15/16リーガ第33節 4/17 バルセロナVSバレンシア 試合結果
■ 目次
試合結果
バルセロナ1VSバレンシア2
得点者
25分オウンゴール(バ)
45+1分サンティ・ミナ(バ)
63分メッシ(アルバ)
選手
バルセロナ 監督ルイス・エンリケ
スタメン 4-1-2-3
GKブラボ
DFセルジ・ロベルト、ピケ、マスチェラーノ、アルバ
MFブスケツ、ラキティッチ、イニエスタ(C)
FWメッシ、スアレス、ネイマール
リザーブメンバー
シュテーゲン、バルトラ、アウベス、ドウグラス、ビダル、アドリアーノ、ムニル
選手交代
なし
欠場者
アルダ(累積)、マシップ(判断)、マテューとベルマーレンとラフィーニャとサンドロ(怪我)
バレンシア 監督パコ・アジェスタラン
4-1-4-1
GKジエゴ・アウヴェス
DFバラガン、ムスタフィ、アブデヌール、シケイラ
MFハビ・フエゴ、ロドリゴ、エンソ・ペレス、パレホ(C)、アンドレ・ゴメス
FWサンティ・ミナ
ライアン、カンセロ、アデルラン・サントス、ガヤ、ダニーロ・バルボーザ、ネグレド、パコ・アルカセル
60分サンティ・ミナ→パコ・アルカセル、74分エンソ・ペレス→カンセロ、88分ロドリゴ→ガヤ
試合詳細
バルセロナのスタメンは右SBのアウベスに代えてセルジ・ロベルトを起用したほぼベストメンバーを用意した。負傷明けとはいえビダルが起用されないとは・・・。今日のベンチメンバーを見る限り接戦なら交代枠を使う可能性も・・・な気はする。
前半、説明不可能にバルサは2点ビハインド
試合は立ち上がりからバルサがパスを回す展開で進んでいく。バレンシアは前線からプレスをせずに中盤でしっかりブロックを作って守る形をとってきた。バレンシアは4-5-1の形で中盤を厚くし、ボールを奪ったら速攻という戦い方が目に見えていた。
試合は久しぶりに前半立ち上がりからチャンスを多く作るバルサの姿があり、最近の不調をはねのけるようにバルサは前半から飛ばして試合に入っているように見えた。
4分に、左のイニエスタから走り込んだアルバに渡り左サイドをえぐって折り返す。ネイマールのシュートはブロックされ、そのこぼれ球を最後はセルジ・ロベルトがシュートするもこれもブロックされた。7分には、スアレスが裏に抜け出し切り返してファーサイドへクロス。そこに走り込んだメッシがトラップしてシュートするが、バレンシアGKジエゴ・アウヴェスがファインセーブで防いだ。9分には、右のメッシから走り込んだラキティッチ、スアレスへとダイレクトでパスが渡りスアレスもダイレクトでシュートするが枠に飛ばなかった。12分には、メッシの早いリスタートからネイマールが裏に抜けてジエゴ・アウヴェスと1対1になりループシュートを狙うが、ボールが上がり切らずにジエゴ・アウヴェスが弾き出した。
ここまでで決定機を何度か迎え、得点が入らないバルサが不思議なくらいだった。そんなバルサにバレンシアの攻撃陣も15分を過ぎる頃から牙をむき始めた。
17分にバレンシア、粘ったボールがバレンシアに渡り1本のパスでロドリゴが良い形で前を向きシュートするが、わずかに枠の外に外れた。
それでもまだまだ試合の主導権を簡単に渡さないバルサはチャンスを作り出す。
22分に、左CKからマスチェラーノがニアでそらしGKの前でスアレスがヘディングするが枠を捉えなかった。25分には、CKの守備からブラボのパントキックでカウンター。ネイマールに渡りクロスの動きでメッシに渡して強烈なミドルシュートを放つが、ジエゴ・アウヴェスにまたファインセーブで防がれた。
ここまでほぼ一方的なバルサペースの試合にも見えたが、得点を奪えないとこうなるのかと思えてしまうように、バレンシアにラッキーな形でゴールが生まれる。
25分にバレンシア、シケイラに左サイドを突破されてクロス。遅れながらもスライディングで防ごうとしたラキティッチの足に当たり、不運にもバルサゴールの方向に飛んでブラボが手で触るもゴールに吸い込まれた。まさかのオウンゴールでバレンシアが先制してスコアは0対1に。
