アルダを左ウイングに出し中盤にラキティッチを入れて試合の安定を図った。
試合は前半に比べれば落ち着いていたが、バルサが完全にボールをキープして落ち着かせているわけでもなく、まだまだ油断を許さない時間が続いていた。
72分にマラガ、セットプレーのこぼれ球をイグナシオ・カマーチョがシュートするがブラボがセーブし、その後の跳ね返りもブラボがしっかりキャッチしてセーブした。
追加点でもあるあと1点奪えればこの試合を終わらせることも出来るバルサは、試合終盤にチャンスを掴んだ。
80分に、メッシが長いパスから裏に抜け出しカメニと1対1になるも、戻ってきたマラガDFの圧力もありシュートはコントロールできずに枠を捉えなかった。87分には、CKのボールが抜けてきてファーで待ち構えていたメッシが、胸でトラップしてシュートするがカメニにセーブされた。
試合はなんとかこのまま2対1のバルサリードで終了し、バルセロナは勝ち点3を獲得することに成功した。苦しいを通り越してほぼ負けていたとも言えた試合内容だったが、シーズンに数試合はあるであろうこの厳しい試合で、勝ち点3を奪えれたことは優勝に向けて大きな前進を意味する試合であった。