15/16リーガ第24節 2/14 バルセロナVSセルタ 試合結果

試合結果

バルセロナ6VSセルタ1

得点者

27分メッシ

38分グイデッティ(セ)

58分スアレス(メッシ)

74分スアレス(ネイマール)

80分スアレス(メッシ)

84分ラキティッチ(スアレス)

90分ネイマール(スアレス)

選手

バルセロナ  監督ルイス・エンリケ

スタメン  4-1-2-3

GKブラボ

DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ

MFブスケツ、セルジ・ロベルト、イニエスタ(C)

FWメッシー、スアレス、ネイマール

リザーブメンバー

シュテーゲン、ベルマーレン、マテュー、ビダル、ラキティッチ、アルダ、ムニル

選手交代

61分アウベス→ビダル、61分セルジ・ロベルト→ラキティッチ、77分イニエスタ→アルダ

欠場者

マシップとバルトラとドウグラスとアドリアーノとサンドロ(判断)、ラフィーニャ(怪我)

 

セルタ  監督エドゥアルド・ベリッソ

4-3-3

GKセルヒオ・アルバレス

DFウーゴ・マージョ(C)、カブラル、ジョニー、プラナス

MFラドヤ、ヴァス、パブロ・エルナンデス

FWボーヴェ、グイデッティ、セナ

ルベン、ディアス、ドラジッチ、ボルハ・フェルナンデス、パペ・シェイク、ゴルダー、ボルハ・イグレシアス、

61分パブロ・エルナンデス→ディアス、77分グイデッティ→ドラジッチ、82分ヴァス→パペ・シェイク

試合詳細

バルセロナのスタメンは国王杯のバレンシア戦で休んだ10人が当たり前のスタメンで、中盤の右セントラルにはセルジ・ロベルトが起用された。バレンシア戦で大活躍を見せ、そのご褒美での起用だろう。

前半、後少しが持っていけずに同点にされてしまう

試合が始まりセルタは予想通りのマンマークの守備を実践してきたが、予想に反してバルサのCB2枚へ強い圧力をかけなかった。スタミナ配分を考えての作戦だろうが、そのおかげでバルサはビルドアップで苦しむことは少なかった。

対するバルセロナはマンマークをしてくることが分かっていましたと言わんばかりに、中盤の3選手がいつも以上にマークを剥がす為に動いてボールを受けようとした。ブスケツは定位置と下がるポジションだけでなく、高めのポジションを取るなどセルタのマークのズレを発生させようとした。試合はバルサが落ち着いてボールを動かす展開で始まったが、初めのシュートチャンスはセルタに訪れた。

6分にセルタ、グイデッティのポストプレーでPA付近からセナのシュートを喰らうが枠を外して助かった。

その後はバルサが何度かセルタの中盤を突破して、良い攻撃の形を何度か見せたがシュートまではいけなかった。やっとチャンスでシュートにいけたのは15分のことだった。

15分に、イニエスタが高い位置でボールを奪いドリブルで仕掛けてネイマールへスルーパス。ネイマールはダイレクトでシュートするが、セルタGKセルヒオ・アルバレスにセーブされてゴールとはならなかった。18分には、主審を上手く使いメッシがドリブルでマークを剥がしネイマールとのワンツーでPA内へ侵入、セルタDF陣に囲まれながらも何とかシュートに持ち込んだが、ぼてぼてのシュートになってしまった。

セルタもバルサの深い陣地では前からの圧力を強めてきており、20分を過ぎる頃から少しオープン気味な試合になっていった。

24分にセルタ、セルジ・ロベルトのバックパスを奪われて最後はセナにボレーシュートされるが、ブラボが近距離ながらもファインセーブで防いで失点を免れた。

前線の3選手にはいつも以上にスペースがある中試合は進んでおり、そのスペースを使って突破しようとした所で、スアレスがファールを受けたFKからバルサが先制に成功する。

27分に、ゴール少し右からの位置のFKをメッシが蹴り、そのボールはゴール右上に吸い込まれてバルサが先制。

前線のスタメンの3人がいない中でもアグレッシブさをみせていたセルタの攻撃陣は、バルサのゴールに襲い掛かった。

32分にセルタ、左サイドから右サイドへのの大きい展開のパスをボーヴェがダイレクトでボレーシュート。シュートは強烈で枠を捉えていたが、ブラボも集中力を切らさずにしっかりセーブした。

37分に、クリアボールをダイレクトでアルバがミドルシュートするが、枠をわずかに外れた。

その直後に、そのシュートを放ったアルバが与えたPKで失点して同点に追いつかれる。

38分にセルタ、裏へのボールに対して競り合いの中、アルバがグイデッティの足を引っかけた判定でPKを与えた。そのPKを倒されたグイデッティ自身が蹴り、ブラボが蹴るコースを読んでいたものの鋭いコースと強いシュートはバルサゴールに突き刺さった。これでスコアは1対1の同点に。

失点しても気を落とさないバルサは攻撃に出た。

41分に、2列目から飛び出したセルジ・ロベルトが潰れながらこぼれたボールに、走り込んでいたスアレスがダイレクトでシュートするが枠を捉えなかった。45分には、アルバの折り返しをネイマールがトラップしてシュートするが、シュートは明後日の方向に飛んで行った。