バルサは失点したことで一気に焦るモードに入り、早く得点が欲しい姿勢が悪い方向に向かっているように見えた。攻め急ぎ攻撃は引っ掛かり悪い形でボールを失い、バレンシアの攻撃を受ける回数も増え出していた。
38分に、メッシのFKが壁に当たって跳ね返ったボールをアルバが拾い、走り込んだメッシの所にアルバがパス。メッシはヘディングでゴールを狙うが、飛び出したジエゴ・アウヴェスにセーブで防がれた。
得点が奪えずに攻めるバルサに、無情にもバレンシアの攻撃が先に得点を奪う。
45+1分にバレンシア、パスを散々まわされて右サイドから中央のパレホにパス。パレホのスルーパスを受けたサンティ・ミナがブラボとの1対1も制してバレンシアが追加点。前半でまさかの0対2に。
前半の決定機の数で言えば倍以上バルサは作ったように思えたが、まさかのスコアは0対2という2点ビハインドになった。不運なのか悪い流れなのか呪いなのか分からないが、バルサのシュートはゴールに入らずバレンシアのシュートは簡単に入るという最悪の結果の前半45分間だった。バルサは攻撃ではしっかり形を作っており、後半もこれを継続したら逆転という3点を奪う可能性はまだ残されているようにも思えた。
後半、最後までバレンシアを追い込むも痛すぎる敗戦
後半も前半と同じメンバーで両チームとも挑んだ。試合はバルサの攻勢がバレンシアを押し込む形で試合は始まる。
46分に、メッシのパスを裏で受けたスアレスが折り返してラキティッチへ。ラキティッチは左足でシュートするが枠を捉えなかった。
その後は少し中だるみの時間はあったが、55分を過ぎる頃からバルサはSBの大外の攻撃を何度も使う、サイドに何度も散らす攻撃で良い形を作った。シュートまでいかなくてもゴール前に良い形でボールを入れており、もどかしい時間が続いたがやっと反撃の1点が生まれる。
63分に、メッシが右から左へ展開。ネイマールがスルーして大外のアルバが折り返す。その折り返しに走り込んだメッシが合わせてバルサが1点返す。スコアは1対2に。
これでさらに攻撃の勢いを増したいバルサはバレンシア相手に攻めに攻めた。大外の攻撃を使いながら主に左のネイマールから攻め、得点チャンスを何度か作った。
70分に、ネイマールがドリブルで持ち込んでシュートするがジエゴ・アウヴェスがキャッチ。74分には、ラキティッチが飛び出した所にスルーパスが通り、ゴール前でシュートするがこれもジエゴ・アウヴェスがファインセーブで防ぐ。
75分からバレンシアはほぼ6-3-1で守る形に。これでバルサの大外の攻撃が防がれ、がっちりゴール前で守られることでバルサには苦しい戦いに変更された。ここからは前掛かりになったバルサの裏を突く形でバレンシアのカウンターも何度かあり、お互いにチャンスが生まれそうになる時間が続いた。
84分に、ラキティッチのクロスのこぼれ球をネイマールがゴール前からシュートするが、バレンシアDF陣に当たってゴールから外れた。
86分にバレンシア、速攻からパコ・アルカセルがクロスを合わせるだけだったがミスしてくれて助かった。
こういう相手の決定機のミスの後に自分達のゴールありという言葉が脳裏によぎり、その言葉通りバルサは最後に決定的なチャンスを掴んだ。
89分に、イニエスタのクロスがファーサイドのピケに渡り、胸トラップからフリーでシュートするが枠を外してゴールならず。ここがDFのピケではなくスアレスだったらな~とも思ってしまったのは自分だけか((+_+))
思った以上に短いアディショナルタイムも過ぎ去り、本当に無情に試合終了の笛が鳴った。バルサは1対2でカンプノウでバレンシアに敗戦し、リーグ戦では3連敗と4戦勝ちなしという状態に。ライバルチームはしっかり勝利し、これでアトレティコとは勝ち点で並ばれレアルとは勝ち点差1に。バルサは本当に残り5試合が全く失敗できないリーガの戦いとなってしまった。