16/17リーガ第20節 1/29 ベティス対バルセロナ 試合結果・評価

選手

バルセロナ

監督ルイス・エンリケ 4-1-2-3

GKシュテーゲン

DFビダル、ピケ、マテュー、ディニェ

MFラキティッチ、デニス・スアレス、アルダ

FWメッシ(C)、スアレス、ネイマール

リザーブメンバー

シレッセン、ウムティティ、マスチェラーノ、セルジ・ロベルト、アルバ、アンドレ・ゴメス、パコ・アルカセル

選手交代

59分デニス・スアレス→アンドレ・ゴメス、67分アルダ→セルジ・ロベルト、67分ディニェ→アルバ

欠場者

ブスケツ、イニエスタ、ラフィーニャ(怪我)、マシップ(判断)

 

ベティス

監督ヴィクトル・サンチェス 5-3-2

GKアダン(C)

DFピッチーニ、マンディ、ペッツェッラ、トシュカ、ドゥルミシ

MFパルド、ダニ・セバージョス、ペトロス

FWアレグリーア、ルベン・カストロ

ダニ・ヒメーネス、ラファ・ナバーロ、アレックス・マルティネス、ブルーノ・ゴンサレス、ドンク、ナウエル、ゾズーリャ

69分パルド→ドンク、85分アレグリーア→ナウエル、85分ペトロス→ラファ・ナバーロ

 

試合結果

ベティス1VSバルセロナ1

得点者

74分アレグリーア[ベ]

90分スアレス(メッシ)

 

試合支配率

※赤色は完全なバルセロナ、オレンジ色は少しバルセロナ、白色は互角、灰色は少しベティス、黒色は完全なベティス

・バルセロナ20分、ベティス35分、互角35分

 

試合の簡単な流れ

前半

試合はまずバルセロナがボールを支配して進んだ。10分付近までは、中盤で数的優位を作るバルサが何度もボールを前に運んで攻撃した。

しかし10分以降はベティスの運動量とプレスに苦労しみ、バルセロナは敵陣地にボールを運べるシーンは減ってくる。

ローテーションで何人か入れ替えているバルサだったが、激しいソシエダ戦後の中2日ということもあってか、チーム全体の動きがとても鈍かった。

10分以降は少しベティスペースで進んでいたが、バルサも35分付近になって少し反撃。

お互い決定機が1度ほどしかない前半となった。バルサ側から見たらただただ体が重い中、45分間を耐えたという感じの前半を過ごした。

 

後半

後半立ち上がりこそイーブンな試合だったが、すぐさまベティスの圧力によってベティスペースの試合となった

バルサの反撃はなく自陣から脱出も出来ず、ひたすらベティスの攻撃を受けたバルセロナ。ルイス・エンリケも途中で4-2-3-1にシステム変更したが、ベティスの勢いは止めれなかった。

ポストやバーが失点を2度救ってくれたが、74分にCKからシュテーゲンのパンチングが弱くなったこぼれ球をアレグリーアに決められた。

試合の流れから考えるに、この時点で敗戦の宣告を言い渡されたようなショック感のある失点だった。

しかしベティスは先制点を奪ったことで下がって守ることを選択し、足も止まり出していることもありバルサがここから攻勢を見せる。

バルサは幻のゴールがあるなどベティスのゴール前に何度も攻め込み、90分にメッシのスルーパスからスアレスが得点を決めて何とか同点に追いついた。

最後の最後に引き分けには持ち込めたが、勝たなければいけなかった試合での引き分けとなった。

今日はベティスの頑張りも光る試合だったが、それ以上にバルサの選手達の出来が悪すぎた試合だった。選手達は能力の3割減ぐらいで戦い、ダブルヘッダーの2試合目とも思えるぐらい足が動かなかった。

 

試合での問題点

今日の試合の問題点の総括は選手のコンディションが悪すぎた。体が重く足が動かず、守備では攻守の切り替えがとても鈍く戻りきれていないシーンが見られ、囲い込みも出来なかった。攻撃ではサポートも少なくパス&ムーブもほとんどなく、パススピードも全く上がらなかった。原因は中2日の試合、現地時間昼12時の試合など色々考えられるが、この選手のパフォーマンスなら試合が始まってしまえばルイス・エンリケが出来ることはほとんどなかった。これならもっと主力選手を休ませて、試合に出ていないメンバーやバルサBの選手達で戦ったがマシとも思える試合内容だった。次の試合のアトレティコ戦は中2日でアウェイの試合ということもあり、さらなる地獄が待っているのかもしれない。

 

試合での良好点

最後の最後に維持と根性だけで同点に追いついたのは良かった。この勝ち点1がシーズンの最後に活きると信じたい。今日は試合内容で褒めるようなところはなかった。

 

選手評価・採点

※()の中の数字は選手評価点。6が平均で1が悪く10が最高点。★はMVPの選手。

GKシュテーゲン(5)

失点シーンでのパンチングが悔やまれる。相手の選手が前にいたが、はねのけてでももっと前に出て強くパンチングしなければいけなかった。一度キックフェイントでも危ないシーンがあり、他では安定していただけに、GKは1つのミスでブツブツ言われてしまうもの。それでも前半戦よりパフォーマンスは安定してきている。

DFビダル(6)

