15/16CLラウンド16 2nd 3/16 バルセロナVSアーセナル 試合結果

試合結果

バルセロナ3VSアーセナル1

得点者

18分ネイマール(スアレス)

50分エルネニー(ア)

64分スアレス(アウベス)

88分メッシ

選手

バルセロナ  監督ルイス・エンリケ

スタメン  4-1-2-3

GKシュテーゲン

DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ

MFブスケツ、ラキティッチ、イニエスタ(C)

FWメッシ、スアレス、ネイマール

リザーブメンバー

ブラボ、バルトラ、ベルマーレン、ビダル、セルジ・ロベルト、アルダ、ムニル

選手交代

72分イニエスタ→セルジ・ロベルト、76分ラキティッチ→アルダ

欠場者

ピケ(累積)、マシップとドウグラスとアドリアーノ(判断)、ラフィーニャとサンドロ(怪我)

 

アーセナル  監督アーセン・ヴェンゲル

4-2-3-1

GKオスピナ

DFベジェリン、コシールニー(C)、ガブリエウ、モンレアル

MFエルネニー、フラミニ、アレクシス・サンチェス、エジル、イゥオビ

FWウェルベック

メイシー、メルテザッカー、ギブス、コクラン、ジョエル・キャンベル、ウォルコット、ジルー

44分フラミニ→コクラン、72分イゥオビ→ジルー、72分ウェルベック→ウォルコット

試合詳細

バルセロナのスタメンはピケの累積の所にマテューが入り、大方の予想通りの現状のベストメンバーを揃えた。対するアーセナルはいつもとメンバーが違う気がするが、スピード重視のメンバーな気もする。

前半、オープンな試合で危なっかしいながらも1点リード

試合はお互いに前から行くという面白い試合となった。アーセナルは高い位置からプレスをかけ、ボールをひっかけて攻撃して得点を奪おうという戦いの意図がとても見られた。プレスを突破されてもダッシュで戻ってくるのは7人で、バルサが嫌う4枚と3枚の守備ブロックで中央を固めた布陣で守ってきた。守備の時間が長くなればサンチェスやエジルが下がってチーム全体で守備をするが、カウンター時に余力を残すという意味でもとてもアーセナルは攻撃的に戦ってきた。

対するバルサも試合開始から高い位置で積極的にプレスをかけ、やる気満々の姿勢で試合に挑んだ。実力的にバルサが圧倒するとも思われた試合だがとても拮抗した試合となった。バルサはアーセナルの速攻含めブスケツの横を通されるパスを何度も通され、何度もラインを下げながらの下がった守備をさせられた。バルサはボールキープで試合を完全に落ち着かせた時間帯も短く、両チームともに得点の匂いを感じさせるという意外にも面白い試合となった。初めにシュートを放ったのはアーセナルだった。

9分にアーセナル、ブスケツがボールを奪われてエジルがボールを運んでミドルシュートするが枠を捉えなかった。14分には、エルネニーもミドルシュートを放つが枠を捉えなかった。

ここまで何度か良い形の攻撃は見せていたバルサがやっとシュートまでもっていく。

16分に、ネイマールの1本の長いパスからメッシが裏で受けてアーセナルGKオスピナと1対1になるが、シュートはオスピナにファインセーブされた。それで得たCKからマテューがフリーでヘディングシュートするも、これは枠を捉えなかった。

この連続シュートでカンプノウのスタジアムは盛り上がり、この試合初めてバルサの良い時間帯になりそうな矢先にバルサがこの試合で先制点を奪う。

18分に、スアレスのパスを受けてオスピナと1対1になったネイマールが、左足でニアサイドに転がしてゴールを沈めた。これでトータルスコアはバルサリードの3対0に。

先制点を奪ったバルサだったが試合を落ち着かせれずに、攻撃的なアーセナルの速攻含めた攻撃に手を焼いた。

25分にアーセナル、ショートコーナーからフラミニがミドルシュートを放つが、これも枠を捉えなかった。

29分に、アルバが飛び出して折り返してネイマールがミドルシュートを放つがオスピナにキャッチされた。

試合はMSNのカウンター含めてバルサに追加点が生まれてもおかしくない状況が何度もあったが、シュートまで持っていけずに追加点を奪えない。その逆にアーセナルは何度もシュートまで持ってきた。

