16/17リーガ第19節 1/22 エイバルVSバルセロナ 試合結果・評価

選手

バルセロナ

監督ルイス・エンリケ 4-1-2-3

GKシュテーゲン

DFセルジ・ロベルト、ウムティティ、マテュー、アルバ

MFブスケツ、ラキティッチ、アルダ

FWメッシ(C)、スアレス、ネイマール

リザーブメンバー

シレッセン、ピケ、ディニェ、ビダル、アンドレ・ゴメス、デニス・スアレス、パコ・アルカセル

選手交代

10分ブスケツ→デニス・スアレス、64分セルジ・ロベルト→ビダル、75分スアレス→パコ・アルカセル

欠場者

マスチェラーノ(累積)、ラフィーニャ、イニエスタ(怪我)、マシップ(判断)

 

エイバル

監督ホセ・ルイス・メンディリバル 4-2-3-1

GKヨエル

DFカパ、マウロ・ドス・サントス、ルジューヌ、ルナ

MFエスカランテ、ダニ・ガルシア(C)、ペドロ・レオン、アドリアン・ゴンサレス、乾貴士

FWセルジ・エンリク

アレイティオ、ガルベス、リベラ、ルベン・ペーニャ、フラン・リコ、ベベ、ナノ

74分アドリアン・ゴンサレス→フラン・リコ、77分乾貴士→ルベン・ペーニャ、81分ルナ→リベラ

 

試合結果

エイバル0VSバルセロナ4

得点者

31分デニス・スアレス

50分メッシ(スアレス)

68分スアレス

90+1分ネイマール(ビダル)

 

試合支配率

※赤色は完全なバルセロナ、オレンジ色は少しバルセロナ、白色は互角、灰色は少しエイバル、黒色は完全なエイバル

・バルセロナ10分、エイバル5分、互角75分

 

試合の簡単な流れ

前半

エイバルは試合開始と同時に、バルセロナに対して全力を注いで前から強烈にプレスで圧力をかけてきた。

そんなエイバルに対してバルセロナはビルドアップで苦しめられ、試合序盤はエイバルの浅いラインの裏を狙うパスを何度も見せた。

試合序盤も過ぎて少し落ち着いたと感じられた8分に、ブスケツが足首の負傷で担架に運ばれ交代を余儀なくされた。代わりに入ったのはデニス・スアレスで、ラキティッチがアンカーに下がった。

その後もエイバルの前からの強烈なプレスと、芝の悪いコンディションもあってバルサのパスは思うようにつながらない。

エイバルの20分付近の良い時間帯も耐えしのいだバルセロナは、30分にデニス・スアレスがミドルシュートを叩きこんで先制。

バルサが先制したことでエイバルのプレスは気落ちし少し弱まり、そこからは時間と共に徐々にバルサペースとなっていった。

追加点のチャンスが数度訪れたバルセロナだったが決めきれず、1対0のリードで前半の45分間を折り返した。

 

後半

後半になってもう一度気を引き締め直してエイバルは挑んできた。バルセロナはそんなエイバルをあざ笑うかのように50分に、メッシがスアレスとの大きいワンツーで追加点を決めて2対0。

その後はイーブンの試合展開だったが、68分にスアレスが相手DFからボールを奪い取って追加点を決めてここで勝負あり。

3点リードでギアを落としたバルサは、残り時間多少流しながら試合を進めた。試合終了間際にネイマールが流れの中から久しぶりとなる得点も決め、終わってみればMSN揃い踏みの4対0と、バルセロナが大勝を収めた試合となった。

 

試合での問題点

前半の25分ぐらいまでエイバルが飛ばしてきたこともあり、バルセロナはビルドアップでとても苦しめられた。中盤の位置で何度もボールロストし、もっと攻撃力のあるチームならあの時間帯までに失点して、試合の流れを持っていかれた可能性もあった。ビルドアップが悪い時に相手のペースが落ちるのを待つのではなく、自分達から少しでも変化をつけて安定したビルドアップをしたい。

今日は最終ラインにマテューが入ってピケ不在もあって、最終ラインがガタついていることが多かった。最後のシュートの所では必死に体を寄せてコースは限定したが、何度か普通にはね返せそうなシーンでも危ないシーンが作られた。今日の組み合わせならウムティティが声をかけて最終ラインをコントロールしなければいけなかった。

 

試合での良好点

前半の30分にデニスのミドルで先制し、後半立ち上がりにも追加点を決めたりと効果的にバルセロナは得点を奪えた。しっかりと追加点を奪って最後は4得点までスコアを伸ばした。チャンス全てはどうしても決めれず2点目が決まるまではハラハラしたが、試合の途中で勝利をほぼ手中に収めた。

アウェイの試合なのにCBコンビやアルダの中盤起用など試験的な起用にも感じたが、ルイス・エンリケ采配がズバリ当たった試合となった。チームは無失点でしっかり勝利を収めた。ブスケツ負傷時もゴメス投入と思ったがデニスを選択し、そのデニスが貴重な先制点を決めた。結果論なので采配を誉めるのはセコイのだが、ルイス・エンリケの采配が当たったというよりもチームが勢いに乗ってきており、全てを取り巻く環境が良い方向に進んでいる兆候だと信じたい。

 