攻撃で何度か抜け出しそうなシーンがあったが、抜け出せたシーンはラスト15分間だけだった。守備ではまだ寄せの甘さがあるものの、一時期より相当マシになっており起用可能ギリギリという感じ。前半戦休んでいただけに、シーズン後半戦での成長と活躍に期待。

DFピケ(6)

ルベン・カストロに終始手を焼いたが、ハイボールやコースに入るなど最後の所では守った。ビルドアップでもパスコースがなく苦しめられたが、悪いボールロスト自体はほとんどなかった。

DFマテュー(6)

マテュー自身が悪いというのはなく、守備ではしっかりカバーリングが出来ており、最後はシュートコースに入ったりと守っていた。ビルドアップでは苦しめられたが、悪いパスミスは少なかった。

DFディニェ(5)

何度か悪いボールロストがあり、低い位置での軽いプレーが問題となった。攻守においてベティスに狙われている感があり、今日はバルサの左サイドで後手に回った。

MFラキティッチ(5)

ラキティッチらしくないパスミスが何度もあり、今日はアンカーで良い仕事は出来なかった。ラスト15分間は良かったが、全体的にベティスの勢いをほとんど止めれなかった。

MFデニス・スアレス(5)

持ち前の運動量はそこまで出ず、右サイドでビダルと2人だけの関係となりパス回しにも苦労した。チームの出来の悪さにのまれた選手となってしまった。

MFアルダ(4)

今日のアルダは運動量がなく足が止まっており、ボールコントロールもおぼつかずアルダらしさはなかった。ハーフタイムで交代でもおかしくないパフォーマスで、相当出来が悪かった。

FWメッシ(6)★

ほぼほぼ歩いており、中央に人数をかけているベティスに対してボールを受けれず、メッシの中央起用はほぼ効果をなさなかった。それでもボールを受ければ1人だけ精度の高いプレーを見せ、最後はアシストも決めた。もっとボールを受ける動き出しを見せてほしかった。

FWスアレス(6)

ほぼ前線で孤立してボールに関与できず、ベティスが5バックということもありスペースもなく、スアレスの良さはほぼ出なかった。それでも最後に同点ゴールを決め、勝負強さを見せた。

FWネイマール(6)

ボールを受けても効果的なプレーは少なく、中央にドリブルして引っかかるシーンも少なくなかった。それでも試合終盤はネイマールのドリブルから攻撃がほぼ始まり、攻撃の起点とはなっていた。

MFアンドレ・ゴメス(5)

アンカーの位置に入ったがベティスの流れを止めれず、攻守において試合の流れに飲み込まれた形となった。試合終盤は1度ミドルシュートを放っており、あの積極的な姿勢は良かった。

DFセルジ・ロベルト(6)

アルバとのダブル投入でも試合の流れは引き寄せられなかったが、セルジ・ロベルト投入後は何度か右サイドから攻撃も出来た。

DFアルバ(6)

何度か裏を取る機会があり、ラスト15分間はアルバが左サイドにいてくれたことは効果的となった。

 

最後に一言

今日の試合は1シーズンに1度起きる事故のような試合だと思いたい。試合内容という前に選手があれだけコンディションが悪いと何もできないのは当然のような試合だった。

連戦の日程で中盤の選手に怪我人が出ていることもあり、中盤の選手は軒並み動きが鈍かった。もちろん試合に出続けているMSNも鈍かった。

まず今日の試合は忘れよう( `ー´)ノ。選手達が中2日で回復するかは謎だが、次の国王杯のアトレティコ戦でのリアクションに期待したい。

選手の出来やバルサの試合内容はバルサファンをイライラさせたが、WOWOWメンバーズオンデマンドが何度も止まるのもイライラ。マジ改善よろしくお願いします<(_ _)>

 
 

3 Responses to “16/17リーガ第20節 1/29 ベティス対バルセロナ 試合結果・評価”

  1. メシコシ より:

    ベティスの勢いを全く受け流せず、苦しい試合でしたね。
    意図的にマチューに持たせて、左サイドで嵌めるという意図があったように思います。
    エンリケへの不満の一つに、アウェイでそんなターンオーバーする?的なとこがありますが、好調ベティスとイニブス不在、過密日程、明確な誤審、と勝ち点を落とすのも無理もないような状況だったので、切り替えていくしかないですね。
    そして、ダニセバージョス。
    シャビのように低速ドリブルでターンしまくりで、あれで20歳って落ち着きすぎですね。
    パスレンジとかはまだ不明ですけど、あのボールタッチは少なくとも凡人のそれでは無かったです。
    スペインは才能の宝庫ですね。

  2. レト より:

    過去4試合での好調ぶりも吹き飛ぶほど酷い試合でした。
    速攻に味をしめたのかコンディションの影響かはわかりませんが、雑なプレーが多すぎます。
    前線が全く競り合いに参加しなかったのも苦戦の原因でしょう。

    ネイマールは相変わらず自分勝手なプレーが目立ちますね。
    ゴールから遠ざかっているのも決して偶然ではないと思います。

    今回の試合はチームの自信だけでなく控えへの信頼など様々なものが揺らぐ原因になりかねません。
    バルサにはイニエスタ以外に試合を落ち着かせられる選手はいないのでしょうか。

  3. リーガファン より:

    自陣内でのボールロストが多すぎて怒りを通り越して悲しくなりました

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