前半は1対1の同点というスコアで終えたが、バルサは何度か良い攻撃を見せていた。セルタのマンマークの守備やプレスを完璧に崩せているわけではないが、それでも2点目や3点目が生まれてもおかしくない状況だっただけに得点が欲しかったという印象を受ける。セルタは控えの前線の3選手もアグレッシブに頑張っており、バルサのゴールに何度か近づいていた。前半の内に同点に追いついたことで、後は後半の45分間がんばるだけという感じだろう。

 

後半、攻めて攻めて最後は大量得点のおまけ付きでリベンジ成功

ハーフタイムにお互い交代枠を使わずに、両チームとも前半と同じメンバーで後半に挑んだ。絶対にこの試合に勝ちたいバルセロナは、後半開始化から攻勢を強めて攻撃した。

46分に、ネイマールがドリブルで左サイドを突破して深い位置からの折り返しをスアレスがシュート。シュートはポストに当たり外れ、その弾かれたボールをセルジ・ロベルトがシュートするも枠を外してゴールにならなかった。

その後もメッシとネイマールにボールを集め、バルセロナは個人技中心に何度も攻撃を仕掛ける。同点でこのまま終わりたいというセルタは、バルサの攻勢に前からのプレスに出れずに自陣での守備を強いられた。

56分に、高い位置でボールを奪い返しメッシのパスを受けたイニエスタが左足でシュートするが、セルヒオ・アルバレスのファインセーブで防がれた。57分には、アウベスの浮き球を受けたネイマールがPA内でシュートするが、枠を捉えきれなかった。

ここまで何度も攻めて得点チャンスを作りながらもゴールを決めきれなかったバルセロナだったが、遂にゴールの瞬間が訪れる。

58分に、スアレスがメッシとの大きいワンツーで裏に抜け出し、後方からの浮き球のボールを上手く右足のインサイドで合わせてゴールに蹴りこんだ。これでやっとバルサが2対1でリードを奪った。

バルサは61分に、アウベスとセルジ・ロベルトを下げてビダルとラキティッチを投入した。バルサがリードを奪ったこともありセルタがプレスを高い位置からかけ始め、イーブン気味な試合展開の中でセルタにチャンスが訪れる。

69分にセルタ、ゴール前でつながれて最後はセナにシュートされるが、強烈なシュートはクロスバーの上を超えて枠を外れた。73分にもセルタ、中盤を突破されてピケが釣り出されたスペースにセナ。ゴール前からのシュートだったが、ブラボがキャッチしてバルサゴールを守った。

セルタは同点のチャンスを逃し、バルサから見ればピンチをしのいだその直後にバルサに追加点が生まれた。

74分に、メッシが右サイドから中央へドリブルで突っかけて走り込んでいたネイマールへパス。ネイマールは足裏でセルヒオ・アルバレスをかわし、滑り込んでセルタゴールへ蹴りこんだ。ゴールライン上でこぼれたボールをスアレスがすかさず押し込み、バルサが追加点を奪った。これでスコアは3対1に。

この2点差とするゴールで一気に楽になったバルセロナは、攻撃の手を休めることなくさらに突き放す得点を奪いにいき、そのまま追加点を奪っていった。

80分に、ネイマールのヒールリフトとシュートでカンプノウがまだ騒がしい中、メッシが右サイドの深い位置で個人の力で突破。その突破をPA内で倒してしまい、バルサにPKが与えられた。バルサでは少し問題視されているPKはメッシがキッカーを務め、なんとここで意表を突く足裏で横パスを出した。そこにスアレスが走り込み、セルヒオ・アルバレスをよく見て空いているサイドにボールを蹴り込みバルサが追加点。これでスアレスはハットトリックを記録し、PKですら新しいオプションを見せたバルサがこの試合の勝敗を完全に決めた4点目を奪った。このPKには病魔と闘っているクライフ氏へのメッセージもあったらしく、かつてクライフ氏がデザインしたトリックPKをさらにアレンジしたPKをバルサは見せた。クライフ氏の回復切に願っています<(_ _)>。前半2-0ならクライフ氏ならほぼ勝ちだよ( `ー´)ノ

84分には、2列目からゴール前に飛び出していたラキティッチへスアレスが浮き球のスルーパス。ラキティッチはセルヒオ・アルバレスの頭上を超すループシュートでゴールを沈めた。これでスコアは5対1に。ラキティッチはゴールパフォーマンスの“前後逆さまに着たユニフォーム”の意味を「インスタグラムで大きなファミリーを構成する400万人以上のためのもの」とコメントした。

90分にも、速攻で右からスアレスの長いパスを受けたネイマールがスピードを殺さずに上手いトラップでセルヒオ・アルバレスと1対1に。ネイマールはラキティッチに対抗するようにループシュートでゴールに沈め、スコアは6対1に。

終わってみれば6対1でバルサの大勝となった試合で、前半戦の1対4の大敗のリベンジに成功した。セルタの苦しい選手事情があるにせよバルサはしっかり勝利して首位の座を守り、無敗記録も30試合に更新した。

 
 

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