選手評価・採点

※()の中の数字は選手評価点。6が平均で1が悪く10が最高点。★はMVPの選手。

GKシュテーゲン(7)

今日のシュテーゲンはセービングでチームを救った。数回ビッグセーブを見せ、チームの無失点に安定したセービングで大きく貢献した。足元のプレーも落ち着いてサイドに蹴り込んだりと質の高いプレーを見せ、文句なしのパフォーマンスとなった。

DFセルジ・ロベルト(7)

右サイドで安定したプレーを見せ、長い距離を走って攻撃参加とチームの勝利に貢献した。交代後の右足首のテーピングを外しているのは気になる所で、これからは少しでもセルジ・ロベルトを休ませる試合展開にしたい。

DFウムティティ(7)

右CBに入り試合立ち上がこそビルドアップで苦労したが、それ以降は安定したパフォーマスンを見せた。もっとラインコントロールなどコーチングして良い存在で、自分だけが高いラインに上げようとするシーンも見られた。いぶし銀並の安定したプレーを見せ、ウムティティがスタメン出場するとバルサ無敗記録とともに、リーガでは連勝記録が続けば。

DFマテュー(6)

相変わらずマテューらしくポジショニングはアバウトだが最後の所はしっかりと守った。久しぶりのスタメン起用だったがしっかりとプレーしており、怪我からの完全復活と見て良さそうだ。

DFアルバ(7)

守備では左サイドでペドロ・レオンをほぼ封じ込め、攻撃では何度か良い裏への飛び出しを見せた。試合終了間際に左膝を押さえながら倒れた時は心配したが、一応負傷という最悪の事態は免れたっぽい。

MFブスケツ(6)

イニエスタに続いて中盤の心臓のブスケツの負傷は、本当にバルセロナにとって痛い。足首の靭帯の捻挫らしく、少しでも良い検査結果が出てくれることをただただ願う((+_+))。怪我の重度によるが、大体3週間ぐらいは覚悟しておいた方が良いかも。

MFラキティッチ(7)

ブスケツ負傷後は急遽だったがアンカーでプレーし、安定したプレーを見せた。攻撃ではしっかりとパスを散らし、守備ではポジショニングに気を遣いながらボールを奪える時はタックルでボールを奪った。ゴメスのアンカーもいいが、守備や安心感を考えるとラキティッチのアンカーも良いと思わせる活躍を見せた。

MFアルダ(7)

中盤でのプレーとなったが、今日はとても良いパフォーマスを見せた。攻撃ではゴール前に侵入したり、ボールキープなどでアルダらしさを見せた。守備でもタックルでボールを奪ったり危険な所へ戻っての守備など、中盤の選手としての守備が出来ていた。

FWメッシ(8)

イニエスタとブスケツ不在で不安があったが、中央や右寄りで圧倒的なボールキープの技術を見せて違いを見せつけた。メッシだけほとんどボールロストしていない感じで、質の高いプレーを継続して見せ、チームの2点目も決めた。

FWスアレス(8)★

エイバルの浅いラインの裏を何度も狙い、1得点1アシストと活躍した。バルサが自陣でプレーをさせられると前線で孤立して出番は少なくなるが、攻撃出来る時にスアレスは多くプレーに絡んだ。守備でもハードワークして自分でボールを奪って得点を決めたりと、チームへの献身性も良かった。

FWネイマール(7)

ボールに多く絡み攻撃の起点となったのは良かったが、少し雑なパスなどボールが多く相手に引っ掛かるのは気になる。それでも流れの中から久しぶりに得点を決め、ネイマールは体もキレていることから手の付けれない存在になって欲しい。目の前でのボールロスト後はしっかり守備も忘れずによろしくお願いします<(_ _)>

MFデニス・スアレス(6)

ブスケツ負傷で急遽の出場となり準備不足もあってか、流れの中でそこまで良いプレーをしたわけではなかった。それでも先制点となる貴重なミドルシュートを決め、バルサの大勝のキッカケを作ったのデニスだった。

DFビダル(6)

自陣でのプレーも多い試合でのビダルの出場はある意味少しテストな意味もあったと思うが、それなりに無難にこなした。守備では寄せの甘さもあったが、最終ラインに入ってしっかり守備をしていた。攻撃ではアシストを決め、自分の長所を再度アピール成功した。

FWパコ・アルカセル(6)

約15分間の出場で、もう少し攻撃時にボールに絡むプレーをしてほしいというのが本音。最後はネイマールに得点を譲るスルーを見せたが、あそこは別にシュートしても誰も文句なかったのでシュートで得点を決めてほしかった。もう少し接戦など緊迫ある試合で試してみても良いのかもしれない。

 

最後に一言

前回の試合に続いて今日はブスケツの負傷が悪いニュースとなった。それ以外はほとんど良い出来事で終えれた試合とはなった。

ローテしながらも無失点で試合に勝利出来、途中交代で主力選手も休ませた。この試合で3試合連続の無失点勝利となり、守備も良くなってきている。ネイマールのゴールの感覚も取り戻せた感があり、チームの勢いは加速している。

まずは次の試合の国王杯で、ソシエダを破りベスト4入りをするための勝利することが目標となり、怪我人は出ているが今のチームの勢いなら心配はなさそうだ。

 
 

コメントを残す

このページの先頭へ