37分には、クロスボールからイゥオビがシュートを放つが、これも枠を捉えない。39分には、ベジェリンのクロスをサンチェスがフリーでヘッドするもわずかに枠を外れた。このサンチェスのヘッドがアーセナルの前半の最大の決定機であった。

前半は打ち合いな試合ながらもバルサが決定力の違いを見せつけ、1点リードで終えた。前半を見てアーセナルが思った以上に強いチームだと感じたバルサファンも多かったはず。

 

後半、決定力の違いでバルサが勝利してベスト8進出を決めた

ハーフタイムに両チームとも交代枠は使わなかった。後半はアーセナルの攻勢にバルサが押し込まれる形で始まる。バルサ陣手地で試合は進み、その流れのままアーセナルが1点返す。

50分にアーセナル、バルサのビルドアップのボールを奪ってサンチェスの折り返しを、エルネニーが豪快なミドルシュートをバルサゴールに叩きこんでアーセナルが1点返す。これでトータルスコアは3対1に。

この失点でカンプノウに詰めかけたバルサファンからも大きな声援が送られた。さすがにこの状況ならまずいと思ったのだろう。そしてその声援もあってここからバルサが盛り返した。

55分に、ネイマールとのワンツーからメッシがPA内に侵入してシュートするが、オスピナにファインセーブされてゴールならず。

57分にアーセナル、オスピナのパントキックのボールをマテューが後ろにそらしてしまいピンチになるが、マスチェラーノがスライディングでカバーしてことなきを得た。

60分に、ネイマールの頭の落としからメッシが強烈なシュートを放つが枠を捉えなかった。

1対1になってからさすがにバルサ側にも緊張が走っていたが、その緊張を解き放つ勝ち越しゴールがバルサに生まれる。

64分に、ネイマールが右に展開してアウベスのクロスをスアレスがジャンピングボレーで合わせて、スアレスのゴラッソのゴールでバルサがこの試合勝ち越す。これでトータルスコアは4対1に。

バルサが勝ち越しても試合としてはほとんど落ち着かず、そこからも両チームともに得点のチャンスが訪れる。

74分に、セルジ・ロベルトのパスをファーで受けたスアレスがダイレクトで落とし、走り込んだラキティッチが強烈なミドルシュートを放つが枠を捉えなかった。

79分にアーセナル、サンチェスのFKをシュテーゲンが横っ飛びで弾き、そのこぼれ球のシュートもシュテーゲンが片手で弾いてバルサゴールを守った。

81分に、CKからネイマールの直線的なキックをブスケツが頭で合わせるが、わずかに枠を外れてしまう。

86分にアーセナル、ウォルコットが裏に抜け出して角度のない所からシュートするも、シュテーゲンが飛び出してコースを切り防いだ。

シーソーのように交互にチャンスが訪れていた試合に終止符を打つように、最後はバルサのエースでもあるメッシがゴールを決めて試合を完全に終わらせた。

88分に、ネイマールのパスがひっかけられたこぼれ球をメッシが拾いPA内に侵入。最後は左足でループシュートを放ちゴールを沈めた。この試合では3対1となり、トータルスコアは5対1となった。

そして試合終了の笛は鳴り、バルサがチャンピオンズリーグでベスト8進出をしっかり決めた。危なっかしい試合だったが最後は見事に勝利して、38試合無敗記録もしっかり継続させた。改めてアーセナルが強いチームと感じさせられた試合だったが、その反面ストライカー不足も強く感じた部分もあった。

 
 

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