15/16リーガ第27節 3/3 ラージョVSバルセロナ 試合結果
■ 目次
試合結果
ラージョ・バジェカーノ1VSバルセロナ5
得点者
21分ラキティッチ
23分メッシ(ネイマール)
53分メッシ
56分マヌーショ(ラ)
71分メッシ(ブスケツ)
85分アルダ(マテュー)
選手
バルセロナ 監督ルイス・エンリケ
スタメン 4-1-2-3
GKブラボ
DFセルジ・ロベルト、ピケ、マスチェラーノ、マテュー
MFブスケツ、ラキティッチ、イニエスタ(C)
FWメッシ、スアレス、ネイマール
リザーブメンバー
シュテーゲン、ベルマーレン、ビダル、アルバ、アドリアーノ、アルダ、ムニル
選手交代
66分ラキティッチ→アルダ、72分セルジ・ロベルト→ビダル、77分ブスケツ→ベルマーレン
欠場者
アウベス(累積)、マシップとバルトラとドウグラスとサンドロ(判断)、ラフィーニャ(怪我)
ラージョ・バジェカーノ 監督パコ・ヘメス
4-2-3-1
GKファン・カルロス
DFキニ、ジョレンテ、クレスポ、ティト
MFイトゥーラ、トラズオーラス(C)、エンバルバ、ピティ、ベベ
FWマヌーショ
ヨエル、ナチョ、アマージャ、バエナ、オズビリズ、モンティエル、ハビ・ゲラ
55分ピティ→モンティエル、70分ベベ→アマージャ、80分マヌーショ→ハビ・ゲラ
試合詳細
ルイス・エンリケはこのラージョ戦にSBの選手を変更してきた。右は累積で欠場するアウベスに代わってセルジ・ロベルト、左はアルバに代えてマテューをスタメン起用した。他はベストメンバーが起用された。
前半、(やっぱり)2点リードで終えてラージョは10人になり前半でほぼ終戦
試合は予想していた通りにラージョが高い位置からプレスをかける、共に攻撃的なサッカーの戦いとなった。ラージョはバルサ陣地ではMSNに対して最終ラインを3人のマンマークで守り、他の選手もほぼマンマーク気味でバルサからビルドアップのボールを奪って得点を狙ってきた。自陣の守備ではある程度4-2-3-1の形で守っていたが、相変わらずとてもリスキーな守り方でバルサを迎え撃った。
対するバルサはしっかりフリーの選手にパスを回しながらも、困ったらロングボールを多用してラージョのプレスに引っかからないようにビルドアップを慎重に進めていった。
4分にラージョ、サイドから中央へランニングしたエンバルバにパスが通りシュート。ブラボがセーブしてCKに逃れた。
試合はオープンな試合というか、常に局面局面で1対1で激しいバトルとなった試合となり、このタイマン勝負で勝った方がチャンスを作れる試合にも感じられた。またバルサはこの試合では積極的にラージョの裏を狙う姿勢も見せ、ボール支配率なんかよりも効率的に得点を狙う戦いも見せていた。
ラージョの激しい守備もあってなかなかシュートまで持っていけなかったバルサだったが、20分になるとバルサもシュートまでもっていき、ラージョのミスもありバルサが先制に成功する。
20分に、ネイマールの左からのパスを中央で受けたメッシがドリブルで抜け出しシュートするが、ラージョGKファン・カルロスにセーブされた。21分に、セルジ・ロベルトのクロスをファン・カルロスがキャッチミスして、こぼれたボールをラキティッチがしっかりと相手ゴールに蹴り込んでバルサが先制。
この先制点でバルサは気を良くしたのか、一気に追加点を奪ってラージョを突き放す。
23分に、メッシがドリブルで持ち込みネイマールの裏のスペースへパス。ネイマールはもう一度メッシへ折り返し、メッシは落ち着いてインサイドでゴールの隅をついてゴール。バルサが追加点を奪ってこれで2対0に。
2失点後も全く落ち込みを見せず攻撃的な姿勢を見せるラージョ相手にバルサが一気に大量得点と思われたが、ここからなかなかシュートまで持っていけなかった。
41分にラージョ、左サイドからのクロスにエンバルバが頭で合わせるが枠を捉えなかった。
42分に足の裏を向けた危険なタックルの判定で、ジョレンテが一発退場のレッドカードを提示されてラージョはここから10人に。
前半はバルサが2点リードで終えラージョが10人になったことで、後半はもっと得点チャンスが訪れてバルサの(確実な)大量得点を予感させた。ラージョは恐らく10人になっても攻撃的な姿勢を崩さずに戦ってくることが予想された。
後半、追加点を奪ってしっかりと勝利して優勝までの試合を1つ減らす
ハーフタイムに両チームとも交代を見せず、前半と同じメンバーで挑んだ。10人のラージョ相手に後半は一気にバルサの攻撃が牙をむいた。
47分に、ネイマールがスアレスとのワンツーで裏を取り、浮いたボールをダレクトでボレーシュートするが枠を捉えなかった。52分には、メッシのスルーパスにスアレスが裏に抜けてシュートするが、角度が厳しくこれも枠を捉えなかった。
バルサの追加点は時間の問題かと思われたが、すぐさまに追加点を奪って本当に試合の勝敗を決めた。
53分に、右サイドでセルジ・ロベルトが完全にフリーでパスを受けてアーリークロス。クリアボールを拾ってスアレスのシュートはポストを叩くが、そのこぼれ球をメッシが押し込んでバルサがさらなる追加点を奪った。これでスコアは3対0に。
どれだけ失点してもこの試合これまで攻撃的な姿勢を崩さなかったラージョに、10人という人数が少ないにもかかわらず得点が生まれた。
56分にラージョ、右サイドからのクロスをファーでベベが頭で折り返し、最後はマヌーショが押し込んで10人のラージョが1点を返す。これでスコアは3対1に。
失点後はさすがにバルサ側もネガティブになったのかパスを回して試合を落ち着かせる数分間を見せ、また追加点を奪うべくバルサは攻撃に出た。そして、ラージョが可哀想にも思えるほどさらに人数を減らした。
67分にネイマールのFKがクロスバーを叩きブスケツの前にボールが跳ね返ってきた。ブスケツがシュートを打とうとしたところをタックルで止めてしまい、バルサにPKが与えられイトゥーラが退場になりラージョは9人に。このPKを得点王を意識してかスアレスが蹴り、このキックを見事にファン・カルロスに止められ、バルサのPKの期待感は本当に薄くなった( ̄▽ ̄)。
そんなPKの失敗やシュートが枠に飛ばないスアレスとは対照的に、バルサのエースでもあるメッシが落ち着いて追加点を取って見せる。
71分に、ブスケツの縦パスで裏に抜けたメッシがファン・カルロスとの1対1も制してしっかりゴールを奪った。これでメッシはハットトリックを記録し、スコアは4対1に。
この4失点目からラージョは急にバックラインの枚数を揃えて、守備に重点を置いた普通のチームの9人の戦いになった。そんなラージョにもバルサは追加点を奪った。
85分に、左サイドからのマテューのクロスにアルダが頭で合わせてバルサが5点目を記録した。アルダはバルサでの初ゴールとなった。
そのまま5対1でバルサリードのまま試合は終了した。もっと得点を奪えただろうというバルサファンの多少の不満はあったかもしれないが、しっかり勝利してアトレティコとの勝ち点差を8のままキープして、リーグ優勝に向けてしっかり1試合を消化した形となった。