15/16リーガ第23節 2/7 レバンテVSバルセロナ 試合結果
■ 目次
試合結果
レバンテ0VSバルセロナ2
得点者
21分オウンゴール(ダビド・ナバーロ)
90+1分スアレス(メッシ)
選手
バルセロナ 監督ルイス・エンリケ
スタメン 4-1-2-3
GKブラボ
DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ
MFセルジ・ロベルト、ラキティッチ、イニエスタ(C)
FWメッシー、スアレス、ネイマール
リザーブメンバー
シュテーゲン、バルトラ、マテュー、ビダル、ブスケツ、アルダ、ムニル
選手交代
67分ラキティッチ→ブスケツ、73分アウベス→ビダル
欠場者
マシップとベルマーレンとドウグラスとアドリアーノとサンドロ(判断)、ラフィーニャ(怪我)
レバンテ 監督ルビ
4-3-1-2
GKマリーニョ
DFロペス、ダビド・ナバーロ(C)、フェダル、トーニョ
MFベルサ、シモン・マテ、レルマ、モラーレス
FWデイヴェルソン、ジュゼッペ・ロッシ
ルベン、メジャニ、オルバン、シュメトラ、カモラサ、マウリシオ・クエロ、ギラス
68分ダビド・ナバーロ→ギラス、68分デイヴェルソン→カマラサ、76分ベルサ→マウリシオ・クエロ
試合詳細
バルセロナのスタメンは予想通りのほぼベストメンバーの11人を揃えた。唯一の変更点はブスケツがベンチに座り、中盤のアンカーにセルジ・ロベルトが起用された。次の国王杯の2ndレグのバレンシア戦で選手を休ませる予定っぽいので、この試合はしっかりメンバーを揃えたという感じ。
前半、ぼんやりとした45分という時間が過ぎた中でラッキーすぎる1点リード
試合は開始1分に、振り向きざまにイニエスタのミドルシュートから試合は始まった。
レバンテは4-3-1-2のシステムで、主に後ろの7人で4枚と3枚のブロックを作り守備をしてきた。その戦い方は今季引き分けに終わったデポルティーボ戦のようで、前線に人数を置くことでバルセロナに人数をかけさせた攻撃を防いだ守備を見せた。
対するバルセロナとしてはこの7人の守備を崩すべくサイドチェンジなどで逆サイドの空いたスペースを使おうとするが、風の影響もあってかロングボールがあまり上手く通らない。
前回のデポル戦でも問題点だった相手をサイドに全く広げれずに、どんどん自分達の攻撃が中央に寄ることで攻撃のスペースを狭くする悪循環は直っていなかった。そんな中でも一応、時間は掛かったがバルセロナはシュートまで持っていった。
17分に、ネイマールの個人技で左からファーへ巻いたシュートを放つが、レバンテGKマリーニョにセーブされてゴールならず。
チャンスも作れず苦しい時間が続いていたが、バルサは幸運にも先制に成功する。
21分に、左サイドでPA内に侵入したイニエスタから自分の後方をランニングしていたアルバへパス。アルバは深くえぐった位置からパスを送った所、レバンテDFに当たってボールはゴールに吸い込まれた。バルサにはとてもラッキーな形で先制。
25分には、メッシから大きなサイドチェンジのパスをレバンテDFがクリアミスした所を、ネイマールがすかさず中にパスをしてスアレスがゴール前で合わせるが、シュートは枠に飛ばずゴールにはならなかった。
レバンテは失点した後からか4-4-2のようなシステムに変更し、4枚と4枚の守備ブロックでより厚みを増した守備を見せてきた。恐らく2点ビハインドになると厳しいと判断したのだろう。
ここまでバルセロナは攻撃でほとんど良い形こそなかったものの、先制したこととピンチシーンもなくギリギリ許せる範囲の試合内容だったが、ここからレバンテの攻撃にピンチを何度も作られる。
30分に、右サイドをえぐられてクロスが送られたファーサイドでデイヴェルソンがボレーシュートするが、ミートしなくて助かった。31分には、1本の長いボールを前線の選手がヘディングで裏に落とした所を、後方から走り込んだレルマが裏に抜け出すも、このシュートも枠を捉えずに助かった。
37分には、またも1本の長いパスから右サイドの裏を取られてモラーレスに独走を許す。モラーレスのシュートはポストに当たり、本当にバルサには助かったシーンだった。
前半は慣れない現地時間昼の12時キックオフ、連戦の疲れ、バルサ全体がふわっとした入り、全くボールが走らないピッチ、風の影響などの全てを受けてか、バルサの出来はさんざんたるものだった。今シーズン最悪とは言わないまでも、攻撃に工夫もなく守備では軽さが目立ち、攻守の切り替えも遅く、試合内容としてはとても悪い45分間だった。
後半、最後までスローテンポな試合は続いたが無事に勝利
後半はレバンテのシュートから始まった。46分に、ゴール中央からフリーでロッシにミドルシュートを打たれるが、ブラボがセーブしてゴールを守った。
後半も前半同様の試合展開であり、バルセロナには苦しい試合展開が続いた。レバンテのロングボールの処理に風が強く影響してクリアミスを連発するなど、中盤の守備も軽く自陣では危なっかしいプレーが続いていた。
セットプレーからだが一応バルサもチャンスを演出。59分に、ネイマールのCKをラキティッチがニアサイドで頭で合わせるが、マリーニョに防がれた。
ここまで予想以上に苦しんでいたバルセロナは67分に、恐らく試合に出す予定はなかったブスケツを投入。ラキティッチをベンチに下げて、セルジ・ロベルトを1つ前のポジションに上げた。
ブスケツ投入後は一気に試合としては落ち着いた感じがあり、バルサの方に危ないシーンはとても少なくなった。ブスケツの中盤での対人の守備力やパス回しの安定感が光り、バルサがボールを支配する時間が増えた。
それでもレバンテに自分達のゴール前までボールを送られると危ない感じはあり、油断できないまま時間が過ぎていった。なんとかこのまま1対0で試合を終えれると感じだアディショナルタイムに、バルサはダメ押しのゴールを奪って試合を終わらせる。
90+1分に、速攻から3対2の数的有利の状況になり、右のメッシから中央のスアレスへパス。スアレスはマリーニョとの1対1をタイミングを取りにくい右のアウトサイドシュートで制し、勝負を決める追加点を奪った。
その直後に試合終了の笛が鳴り、スローテンポな試合は2対0でバルセロナがしっかり勝利を収めた形となった。最後までレバンテの攻撃に苦しめられたが、無失点での勝利と勝ち点3獲得を無事に達成した。この試合でペップバルサが打ち立てた28試合連続無敗記録に並んだ試合でもあった。