15/16リーガ第18節 1/2 エスパニョールVSバルセロナ 試合結果
■ 目次
試合結果
エスパニョール0VSバルセロナ0
得点者なし
選手
バルセロナ 監督ルイス・エンリケ
スタメン 4-1-2-3
GKブラボ
DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ
MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ(C)
FWメッシー、スアレス、ネイマール
リザーブメンバー
シュテーゲン、バルトラ、マテュー、アドリアーノ、セルジ・ロベルト、サンドロ、ムニル
選手交代
71分ラキティッチ→セルジ・ロベルト
欠場者
マシップとベルマーレンとドウグラス(判断)、ラフィーニャ(怪我)、ビダルとアルダ(制裁)
エスパニョール 監督コンスタンティン・ガルカ
4-2-3-1
GKパウ・ロペス
DFハビ・ロペス(C)、アルバロ・ゴンサレス、ロコ、ビクトル・アルバレス
MFジョルダン、ディオプ、エルナン・ペレス、アセンシオ、ブルギ
FWカイセド
バルディ、ロぺル、ドゥアルテ、ライージョ、サルバ・セビージャ、アブラアム、ジェラール・モレーノ
59分ブルギ→ジェラール・モレーノ、79分ジョルダン→アブラアム
試合詳細
バルセロナのスタメンはベストメンバーの鉄板メンバーを送り込んだ。ルイス・エンリケのこの試合への本気度が分かるメンバーである。
前半、ダービーらしくタフな45分間でバルサは苦しんだ
試合立ち上がりからエスパニョールは高い位置からプレスをかけてきた。バルサに簡単にビルドアップさせない為に圧力をかけ、開始から5分間はバルサの陣地でほとんど試合は進んでいた。
5分ぐらいを過ぎた頃からバルサも少しずつエスパニョール陣内で試合を進めることに成功する。そして、時間と共にバルサが徐々に相手陣内でのプレー時間が長くなっていた。
8分に、アウベスの縦パスからスアレスが右サイドを抜け出してクロス。大外からアルバが攻め上がりボールをゴールに押し込むだけだったが、前にいた選手がボールと変に被って、アルバはミートできなかった。
5分から20分ぐらいまではバルサも良い形の攻撃が何回か出てはいたが、シュートチャンスは8分の1回だけだった。20分を過ぎる頃からまた、エスパニョールのプレスと前への推進力でバルサは苦労する時間が出てきた。
25分にエスパニョール、左CKをニアのアルバロ・ゴンサレスが頭でかすめて、ゴールへ嫌な形で向かってきた。これにブラボが反応して弾き、そのボールをゴール前でピケが何とかクリアしてバルサは守りきった。
35分ぐらいからはバルサのプレスも何度かはまり、良い形でボールを奪い返しメッシのドリブルの機会も何度かあった。バックラインから対角線のロングボールも目立ち、バルサはエスパニョールをどうにか崩そうとしていた。
35分に、メッシが倒されて得たFKをメッシ自身が蹴り、エスパニョールGKパウ・ロペスの逆を突きゴールと思われたが、クロスバーに直撃してゴールにならなかった。
前半ラスト5分間はバルサも中盤で少しパスをつなげるようになったが、試合開始から集中していたエスパニョールを前半で崩せなかった。
前半はダービーらしく球際で激しいシーンや選手のいざこざも少しあったが、どちらも決定的なシーンは少なかった。バルセロナは多少競り合いで負けていた感じはしたが、エスパニョールの集中力と飛ばし気味のプレーとアウェイと言うこともあり、仕方ないという感じだった。
後半、エスパニョールの足は止まらず、バルサも崩せず試合は終了
後半は両チームとも選手交代はなく、前半と同じメンバーで後半に挑んだ。試合の入り方も前半同様に両チームとも変わらなかったが、後半はバルサのパス回しがエスパニョールのプレスをかわして始まる。
47分に、スアレスがポストプレーのパスを1人で局面打開し左サイドをえぐって中へパス。このパスは相手に引っかかるも後方から走り込んだネイマールが押し込もうとするが、エスパニョールDF陣のブロックにあってゴールにならなかった。50分に、狭い所をパスを通してエスパニョールゴール前に侵入し、引っかかったボールをメッシが拾いシュートするが、またもエスパニョールDF陣にブロックされた。
51分にエスパニョール、エルナン・ペレスが右サイドをドリブル突破して最後は中央に切れ込んで左足のシュートを放つが、これは枠を捉えなかった。
まだまだバルサペースでこの時間帯は進んでおり、この試合最高の決定機をバルサは迎えた。
54分に、ラキティッチの浮かした裏へのボールにスアレスがラインぎりぎりで反応。パウ・ロペスを抜き、戻ってきたエスパニョールDFもキックフェイントでかわしてゴールに蹴り込むだけだったが、角度が厳しいのもあってポストに当ててしまい決定機を逃してしまった。
63分には、左サイドからネイマールが中央にドリブル突破して右のメッシにパス。メッシが左足でシュートするも、パウ・ロペスの正面に飛んでキャッチされた。
プレスがかからずズルズル下げられていたエスパニョールだったが、60分付近から何故か足と前への圧力が復活する。それに対してバルサもビルドアップから良いパスを送れず、チャンスをなかなか作れない展開になっていた。
気付けば時間が刻一刻と過ぎていくだけで、後半立ち上がり10分で得たそろそろ得点が入るという感覚からお祈りモードになる感じになり、エスパニョールの時間を意識したマリーシアもあり試合は終了に迫っていた。
試合終盤にメッシのFKの惜しいのがあったが、このまま試合はスコアレスドローで終了した。サッカーの試合と見れば球際やプレスやバルサの上手さが要所要所に見れた激しい試合であったが、バルサから見たら最後はほとんど見せ場なく試合は終了したイメージが強い試合であった。年明けの1発目の試合が引き分けで始まりもやっとした感じであり、2016年のバルセロナは悔しい思いでスタートした。