15/16リーガ第26節 2/28 バルセロナVSセビージャ 試合結果

試合結果

バルセロナ2VSセビージャ1

得点者

19分ビトロ(セ)

31分メッシ

47分ピケ(スアレス)

選手

バルセロナ  監督ルイス・エンリケ

スタメン  4-1-2-3

GKブラボ

DFビダル、ピケ、マテュー、アルバ

MFブスケツ、セルジ・ロベルト、アルダ

FWメッシ(C)、スアレス、ネイマール

リザーブメンバー

シュテーゲン、バルトラ、マスチェラーノ、アウベス、ラキティッチ、イニエスタ、ムニル

選手交代

55分ビダル→アウベス、63分アルダ→イニエスタ、74分セルジ・ロベルト→ラキティッチ

欠場者

マシップとベルマーレンとアドリアーノとドウグラスとサンドロ(判断)、ラフィーニャ(怪我)

 

セビージャ  監督ウナイ・エメリ

4-2-3-1

GKセルヒオ・リコ

DFコケ(C)、ラミ、コロジェイチャク、トレムリナス

MFエンゾンジ、クリストフォロ、ビトロ、イボーラ、クローン・デリ

FWガメイロ

ソリア、カリーソ、フィゲイラス、エスクデロ、マリアーノ、レジェス、コノプリャンカ、ムニョス

62分クリストフォロ→コノプリャンカ、74分イボーラ→ムニョス

試合詳細

バルセロナのスタメンはローテーションされたメンバーが送られた。変更点は右SBのアウベスに代わって古巣対決となるビダル、CBのマスチェラーノに代わってマテュー、中盤ではラキティッチとイニエスタに代わってセルジ・ロベルトとアルダが起用された。

前半、先制されるも同点に追いつき、後半に期待がもてる前半終盤の内容

試合はしっかり守備ブロックを作るセビージャ、パスを回すバルセロナという構図で試合は始まった。セビージャは4-4-2の守備ブロックを高い最終ラインで設定して、コンパクトな守備ブロックを作りバルセロナの攻撃をある程度受ける形で試合に入った。

5分ぐらいからセビージャはバルサのパス回しにズルズルラインを下げられて、最終ラインがPAの前まで下げられていたシーンもしばしば。それでも速攻とパス回しが上手いセビージャは何度もバルサ陣地内へと攻め込むことに成功した。

7分にセビージャ、CKから浮いたボールをエンゾンジが頭で競り勝ちクリストフォロがゴール前からシュートを放つが、ゴールの遙か上にシュートは飛んで行った。

12分に、ビダルが右サイドから裏に動き出していたスアレスへスルーパス。スアレスはダイレクトでシュートを放つが、セビージャGKセルヒオ・リコがセーブした。それで得たCKをメッシが蹴り、ゴールに向かったボールはセビージャDFのクリアもありながらポストを叩き跳ね返る。その跳ね返ったボールをスアレスがシュートするも、これもクロスバーを叩きゴールならず。

ここまでイーブンの試合ながらも時間帯では両チームに少しずつ良い時間がありながら進んでいたが、そんな少し良い時間帯にセビージャが先制点を奪う。

19分にセビージャ、バルサの右サイドを素早いパス回しで突破してトレムリナスがクロス。ファーサイドで待ち構えたビトロがしっかりゴールに押し込み、セビージャが先制。

先制点を取った後も戦い方を変えないセビージャ、そんなセビージャにバルサはチャンスを作れずモヤモヤとした時間が過ぎていった。そんな時間を打ち破ったのは、1つのFKからのメッシのキックだった。

31分に、スアレスが倒されて得たFKをメッシがキック。ゴールに向かって左側の位置からのキックで、壁の上を越して同サイドの左サイドを狙うと見せかけて、セルヒオ・リコ側の右サイドに蹴ったキックは、セビージャゴールに吸い込まれてバルサが同点に追いつく。これでスコアは1対1に。

この同点ゴールで一気に試合はバルサの攻勢がセビージャを呑んでいく。ほぼセビージャ陣内でここから前半の最後まで試合は進み、ハーフコートマッチで試合は進んでいった。

36分に、高い位置でボールを奪い返してアルダからメッシへパス。メッシはトラップしてシュートを放つが、セルヒオ・リコがファインセーブで防いだ。

決定的なシュートこそ多くはなかったが、前半終盤のバルセロナの試合内容は良いものがあった。前半は1対1の同点で終わったがセビージャの疲れを考慮しても、後半に逆転が射程圏内まで持ってこれたという前半を過ごした。対するセビージャは良い攻撃を何度も見せており、守備でもある程度合格ラインだっただろう。後はこれが試合最後まで続けれるかで、後半はバルサの攻撃を耐える時間が長くなりそうだと予感させた。

 

後半、逆転してスリリングな試合を逃げ切り勝利、公式戦34試合無敗記録も達成

ハーフタイムに交代枠を使わずに前半と同じメンバーで後半に挑んだ両チームだったが、試合は後半に入って一気に動く。

47分に、右サイドをフリーランニングで抜け出したセルジ・ロべルトがクロス。大外でネイマールがダイレクトでボレーシュートするが、これはセルヒオ・リコがセーブで防いだ。バルセロナはこれで得たCKのこぼれ球からスアレスとメッシがワンツーでPA内へ侵入。スアレスがゴール前に出したパスに、CKでゴール前に上がっていたピケが左足で合わせてバルサが逆転に成功する。

逆転して前半からの流れもあり一気にバルサが追加点を奪ってセビージャを突き放すかとも思われたが、ここからセビージャも同点に追いつこうと攻勢を強めた。

51分にセビージャ、イボーラのポストプレーからガメイロが抜け出しブラボと1対1でシュートするが、ブラボがファインセーブでゴールを守った。

53分に、ネイマールがドリブルでPA内に侵入してゴダゴダがありながらもシュートするが、こちらはセルヒオ・リコがファインセーブで防いだ。54分には、ビダルの折り返しをブスケツがミドルシュートするが、これもセルヒオ・リコがセーブで防いだ。

この50分過ぎからバルサとセビージャの攻守が目まぐるしく入れ替わる試合展開となった。オープンな展開とまではいかないが、両チームともボールを奪ってから素早い攻撃と遅行の攻撃を織り交ぜて得点を狙った。

お互い決定機になるシュートシーンこそないものの、チャンスシーンは演出してどちらにゴールが生まれてもおかしくない状況で試合は進んでいた。70分を過ぎる頃からセビージャは攻勢を強めて、速攻時にも5人や6人がバルサ陣内に攻め込むシーンも少なくなかった。

試合としては見ていて面白い試合となっていたが、バルサファン心理的には1点のリードしかなく常に同点ゴールへの恐怖心のまま時間が過ぎていった。気付けば試合は終了の時間へと迫り、試合終盤はセビージャのセットプレーもしっかりはね返したバルサが、後半序盤に奪った逆転ゴールを守り切って9連勝を達成した。また無敗記録も34試合となり、スペイン国内のレアルの記録に並んだことにもなった。

苦しみながらも勝利したことでバルセロナはマドリードダービーで敗戦したジダンマドリーと勝ち点差12を付けて、ほぼ完全に優勝戦線からライバルチームを脱落させた試合ともなった。

 
 

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